「ジュラシック・ワールド」のTV放映時の吹き替えが劇場公開時と違うことで、
劇場版の吹き替えをした俳優さんの事務所が怒っているとか、いないとか。
このこと自体は劇場版、TV版のどちらも見ていないので(劇場は字幕版を鑑賞)
どちらがどうだったのかは知らないし、事務所がどうのこうのはどうでもいいことだが、
吹き替え版についてはいろいろ議論があることは事実。
メディアの煽りに乗っかるのは口惜しいけど、本職の声優を使えばいいと言うものでもない。
うまい下手もあるけどやはりマッチングの良しあしではないだろうか。
タレントさんだってうまくなる人もいるからね。
例えば、ネプチューンの原田泰造。
吹き替えは「80デイズ」のフォッグ氏(キャストはスティーブ・クーガン)だけだが、
モニカ(セシル・ド・フランス)の中山エミリともどもひどかった。
パスパルトゥー(ジャッキー・チェン)はいつもの石丸博也で、これがまたうまいので
やはり本職じゃなきゃ、の意見もさもありなん、て感じでした。
TV版もちらっと見たが、この二人の吹き替えは堀内賢雄と弓場沙織に差し替えられていた。
ただし、ケルビン卿のジム・ブロードベンドも松方弘樹から青野武に代わっていたが、
これはうまい下手よりギャラの関係かも。
ただ、それで松方弘樹氏の事務所がどうとかなんて聞こえていないから、
冒頭書いた件もメディアが勝手に憶測記事を書いているのかもしれない。
しかし、原田泰造はその後、吹き替えではないものの映画にキャスティングされ続けており、
「僕の妻と結婚してください」ではネプリーグで魅せるバカっぷりとは違う、
インテリ実業家を見事に演じていた。(吹き替えと実演技は違うと言う意見もあろうが)
この間見た吹き替え版の「ピクセル」もひどかったなぁ。
主役のアダム・サンドラ―を柳沢慎吾が吹き替えていたが合わないこと甚だしい。
ジョシュ・ギャッドの吹き替えと声質が似通っていることもあり、聞きづらい。
この映画の感想ではやはり「本物の声優を使え」の声が多かったようだが、
個人的にはうまい下手ではなくミスキャストだっただけと思っている。
というのも「マダガスカル」シリーズのシマウマ、マーティの声ははまっていたから。
オリジナルの声がクリス・ロックというのも柳沢慎吾がはまった理由かもしれないが、
柳沢慎吾がマーティにぴったりだった。
この映画ではおぎやはぎも吹き替えを担当していて、
キング・ジュリアンの小木、モーリスの矢作もはまっていた。
「シュレック」の浜田雅功もぴったりだったし、フィオナの藤原紀香も良かった。
「怪盗グルー」のシリーズでは1作目は「なぜ笑福亭鶴瓶?」と思ったものだが、
スティーブ・カレルがひどいスペイン語訛りの役なので、ここはべたべたの関西弁
として白羽の矢が立ったのかもしれない。
結果は上々、映画も大ヒットとあっては配給会社の思惑大成功だろう。
なお、「怪盗グルーのミニオン大脱走」では松山ケンイチが高評価だし、
芦田愛菜はシリーズ1作目から3姉妹の末っ子アグネスを吹き替えており、
7年経っても映画の中ではほとんど成長していないアグネスを見事に演じている。
これらはいずれもアニメではあるが、俳優だから、タレントだから、お笑いだから、
直ちにダメで、声優なら全面的に良い、というものでもあるまい。
タレント個人のうまい下手ももちろんあるだろうけど、オリジナルとの相性が問題なわけで、
いくら吹替がうまくても、芦田愛菜にフィオナ姫はできないだろうということ。
**
とは言いつつも、やはりマスコミ受けを狙った、話題になれば勝ちみたいなキャスティングが
あることも事実だと思う。
そういう時に限って吹き替えがひどいこともあって、またぞろ「プロの声優をつかえ」の声が
噴出することになる。
吹き替えを話題にする戦略は止め、キャストや役柄に合った声優を選ぶべき。
見るほうも、良し悪しの判断にタレントだから、芸人だから、という評価は止めよう。
