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キャッシュカード、クレジットカードは交換しません

2020-01-12 15:41:56 | 手続き
某局で「私は騙されない」と題して特殊詐欺の手口を紹介するコーナーがある。

最近の流行りは「あなたのカードが不正利用されている」とか「あなたの口座が不正利用されている」
ついては「カードを交換する必要があり、今から職員が取りに行く」というもの。

電話の主が「警察」だったり「信用協会」だったり「銀行協会」だったり、ありそうな名称、
場合によっては実在する団体名を名乗るので、つい信用してきた人にカードを渡してしまうようだ。

この対策として件の放送では「何とか協会の職員」「警察官」などが「カードを預かることはありません」
「おかしいと思ったら関係機関に連絡して確認すること」だそうだ。

しかし、私の過去の経験から言うとそういうまどろっこしてことではなく、確認するまでもなく、
そもそも「キャッシュカード」や「クレジットカード」は交換はしない。

カードが盗まれたとか、明らかに不正利用されたなどなどで、カードが停止されることはある。
そのカードは基本もう使えない。

その場合、カードは再発行されるが、交換はしない。

ではどうするか。

新しいカードがもらえるだけ。

同じ番号のカードでも内部には再発行かどうかわかる仕掛けになっており、カードが再発行されると
システム的に前のカードが使えなくなるようになっている。

例えば「キャッシュカードをなくした」と銀行に連絡するとしよう。
「現在のカードを無効にして再発行します」と言われるはずだ。

場合によっては再発行に金がかかるらしいが、ともかく新しいカードが来る。
そしてもし古いカードが出てきたりすればどうするのかと言えば、「はさみで切って捨てる」

でてきても以前通りには使えないのだが、中身を改ざんするなどして悪用される恐れはある。
ともかく「本物のカード」であることに変わりはない。

仮に落としたカードが犯罪グループの手に渡れば危険。
ATMの前で白いカードを何枚も持っていた引き出し役の男が逮捕された事例はあるが、
白い無地のカードでなく本物のカードだったら見破れなかったかもしれない。

クレジットカードもしかり。
再発行の場合、カード番号で何回目の再発行かわかる仕掛けだったような記憶があるが、
番号は変わらなくても、内部データでわかるようにはできるので、元のカードを無効にするのは簡単。

人間、完全ではないので、どんなに注意していてもカードをなくしたり壊したりする可能性はあるが、
あまり何度も再発行するようだと、カード会社としても要注意のビットを立てざるを得ないだろう。

かく言う私は過去に一度だけだが、クレジットカードをダメにした経験がある。
レジでカードを渡したところ、マグネットクリップでレジスターに止められてしまった。
一瞬の出来ことでアッという暇もなく、磁気データは見事おじゃん。
そのカードは物理的に使えなくなってしまった。

もう昔のことで詳しくは覚えていないが、カード会社に連絡して新しいカードを送ってもらったはずだ。
古いのは返せとも交換するともいわれなかった。
言われたのは「磁気テープが切れるように、はさみで縦に切って捨ててください」だったはずだ。

こういう団体はないとか、こういう職員が家に行くことはないなどは事実で、対策はもちろん正しいが、
実在の団体名を名乗る場合もあるし、身分証だって偽装されている可能性もある。

世の中五万とある似たような団体名をすべて知ることも難しいし、名称が変わることも多々ある。
一般人に本物の身分証かどうかの見分けるのを求めるのも酷。

だとすれば、「カードを取りに行く」といった時点で嘘。

そもそも「カードは交換しない」という方が単純で明快。
新しいカードはもらえるが古いカードは交換しない、引き取らないと、知るべし。


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