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映画「居眠り磐音」@ユナイテッドシネマ豊洲(2019/6/3)

2019-06-13 02:39:40 | 映画感想
2019/6/3、ユナイテッドシネマ豊洲。
6番スクリーン、E列を選択。



松坂桃李、柄本拓、柄本明、佐々木蔵之介、谷原章介、木村文乃、中村梅雀



江戸、佐々木道場の門下生で豊後関前藩出身の坂崎磐音(松坂桃李)、
小林琴兵(柄本拓)、河出慎之輔(杉野遥亮)は3年の江戸勤めを終えて故郷に帰る。

琴平の妹、舞(宮下かな子)は慎之輔の妻、もう一人の妹、奈緒(芳根京子)は、磐音の許嫁だった。
磐音と琴平は無事に家に帰るが、慎之輔は叔父に呼び止められ、妻の舞が
浮気していると吹き込まれる。

帰宅した慎之輔は舞のかんざしを見て叔父の話を信じ込み、有無を言わず舞を斬ってしまう。
連絡を受けた金平が駆け付け、もめた挙句金平は叔父と慎之輔を斬り殺す。

老中の宍戸文六(奥田瑛二)は慎之輔を擁護、金平を上意討ちにせよと下命する。
実は、全ては叔父の策略だったと分かり、磐音は事情を説明するため小林家に向かう。
しかし、結局は磐音と琴平は斬りあうことになり磐音は琴平を斬ってしまう。



それから半年。
江戸に舞い戻った磐音は長屋に住み、大家の金兵衛(中村梅雀)の紹介で
両替屋の用心棒になる。
大家の娘で両替屋の今津屋で働くおこん(木村文乃)も一目置く。
当時今津屋吉右衛門(谷原章介)は、田沼意次(西村雅彦)の財政改革に賛同し、
両替屋仲間から嫌われていた。

その急先鋒が阿波屋有楽斎(柄本明)で今津屋吉右衛門を目の敵にしていた。
阿波屋は今津屋を潰そうと策を弄していたのだった。
さらには今津屋吉右衛門殺害を企てていた。

阿波屋有楽斎の策略に磐音はどう対応するのだろうか。
無事に今津屋を守ることができるのだろうか。

そして国許で辛い生活を送っているはずの奈緒やその両親はどうなってしまうのか。



話としては面白いが、ラストはやや合点がいかない。
原作はシリーズものらしいから、次でもあればまた評価は変わるかもしれない。

途中までは国許の本当の黒幕は宍戸文六で、いろいろと策略を練ったが、思わぬ方向に
転がってしまったという感じだったので、磐音が宍戸に何らかの反撃を加えるのかと思った。

この辺りはピエール滝の降板が影響しているのかどうかはわからないが、
後を継いだ奥田瑛二は違和感全くなかった。



あの構えで本当に剣が振れるのか、人が斬れるのかはよくわからないが疑問ではある。



体は許しても心は許しません。
私の心はあなた一筋です。
なあんて、信じられますかね。
もっとも結果的にそう仕向けたのは磐音自身だから、ある意味自業自得、因果応報。
磐音は人を不幸にしておいて自分の不幸を嘆く権利はない。

それがなければいい話だったが、結末はいただけない。
しかも貧乏長屋に住んで日々の食い扶持にも事欠く経済状況なのに、1200両だったかな、
そんな高額身請け金がたまるはずもない。
一両の価値は時期や比較換算対象によってもまちまちだが、ざっくり一両=10万円としても、
1200両は1億2千万円。
貧乏長屋の家賃相場は月2万ぐらいだったらしいからそのほかにも質素倹約して、
いい稼ぎを見つけ、月に100万貯金できたとしても120か月、10年かかる。
現実には無理な話。

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