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2022年の中秋の名月

2022-09-11 10:35:30 | 観察
2022/9/10は「中秋の名月」でした。

満月が綺麗に見えてました。


この時期には、中秋と仲秋が取りざたされて、仲秋の名月が正しいなんて声高に言う人もいますが、
「中秋の名月」が正しいようです。

そもそも「中秋」とは旧暦の8月15日を指し、今年は9月10日だったわけです。
今年と来年の「中秋」は満月です。

旧暦の15日、15夜(十五夜)と言えば、満月とお思いの方もおられると思いますが、
旧暦の15日の月が必ずしも満月と言うわけではありません。
むしろ、そうではなく、十三夜や十四夜(小望月ともいうそうです)の方が多い。

一方、「仲秋」は旧暦8月のことを意味します。
「仲秋の名月」は旧暦8月の名月、というわけです。

じゃ、同じじゃん、とお思いかもしれません。
名月が旧列8月15日の月だとする意見もありますが(辞書にもそうある)それじゃ、
中秋の名月は8月15日の8月15日の月、仲秋の名月は8月の8月15日の月、の意味になります。
馬から落馬、頭が頭痛、などと同じ重言です、
(もっとも「歌を歌う」など他の言い回しが難しいというか、ゆるされる重言もあります。
 「滑舌が良い」も厳密にいえば重言です。そもそも滑舌は「滑らかに喋ること」です)

古来、月を愛でる人は多かったと見え、いろんな呼び方が残っています。
十六夜(いざよい)、立待ちの月、居待ちの月、寝待ちの月などなど。
これらを一般庶民が使っていたかは疑問ですが、私見ですが、「名月」は満月、望月に限りません。
例えば、昨日の月が雲に覆われていたり、霞んでいたら「名月」とは言えないのではないでしょうか。

「14番目の月が一番好き」と歌う方もおられますし、「13番目の月」を歌う人もおられます。
きれいな月、美しい月、であれば月の満ち欠けだけではなく、晴れているかどうか、雲のかかり具合などで、
名月と感じるかどうか違ってくるのではないかと思います。

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