ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

車両の特定、Nシステム。その後はどうなる。

2005-03-31 21:25:27 | IT
捜査対象の男、自殺か 転落女児ひき逃げ 山梨で火災車両から遺体 (産経新聞) - goo ニュース

後続の車特定、書類送検へ 東名高速・女児転落死 (朝日新聞) - goo ニュース

転落した女児を轢いた可能性のある車のうち、1台が焼失。持ち主の男性が死んだかもしれない。
単純に考えるに、本人に轢いた確証があったのだろう。

悲惨の連鎖だ。

この中のNシステムとは。
道路を跨ぐ支柱上にカメラを設置し、通過する車のナンバーを読み取り、解読するものである。
ナンバープレートに書かれている文字は、ある程度限定されるので、データ化しやすい。

もともとは、逃走車両の特定に利用する目的だったらしい。
今では通過車両のデータをとりあえず取っておき、今回のように事件性のあるものの解析に利用している。

欠点は(警察の調達物は往々にしてそうなのだが)高いことだ。

そこで浮上してきたのが、RFIDだ。
今は小型のRFIDをナンバープレート付近に貼り付け、
路上に埋め込まれた読取装置でこれを読む実証実験が行われている。

電波で読むので、カメラブレは起こらない。
また、同時に複数台が通過しても、読み取り可能で正確だ。
(今は写真を見て数字を判別するようなもの、ぶれたりずれたりすると判別できないこともある)

将来はナンバープレート自体にRFIDを組み込むことを考えているらしい。

まだ、金属には弱いなどの欠点もあるが、そう遠くない将来実用化されるだろう。

そうすると、いたるところに読取装置が付けられ、高速回線と合わせてデータ収集すれば、
スピード違反の自動取締り、
特定車両の行動追跡、所在確認
などが簡単に出来るようになるのです。



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