劇場版の吹き替えをした俳優さんの事務所が怒っているとか、いないとか。
このこと自体は劇場版、TV版のどちらも見ていないので(劇場は字幕版を鑑賞)
どちらがどうだったのかは知らないし、事務所がどうのこうのはどうでもいいことだが、
吹き替え版についてはいろいろ議論があることは事実。
メディアの煽りに乗っかるのは口惜しいけど、本職の声優を使えばいいと言うものでもない。
うまい下手もあるけどやはりマッチングの良しあしではないだろうか。
タレントさんだってうまくなる人もいるからね。
例えば、ネプチューンの原田泰造。
吹き替えは「80デイズ」のフォッグ氏(キャストはスティーブ・クーガン)だけだが、
モニカ(セシル・ド・フランス)の中山エミリともどもひどかった。
パスパルトゥー(ジャッキー・チェン)はいつもの石丸博也で、これがまたうまいので
やはり本職じゃなきゃ、の意見もさもありなん、て感じでした。
TV版もちらっと見たが、この二人の吹き替えは堀内賢雄と弓場沙織に差し替えられていた。
ただし、ケルビン卿のジム・ブロードベンドも松方弘樹から青野武に代わっていたが、
これはうまい下手よりギャラの関係かも。
ただ、それで松方弘樹氏の事務所がどうとかなんて聞こえていないから、
冒頭書いた件もメディアが勝手に憶測記事を書いているのかもしれない。
しかし、原田泰造はその後、吹き替えではないものの映画にキャスティングされ続けており、
「僕の妻と結婚してください」ではネプリーグで魅せるバカっぷりとは違う、
インテリ実業家を見事に演じていた。(吹き替えと実演技は違うと言う意見もあろうが)
この間見た吹き替え版の「ピクセル」もひどかったなぁ。
主役のアダム・サンドラ―を柳沢慎吾が吹き替えていたが合わないこと甚だしい。
ジョシュ・ギャッドの吹き替えと声質が似通っていることもあり、聞きづらい。
この映画の感想ではやはり「本物の声優を使え」の声が多かったようだが、
個人的にはうまい下手ではなくミスキャストだっただけと思っている。
というのも「マダガスカル」シリーズのシマウマ、マーティの声ははまっていたから。
オリジナルの声がクリス・ロックというのも柳沢慎吾がはまった理由かもしれないが、
柳沢慎吾がマーティにぴったりだった。
この映画ではおぎやはぎも吹き替えを担当していて、
キング・ジュリアンの小木、モーリスの矢作もはまっていた。
「シュレック」の浜田雅功もぴったりだったし、フィオナの藤原紀香も良かった。
「怪盗グルー」のシリーズでは1作目は「なぜ笑福亭鶴瓶?」と思ったものだが、
スティーブ・カレルがひどいスペイン語訛りの役なので、ここはべたべたの関西弁
として白羽の矢が立ったのかもしれない。
結果は上々、映画も大ヒットとあっては配給会社の思惑大成功だろう。
なお、「怪盗グルーのミニオン大脱走」では松山ケンイチが高評価だし、
芦田愛菜はシリーズ1作目から3姉妹の末っ子アグネスを吹き替えており、
7年経っても映画の中ではほとんど成長していないアグネスを見事に演じている。
これらはいずれもアニメではあるが、俳優だから、タレントだから、お笑いだから、
直ちにダメで、声優なら全面的に良い、というものでもあるまい。
タレント個人のうまい下手ももちろんあるだろうけど、オリジナルとの相性が問題なわけで、
いくら吹替がうまくても、芦田愛菜にフィオナ姫はできないだろうということ。
**
とは言いつつも、やはりマスコミ受けを狙った、話題になれば勝ちみたいなキャスティングが
あることも事実だと思う。
そういう時に限って吹き替えがひどいこともあって、またぞろ「プロの声優をつかえ」の声が
噴出することになる。
吹き替えを話題にする戦略は止め、キャストや役柄に合った声優を選ぶべき。
見るほうも、良し悪しの判断にタレントだから、芸人だから、という評価は止めよう。
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