ましログ

日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

アフリカの果て

2019-06-18 22:18:00 | 日記
若い頃は共感とか繋がりが
幸せに必須の要素なんだと思っていた。
今はむしろその言葉が
自分を苦しめるだけの気がしている。
 
共感とは何だろう?
例えばライブを観に行き
その場のすべての人が
共に"同じ"事を感じているのだとしたら
とても怖い。
 
自立した孤が
たまたま同じ空間に存在し
奏でられる大きなリズムの中で
それぞれ別の事を思いながら
バラバラに歌を口にする姿。
その瞬間の錯覚が
共感という曖昧な幻想の正体ではないだろうか。
 
手を繋いだ相手には
全く別の感情があると自制する態度。
流されず幸福の価値を
己の中に持つことこそ人間の力強さであろう。
 
想像してみれば
相手の事を理解できるなんて
おこがましいことに気づく。
願いを込め、
俺最高、お前も最高と拳を突き上げる。
そうやってアンセムは歌い継がれてきた。
 
ヨーロッパの残響も
インドの神秘も
南米のクラーベも
今は響かず
大地のポリリズムに身を委ねたい
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