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ちらし寿司、東西

2022-02-01 11:51:25 | 食べ物
昨日は寿司ネタ(握りずし用の具材のセット)を買ってのちらし寿司でした。

ちらし寿司と言えば、こちらでは寿司米の上に握りの具が並べてあるものですが、
私がいたころの関西でちらし寿司と言えば、関東でいう五目チラシで関東風のちらし寿司はなかった。

寿司そのものが巻きずしや押しずしが主流で、握りずしは亜流ではありませんが、
数ある寿司の一つぐらいのイメージでした。

巻きずしも太巻きが主流で関東風の細巻きは少なかった。
細巻きでは鉄火巻きや干瓢巻き、かっぱ巻き、おしんこ巻きもありましたが、
中太巻き、中細巻きというか、太巻きと細巻きの中間ぐらいのものもありました。

稲荷ずしは三角でした。
小さめと言うか真四角の油揚げを斜めに切ったものを容器にしてました。
関東は俵型で稲荷揚げは普通の油揚げを横に半分に切ったものに入れます。

寿司店の大半は厨房が大きく大勢が働いていた印象。
厨房の大きさに比べて座席数が少なく、店で食べるより出前が多かったと思います。



関東風と関西風と言うか、ちらしずしのように同じ名前で違うものだったり、
同じものが違う名前で呼ばれたりしてました。

例えば、スーパーで「糸こんにゃく」を買おうとして見つけたのは板こんにゃくを細めの拍子木に切ったもの。
しかし、それを見たのは一回きりでしたので、そういう糸こんにゃくは一般的なものではないようです。
関西の糸こんにゃくは東京では「白滝」でした。



全く違う話ですが、東京の喫茶店でコーヒーが紅茶より先に出てきたのには最初驚きました。
紅茶の方がすぐに淹れられるはずなのに、とびっくり。
関西では絶対にコーヒーの方が時間がかかってました。作り置きはしないから。
駅中のコーヒースタンドでも作り置きはしますが淹れて30分から1時間くらいで捨てると聞いたことがあります。

また、アメリカン・コーヒー、アメリカンがブレンドと同時に出てきたのにもびっくり。
ブレンドとアメリカンでは豆も淹れ方も違うので別に淹れると思ってました。
ブレンド薄めてんじゃないの? と思いました。
ミルクも関西は普通の牛乳ではなく、コーヒーフレッシュと言うか、コーヒーミルク。牛乳よりも濃い。 

「レイコ―」が通じないとはよく言われますが、れいこーは冷コー、すなわち冷たいコーヒーのことです。
関東ではアイスコーヒーですが、関西ではコールコーヒー、コールド・コーヒーでした。
今はどうなんですかね。



海苔も味付けのりがごく普通で、おにぎりに巻くのも味付けのりが主流です。
もちろん味を付けない焼きのりもあり、巻きずしは焼きのりですね。

昔は納豆はなかなか売ってなかったですが、今はスーパーでも関東と同じぐらい品ぞろえがあります。

きつねと言えば稲荷揚げの入ったうどん、たぬきといえば天かすの入ったそばで決まっていましたが、
キツネそばもあるし、タヌキそばがキツネうどんのそば版(ある意味キツネそば)だったりもするようで、
人も食の好みも変わっているから、本当に昔話なのかもしれません。



そうそう、「肉まん」の話もしておかなくてはなりません。
関西、特に神戸で「肉」と言えば「牛肉」の意味でした。
「花」と言えば「桜」みたいな感じですか。

豚肉は「豚肉」、鶏肉は「鶏肉」か「かしわ」。
牛肉を「牛(ぎゅう)」「牛肉」とも言いますが、「肉」といえぱ「牛肉」でした
だから、最初「肉まん」を見たときは「東京では牛肉を使うんだ」と思いましたが、
食べてみたら豚肉だったので意外でした。

当時は牛も豚も大した価格差が無かった。
今は倍は差があるでしょうか。(もちろん牛が高い)

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