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BD「スーパー!」

2012-12-29 23:08:31 | 映画感想
予告を見てからずっと見たいと思っていた映画。
日本公開もあったようだが、全く覚えていない。
当時の「来月公開の見たい映画」記事では、一応「見たい」になっていた。

なかなか廉価版が出ず、ずっと買うのを躊躇していたが、
思いのほか安く買えそうだったので手に入れた一品。



レイン・ウィルソン、リブ・タイラー、エレン・ペイジ、ケビン・ベーコン。



ファーストフード店のしがないコック、見た目も全くさえない
フランク(レイン・ウィルソン)だが、妻のサラ(リブ・タイラー)は超美人。

サラは麻薬中毒で保護観察中にフランクと知り合って結婚。
リハビリもうまく行っていたが、ある日、突然いなくなった。
麻薬の売人、ジョック(ケビン・ベーコン)の元に走ったのだ。

ジョックにも相手にされず、警察に申し出ても取り合ってもらえない。

たまたま見たTVのヒーロー番組に影響されて、悪に立ち向かうことを考える。

ヒーローの漫画を参考に真っ赤なマスクに身を包み、悪人に立ち向かう。
手にした武器は大型のレンチ。これで悪人をぶちのめすのだ。
子供を誘拐しようとするやつ、障碍者からひったくりしようとするやつ、麻薬の売人、
手当たり次第にぶちのめしていく。
TVでは「クリムゾンボルト」を名乗る謎の男が暴力沙汰を起こしていると評判になる。

そんなある日、リビー(エレン・ペイジ)が、弟子入りを申し込んでくる。
自分が相棒になると言い、自らをボルティと名乗り、
緑色のコスチュームまで作ってきた。

そして、悪人退治に興奮しフランクに馬乗りになる始末。

フランクはその辺の悪者には鉄槌を食らわせても、
ジョックは強力な助っ人に守られ手が出せない。

しかし、ついにジョックとの対決に腹をくくる。
果たしてフランク、いやクリムゾンボルトの運命は。
フランクは無事に皿を取り戻すことができるだろうか。

**

好き嫌いの分かれる映画。
結局主人公のフランクにとってはいいとこなし。
自分を言い聞かせてはいるもののサラとの楽しい日々は雲散霧消。
元の木阿弥、タダの冴えないおっさんに戻ってしまう悲しいお話。

粗筋だけ見ると「キックアス」とよく似た作品に思える。
しかし、素材が同じでも味付けが違うとこうも違うかというくらい別物で、
ある意味突拍子もなく、ある意味リアリティある展開。

特にエレン・ペイジの切れっぷりは、ヒットガール(クロエ・モレッツ)と対極。

ウルバリンの爪様の武器を装着し、悪人を切り裂いたりもするが、
単なるコミックフリークで特段の訓練を受けたわけでも能力があるわけでもなく、
あっさり結末を迎えるところも、ヒットガールとは異なる。

ケビン・ベーコンの役柄は字幕では「ジョック」となっていたが、
IMDBでは Jacques 。

海洋学者部有名なフランス人の故ジャック・クストーと同じ綴りだ。

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2012-12-30 22:20:41
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