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BD「ハンナ」

2012-05-21 00:33:12 | 映画感想
BDで鑑賞。(ケースの写真は後で)

見たかったが見逃した映画で、BDが安くなるのを待ってました。

***
  
シアーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット。

**

フィンランドの森の奥。
一人の少女が弓でヘラジカを射る。
ヘラジカは逃げるがやがて倒れ、
少女は「ごめん、心臓を外した」と言ってとどめを刺す。

突然男が少女を襲うが、男はエリック・ヘラー(エリック・バナ)、
少女ハンナ(シアーシャ・ローナン)の父だった。

エリックはハンナに百科事典を読み聞かせ、英語、ドイツ語なども教えていた。
ハンナはしきりにもう準備ができたと父に懇願する。
エリックは隠していた発信機を取りだし、
これを押せばメリッサに連絡が行くが後戻りはできないと言う。
そしてエリックが狩りに出ている間にハンナは発信機のスイッチを押す。

発信機の情報はメリッサ・ウィーグラー(ケイト・ブランシェット)に届く。
メリッサは直ちにエリックの確保を命令する。

エリックは、髪を切り、髭を剃り、スーツに着替えて小屋を離れる。
ほどなくしてCIAの部隊が小屋に到着、ハンナを確保する。
ハンナはCIAのアフリカの地下基地に送られる。

ハンナはメリッサ・ウィーグラーに会いたいと申し出、
メリッサに化けたエージェントと会う。
ハンナは泣いて、偽のメリッサにしがみつくが、
他のエージェント部屋を開けた瞬間、
ハンナはメリッサと部屋に入ったエージェントを殺害して逃亡する。

追うエージェントたちを撒いてハンナは脱出に成功、
エリックと約束の落ち合う場所、ベルリンに向かおうとする。

果たして、ハンナは無事父に会うことができるだろうか。

ハンナがメリッサを殺そうとしたわけは。
そしてハンナ自身に隠された秘密とは一体何なのか。

**

映画の出来は、脚本>演出>演技、とはよく言われることですが、
こういうジャンルの映画にしてはやはり脚本が甘いと言わざるを得ない。

演出もどうなんでしょう、何かこじんまりとまとまっている感じ。

せっかく雪のフィンランドから灼熱のモロッコ、スペイン、ドイツと
股にかけての大逃走劇なのにそういう感じが全くしない。

ハンナやエリック、メリッサの凄さは良いとして、
ソフィーらの驚愕振りはうまく表現できてない。

アイザックもすぐ人を殺す冷血な役柄なんだろうけど、
いかれたオカマにしか見えなかった。



こういう物語を見るとよく思うんですが、何年も信じていたことを、
敵だと思っていた誰かのたった一言で嘘だと思うもんなんでしょうか。

ましてや、赤ん坊の時から10数年育ててくれた親のこと、
母の仇敵のたった一言でずっと騙されていたんだなんて思えるもんでしょうか。

途中叱られはしてましたが、段々とケイト・ブランシェットの私怨みたいになってる。
もっとCIAの組織を挙げた捜査にはならんもんなんでしょうか。

母の仇を取るためにわざと捕まってその仇をおびき出す作戦は良いとして、
なんで父とすぐに落ち合おうとしていたのかはよくわからないし、
父も逃げるだけでもっと陽動作戦をとるとかしないのはなぜなんでしょう。


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