虫嫌いな人は見ないでね。
****
クロアゲハとナミアゲハの違い。
成虫はお分かりだと思いますが、
これが普通のアゲハチョウ、つまりナミアゲハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3f/68703d9627a4500751d5949ebbe86e24.jpg)
これはオス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/0038763d6bf9d69674d956b13f92c75c.jpg)
これはメス
赤丸が雌雄識別マークですが、青は光の加減で実際に雌雄でここまでは違いません
次にクロアゲハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d3/367c5d3cab4789e13c4107b332875a6c.jpg)
ナミアゲハに比べるとかなり大きい。オスです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/7b/355ea8a84e06c5298fc7f350235b86bb.jpg)
こちらはメス。赤が入ってきれいです。
時間を遡っていきましょう。
***
蛹。
ナミアゲハとクロアゲハでは頭の部分の形が少し違います。
大きさも多少クロアゲハのほうが大きいですが、
個体差もあるので相対的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/64/14fdde912057fb1c7e3f153b7b633e51.jpg)
これはナミアゲハ。
背中側の突起が尖がっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/cb/a0aa1ee1fde164c6aaf91e07652156c0.jpg)
これは下がクロアゲハ、上がナミアゲハです。
クロアゲハは突起がちょっとだけ。
蛹の期間もクロアゲハのほうがナミアゲハより1日2日長いですが、
これも個体差があります。
色は種類を見分ける手助けになりません。
蛹の色は周りの色に擬態するので、緑だけでなく、
茶色、灰色、黒に近いこげ茶など蛹になった時の周りとの色合いで決まります。
***
蛹になる最後の脱皮をする前が前蛹。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1a/bec6bec2e8a438a34979a91e21b29e69.jpg)
これがクロアゲハ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/8e/b5dc6efc1c003bace9d64d3c17715d47.jpg)
こちらはナミアゲハ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e4/d40815c69b92494a9016a8a09bfcef87.jpg)
これもナミアゲハです。
ナミアゲハの腹の部分の斜めの縞模様。
黒い部分はかなり個体差があって、先の写真は濃い緑に近いですが、
二番目はやや黒いです。もっと黒いのもいます。
クロアゲハはこの部分がクロというより白黒マダラ「ごま塩色」です。
*
この部分の違いは終齢からそうなっていて逆に言うと終齢は簡単に見分けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/74/e99975044cad9c6551fc0b4be61b7f7c.jpg)
これはクロアゲハ。
終齢になって間もないのでまだきれいな緑にはなってません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/87/085ea44982880c635be4f054665f9e4c.jpg)
これで違いが分かるかな。
上がナミアゲハ、下がクロアゲハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/69/7449ca918593cb7c5a64e3d850c3b157.jpg)
これは4匹ともナミアゲハ。
上の2枚は筋の部分がクロに近いし、全体にゴマフ(胡麻斑)が入っています。
この後、緑の部分は緑が濃くなってゴマフも薄くなりましたが、黒い筋はそのままでした。
**
四令
緑色の芋虫になる前はこげ茶色に白い筋が入っています。
背中にV型の白い筋。
そしてお尻付近の筋で見分けることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/23/080323d203a9a52a5b30f20e9f8ba334.jpg)
上のほう、白が体を巻いているのがクロアゲハ。
両脇にしかない下のほうがナミアゲハです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d2/a97aeebc63b9560a57c16a1460c55d61.jpg)
こちらはどちらもクロアゲハ。
もう一つ特徴がありました。怒った時に出す臭い角、臭角。
ナミアゲハは黄色ですが、クロアゲハはオレンジです。
クロアゲハの幼虫がちょうど怒ってます。
(怒った直後はもっと角が大きい、へこみつつあるところでしょう)
なるべく怒らせないようにしているので臭角の写真は少ないです。
**
三令
そのひとつ前が三令。
三令と四令の違いはわかりにくいですが、たぶん三令だろうということで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/93/e25da94de3b85fb0374918f971759040.jpg)
ナミアゲハ。
かなり茶色いですが個体差です。四令かも知れません。
もっと黒いのもいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/5e/7628a8a470dd060e30852744a9f421da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3e/0cd489ad3bcf946854775bd36123c37f.jpg)
これはクロアゲハ。
頭としっぽのとげは大きくなるにつれてなくなってきます。
**
二令
そして多分これが二令。
