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新しいタイプの地震保険、少額短期保険業

2006-12-01 05:03:34 | Weblog
いくつかメールニュースを読んでいるが、その中でちょっと気になったもの。

12/1、つまり今日から受付が開始される「地震保険」で、「リスタ」と言う。

社名の
「日本震災パートナーズ株式会社」
にも興味をひかれたしね。
この、会社の少額短期保険業と言うのは初めて聞いたが、
今年の4月の法改正でできたらしい。

ご承知のように、従来の地震保険は、火災保険の地震特約で
(特約がないと地震による火災は補償されない)
家財や家屋の被害額を補償するもの。

この保険は、震災後の生活費を補てんするもののようだ。
したがって、家財住居の時価総額が保険金額査定の対象ではなく、
保険金額を選べるのが面白い。

実は、私の実家はかつて神戸にもあり、あの震災の被害にもあっている。
家人は大阪の住居にいたため、人的被害はなかったが、家は全壊してしまった。
(幸い火事にはならなかったが、地震のすさまじさは見ました)

たまたま、うちは大阪にも家があったので、避難先の家賃や家財の費用もいらず、
古い家だったのでローンもなかった。
ただ、家を建て直す余裕はなく、未だに更地になったままだ。

しかし、現にそこに住んでいた人は大変だったろう。
家財住居の損失だけでなく、避難費用もかかるし、
お店をされていた方、けがで仕事ができなくなった方など、
収入が途絶えたり激減したりした方も多いだろう。

家や家財は火災保険(の地震特約)で補てんされ、
けがや死亡は生命保険や医療保険でカバーできたとしても、
避難関連費用は捻出できないからね。

ただ、残念なことにこの保険、
保険料が地域と建物によって最低と最高で4、5倍違う。
見積もりのページもあったが、まだやってなかった。
また今度見てみよう。

地震と言えば耐震偽装がまだまだ問題になっている。
偽装された方はたまったもんじゃないが、
偽装されていないからって安心できない人も多いんですよ。

と、言うのも阪神淡路以来、建築基準が変わっているから。

審査が民間に委託されたから悪いようなことを言う人がいるが、
私は建築基準が変わって、建築費が高くつくようになったのが、
偽装の遠因だと思っている。

建築基準が変わる前にできたものには、いわゆる「現行不適格」のものもあり、
偽装されたものより耐震強度が高い保証は何もない。

今振り返って見ると、これと言った地震対策はしていないなあ。
家具を壁に固定することもしていない。
どうせ石膏ボードの強度でタンスは止められない、と思っているから。
家具の下に転倒防止のプレートは入れているけど気休めですね。

建物(マンション)は少なくとも倒壊はしないと思っている。
神戸の時の経験から言うと、中間階が危ない。
特に鉄骨の太さが変わる階。(外からはわからないけど)
応力が集中してその階がへしゃげます。

うちは最上階だから残るでしょう。
それから津波も心配ですが、20メートル位なら水没しません。
それが地震対策と言えばそうかもしれない。

そのほかには食料の買い置き、水と燃料の買い置き、くらいかなあ。

やってるじゃん、ですって。
いえ、通常のお宅の買い置きとそう変わりませんよ。

本来なら、ライフライン回復までの日数と家族の人数と1日の必要量から、
備蓄量を計算しないといけない。

書きつつ、少し心配になってきました。
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