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無駄の核心はここにある

2009-12-10 10:42:38 | 政治経済
「同じ小沢だから」征爾さん、一郎氏に抗議(読売新聞) - goo ニュース

事業仕分けに関連して予算縮減、補助金削減となる分野で、
それをされたら現場が困ると反発が大きいところもあるようです。

しかし、仕分けの核心というか、無駄排除の核心というか、
それをはき違えているとしか思えない意見も。

事業そのものが無駄という場合ももちろんあるだろうけど、
大体は趣旨は正しいし、意味があるけど、
そのための仕組みがおかしいものが多いのだと思う。

同じ金を使うのに、途中に無駄な仕組み、金のかかる仕組み、
わざわざ複雑にして、人も物も金もかかるようにしている。

仕組みを変えれば、あるいは要らない仕組みをやめれば、
実際に現場で使われる金は変わらなくても、トータル金額は減る。

いいことをやるのにかこつけて、うまい汁を吸う仕組みを作っているということ。
これを一般にはピンハネ構造という。

途中に無駄がいっぱいあるからそれをやめたら
少ない金額でも同じ効果があるということ。

まさに、小沢征爾氏の言う

「(補助金の受け皿の)財団、国立劇場には
 音楽が分からない役人がいっぱいいる。それこそ無駄だ」

ということ。

毛利衛さんも言ってましたよね。

科学未来館の運営は官庁である毛利さんの意志をないがしろにして、
文部省所管の財団法人が勝手にやるし、無駄も多い、と。

科学未来館が要る要らないという話ではなく、
単に予算を右から左へ回してピンハネするような天下り団体があるとしたら、
それを排除すれば、税金の無駄が減るというわけです。

予算が減ったら、まず自分たちの食い扶持を確保して余った金を補助に使う。
そうではなくて、途中の無駄、会社でいえば間接費の縮減ですよ、
それを徹底的にやってもらいたいものです。

予算が減ったら、まず現場が必要な金を維持して、残りで事務手続き等を賄う。
要らない仕組みや組織はもちろん、理事なんかも削減するべきだし、
天下りの退職金なんか大幅に減らせばいい。

結局、キャリア公務員の肩たたきと再就職保障みたいな構造から直さないと、
だめなんだろうな、と思っちゃいますね。
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