スーパ・ブラッド・ムーン

今日はスーパー・ブラッド・ムーン。

満月が近地点を通る（＝地球に最接近＝最も大きく見える）スーパームーンと、
皆既月食で月が地球の影で赤黒く見える（＝どす黒い血を思わせる）ブラッドムーンが
重なる日です。

月食の始まりは１７：４５頃で皆既食は２０：１０頃から２０分弱続くらしい。
天気が良ければ見るつもりです。

スーパームーンは月と地球が最も接近した、つまり月が地球に最も近い時の満月。
月と地球館の距離はざっくり３８万ｋｍで学校でもそう習ったことと思いますが、より正確には
３８万４４００ｋｍで、その軌道は円ではなく楕円。

最も近い満月と、最も遠い満月ではおよそ１４％ほどの差があり、面積ではその２乗、
つまり最も小さい月と大きい月では見かけの面積が３０％違います。
すなわち満月でいえば、３０％明るいことになります。

いっぽう、ブラッドムーンは皆既月食で月が赤黒くどす黒い血に染まったように見えることで、
昔から不吉な現象と言われていたらしいですが、夕焼けを空が血に染まったと思わないのと同じで
何のことはない至って普通の物理現象です。

地球に空気が全くなければその影も真っ黒になるところですが、大気があるため太陽光のうちの
青い光が散乱し、さらに屈折によって赤い光が影に入り込むので真っ黒にはならず赤く見える。

次の月食はおよそ半年後の１１／１９。
ほぼ欠けるとはいえ部分食で、かつ月の出の時から既に少し欠けている状態になる。

皆既月食はさらに１年後の２０２２／１１／８に起こる。

その次の皆既月食は２０２５／９／８で、月は本影の中心近くを通るため、皆既食の時間が長く、
１時間以上続くとされる。

しかし、いずれも晴れなければ見えないわけで、幸い今夜は東日本は晴れるようなので、
時間が取れる方は是非ご覧になってください。