朝の段階で半開き。
午前中には開花してました。
ゼフィランサス・シトリナ。
和名はキバナサフランモドキ。
カリナタ(ピンク)はサフランモドキ。
同じ種類で、花弁が黄色いのでキバナサフランモドキ。
この2つだけ見ると、この名は不思議ではない。
しかし、一方で白い花はゼフィランサン・カンジダ。
和名はタマスダレです。
カリナタ(サフランモドキ)が日本に渡来したのは江戸末期の1845年ごろ。
カンジダ(タマスダレ)は1870年ごろに渡来したので、順序的には
タマスダレをシロハナサフランモドキにしても良さそうに思えるが、
そもそもサフランモドキは当初「サフラン」と誤認されていたそうで、
サフランではないとわかったのは明治の初め。
和名もそれから「モドキ」が付いたものと思われる。
ということは命名当時、毒のあるタマスダレと、薬用のサフランとは別物と
認識されていたかもしれない。
とすれば、そういう名づけになってもしょうがない。
また同じヒガンバナ科の別の「属」にキバナタマスダレ(ステルンベルギア・ルテア)と言う
キバナサフランモドキに酷似した花もあり混乱を助長する。
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おまけ
鉢を一つ空けるために枯れてしまったバラを抜き、同じ鉢に生えていたタマスダレも抜いた。
ところがこれが一つの塊のように絡み合っており、ばらばらにして洗い、
根を切って保管することにした。
葉(茎?)が撮れてしまったものも含め、108個あった。
ちなみにタマスダレの球根は、根を切って保存していたことは過去にも経験あり、
また土に植えてやると元気に育つ。
余談だが、
カンジダ(candida)、カリナタ(carinata)、シトリナ(citrina)の
3つとも英語表記は「C」で始まる。
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