映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」
2024/8/2、ユナイテッドシネマ豊洲で鑑賞。
11番スクリーン。
キャパ78人のスクリーンで、10人ほどの入り。
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野村萬斎、GACKT、浜辺美波、竹中直人、高島政宏、観月ありさ、小手伸也、江口のりこ。
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同名小説の映画化。
「もしもAがBだったら」は、結構ある設定だと思うが、作者の想像力で、
突拍子もない展開を起こすことができるのが面白い。
2020年。
新型コロナウィルスが流行。
政府の初動対策の遅れによって、日本は壊滅的打撃を受ける。
総理大臣もコロナに罹患して急死。内閣は十分機能しない状態となっていた。
そこで、AIによって、いずれも国難を乗り越えた過去の偉人たちの思考を復活させ、
3Dホログラムによって実体化させて、1年間限定で最強内閣を作り、
国難に対処することとなった。
選ばれたのは10人。
財務大臣に豊臣秀吉(竹中直人)
経済産業大臣に織田信長(GACKT)
総務大臣に北条政子(江口のりこ)
法務大臣は聖徳太子(=厩戸皇子、長井短)
外務大臣、足利義満(小手伸也)
農林水産大臣、徳川吉宗(高島政宏)
厚生労働大臣、徳川綱吉(池田鉄洋)
文部科学大臣、紫式部(観月ありさ)
そして、
内閣総理大臣、徳川家康(野村萬斎)
内閣をサポートする組織の長
内閣官房緒間に坂本龍馬(赤楚衛一)
10人は次々と大胆な政策を打って、コロナの封じ込め、景気回復に至る策を講じる。
どういうわけか官房長官や総理に気に入られたアナウンサー志向の新人記者、
西村理沙(浜辺美波)との掛け合いもあって、内閣は当初反発を受けながらも、
政策を成功させていく。
順調に進んでいるかと思えた施策。
期限の1年が近づいたころ、内閣に日本全体を揺るがす大事件が起こる。
内閣はどうなってしまうのか、国民の、国の行く末は。
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なぜこの10人なのか、なぜこの人がこの大臣なのか、などの意見はあろうが、
作者の思い入れだと思えば、それはそれとして。(設定ですから)
映画が面白かったかどうかは別にして、終盤の野村萬斎の独白が
作者が物語を通じて本当に言いたいことだったと言うのはよく伝わった。
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野村萬斎とGACKTが、いい意味で特に目立つ。
竹中直人が敵役(かたきやく)で、秀吉はいつもの役に見えた。
(CMの影響?)
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聖徳太子=「上宮之厩戸豊聡耳命(かみつみやのうまやとのとよとみみのみこと) 」、
「厩戸豊聡耳皇子命(うまやとのとよとみみのみこのみこと) 」、
最近の歴史教科書では「厩戸皇子(うまやとのみこ)」とされているようだ。
キャストは「長井短(ながいみじか)」モデル、女優、作家であり、女性である。
172cmと長身だが、細面で線も細く、一目で「女じゃね」と分かる。
声も女性そのものなので、間違うことはないが、記者からの質問で「女ですか?」
みたいなセリフがあった。設定は男性だからね。
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