初令は小さく、2mm~3mm位で、模様が肉眼では確認しづらいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/69/44364e195e81b5cf8e13258a8571dd9c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/68/f2f0e187a575053369a8cf53fc5c807b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/83/69531090560cf79905ee16ceb3b978c3.jpg)
いずれもナミアゲハ。
最後の写真には脱皮して脱ぎ捨てた殻が写ってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/0c/de4a2c36a6554efaf493e0ad54607d1c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1e/cc4f2cd7f6506db8288e5cc0c298cd28.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/90/59c4f876332a4526dd1285cd46a01380.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/67/55255d9a88416a38c5f13fa10cc192b8.jpg)
いずれもクロアゲハ。ナミアゲハよりもトゲトゲです。
最後のは初令かもしれません。
若齢幼虫の時のほうが差が大きいですね。
なお、成虫の大きさはかなり違いますが卵の大きさは変わりがないように思います。
**
初令から四令までは何令かはっきりしない理由は
脱皮した殻をすぐに自分で食べてしまうからで、
終齢になるとき以外、脱皮の直後に気が付かないと
連続して大きくなっているように見えてしまい、区切りがわかりません。
*** おまけ ***
ナガサキアゲハ
黒いアゲハチョウにはクロアゲハ以外にもカラスアゲハ、ナガサキアゲハなどがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/30/6f5271a8ff1ceb2a266d98a73f8c528b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/de/ac0b9514f3769798577fb7767e41dbbc.jpg)
これがナガサキアゲハの成虫。
かなり大きい。
蛹は確か突起がほとんどないくらいで差がわかりづらかったと思います。
終齢の写真が見つからないので前蛹。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e2/c081a69089dadc79bb1e697503599cde.jpg)
体の縞模様が緑でも黒でもごま塩でもなく、白です。
終齢も同じなのではっきりわかりますが、四令まではナミアゲハと同じ模様です。
終齢になる直前にはなんとなく色が緑っぽくなるのでわかるのですが、
こいつはなかなか終齢にならず、四令の姿のまま緑が濃くなっていきました。
脱皮失敗?このまま死ぬのか?なんて思っていたら、
終齢になって姿が違ったのでびっくりした覚えがあります。
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クロアゲハとナミアゲハの違い。
成虫はお分かりだと思いますが、
これが普通のアゲハチョウ、つまりナミアゲハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/3f/68703d9627a4500751d5949ebbe86e24.jpg)
これはオス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f7/0038763d6bf9d69674d956b13f92c75c.jpg)
これはメス
赤丸が雌雄識別マークですが、青は光の加減で実際に雌雄でここまでは違いません
次にクロアゲハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d3/367c5d3cab4789e13c4107b332875a6c.jpg)
ナミアゲハに比べるとかなり大きい。オスです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/7b/355ea8a84e06c5298fc7f350235b86bb.jpg)
こちらはメス。赤が入ってきれいです。
時間を遡っていきましょう。
***
蛹。
ナミアゲハとクロアゲハでは頭の部分の形が少し違います。
大きさも多少クロアゲハのほうが大きいですが、
個体差もあるので相対的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/64/14fdde912057fb1c7e3f153b7b633e51.jpg)
これはナミアゲハ。
背中側の突起が尖がっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/cb/a0aa1ee1fde164c6aaf91e07652156c0.jpg)
これは下がクロアゲハ、上がナミアゲハです。
クロアゲハは突起がちょっとだけ。
蛹の期間もクロアゲハのほうがナミアゲハより1日2日長いですが、
これも個体差があります。
色は種類を見分ける手助けになりません。
蛹の色は周りの色に擬態するので、緑だけでなく、
茶色、灰色、黒に近いこげ茶など蛹になった時の周りとの色合いで決まります。
***
蛹になる最後の脱皮をする前が前蛹。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1a/bec6bec2e8a438a34979a91e21b29e69.jpg)
これがクロアゲハ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/8e/b5dc6efc1c003bace9d64d3c17715d47.jpg)
こちらはナミアゲハ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e4/d40815c69b92494a9016a8a09bfcef87.jpg)
これもナミアゲハです。
ナミアゲハの腹の部分の斜めの縞模様。
黒い部分はかなり個体差があって、先の写真は濃い緑に近いですが、
二番目はやや黒いです。もっと黒いのもいます。
クロアゲハはこの部分がクロというより白黒マダラ「ごま塩色」です。
*
この部分の違いは終齢からそうなっていて逆に言うと終齢は簡単に見分けられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/74/e99975044cad9c6551fc0b4be61b7f7c.jpg)
これはクロアゲハ。
終齢になって間もないのでまだきれいな緑にはなってません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/87/085ea44982880c635be4f054665f9e4c.jpg)
これで違いが分かるかな。
上がナミアゲハ、下がクロアゲハ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/69/7449ca918593cb7c5a64e3d850c3b157.jpg)
これは4匹ともナミアゲハ。
上の2枚は筋の部分がクロに近いし、全体にゴマフ(胡麻斑)が入っています。
この後、緑の部分は緑が濃くなってゴマフも薄くなりましたが、黒い筋はそのままでした。
**
四令
緑色の芋虫になる前はこげ茶色に白い筋が入っています。
背中にV型の白い筋。
そしてお尻付近の筋で見分けることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/23/080323d203a9a52a5b30f20e9f8ba334.jpg)
上のほう、白が体を巻いているのがクロアゲハ。
両脇にしかない下のほうがナミアゲハです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/d2/a97aeebc63b9560a57c16a1460c55d61.jpg)
こちらはどちらもクロアゲハ。
もう一つ特徴がありました。怒った時に出す臭い角、臭角。
ナミアゲハは黄色ですが、クロアゲハはオレンジです。
クロアゲハの幼虫がちょうど怒ってます。
(怒った直後はもっと角が大きい、へこみつつあるところでしょう)
なるべく怒らせないようにしているので臭角の写真は少ないです。
**
三令
そのひとつ前が三令。
三令と四令の違いはわかりにくいですが、たぶん三令だろうということで
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/93/e25da94de3b85fb0374918f971759040.jpg)
ナミアゲハ。
かなり茶色いですが個体差です。四令かも知れません。
もっと黒いのもいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/5e/7628a8a470dd060e30852744a9f421da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/3e/0cd489ad3bcf946854775bd36123c37f.jpg)
これはクロアゲハ。
頭としっぽのとげは大きくなるにつれてなくなってきます。
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二令
そして多分これが二令。
初令は小さく、2mm~3mm位で、模様が肉眼では確認しづらいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/69/44364e195e81b5cf8e13258a8571dd9c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/68/f2f0e187a575053369a8cf53fc5c807b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/83/69531090560cf79905ee16ceb3b978c3.jpg)
いずれもナミアゲハ。
最後の写真には脱皮して脱ぎ捨てた殻が写ってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/0c/de4a2c36a6554efaf493e0ad54607d1c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/1e/cc4f2cd7f6506db8288e5cc0c298cd28.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/90/59c4f876332a4526dd1285cd46a01380.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/67/55255d9a88416a38c5f13fa10cc192b8.jpg)
いずれもクロアゲハ。ナミアゲハよりもトゲトゲです。
最後のは初令かもしれません。
若齢幼虫の時のほうが差が大きいですね。
なお、成虫の大きさはかなり違いますが卵の大きさは変わりがないように思います。
**
初令から四令までは何令かはっきりしない理由は
脱皮した殻をすぐに自分で食べてしまうからで、
終齢になるとき以外、脱皮の直後に気が付かないと
連続して大きくなっているように見えてしまい、区切りがわかりません。
*** おまけ ***
ナガサキアゲハ
黒いアゲハチョウにはクロアゲハ以外にもカラスアゲハ、ナガサキアゲハなどがあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/30/6f5271a8ff1ceb2a266d98a73f8c528b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/de/ac0b9514f3769798577fb7767e41dbbc.jpg)
これがナガサキアゲハの成虫。
かなり大きい。
蛹は確か突起がほとんどないくらいで差がわかりづらかったと思います。
終齢の写真が見つからないので前蛹。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e2/c081a69089dadc79bb1e697503599cde.jpg)
体の縞模様が緑でも黒でもごま塩でもなく、白です。
終齢も同じなのではっきりわかりますが、四令まではナミアゲハと同じ模様です。
終齢になる直前にはなんとなく色が緑っぽくなるのでわかるのですが、
こいつはなかなか終齢にならず、四令の姿のまま緑が濃くなっていきました。
脱皮失敗?このまま死ぬのか?なんて思っていたら、
終齢になって姿が違ったのでびっくりした覚えがあります。
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