ホワイト・テンプル
現在タイ北部のチェンライ滞在中。インドのプリーで出会ったチェンライ在住のK氏が日本に一時帰国されるとのことで、留守を預かる形でK氏のマンションに居候させてもらっています。これもサンタナに泊まったからこそ頂いたご縁。有り難く使わせて頂いております。旅行史上最高水圧のホットシャワーに毎日感動！
さらにK氏とのご縁繋がりで知り合いになったH氏にも色々とお世話になり、ラーメン屋さんでご馳走になったり温泉に連れて行っていただいたりと、涙が出るくらい良くしていただいております。
というわけで今日の写真はH氏に連れて行っていただいたワット・ロンクン。通称ホワイトテンプルの名で知られています。僕には非常に珍しい観光地写真です。やはり絵葉書的構図も押さえておかなきゃね。
ワット・ロンクンの詳細はミサブログで。
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運命の分岐点
写真家の三井昌志氏に、コルカタの空港からメールをいただきました。昨年12月から約4ヶ月にわたるインド撮影旅行を終え、これから帰国されるとのこと。僕がこれを書いてる時点ではもう日本でゆっくりしておられることでしょう。
思えば昨年11月18日。カメラ・レンズ・PC・ハードディスクが入った、僕の旅そのものとも言えるバッグを盗まれました。そしてプリーの街で三井さんから新しいカメラを受け取ったのが12月5日。その間の僕は落ち込むとかいう生易しい言葉では言い表せないほどのショックを受け、これからどう旅を続けようかと途方に暮れる毎日でした。宿で完全に引きこもっていました。今こうして思い出しても胸が締め付けられる思いです。
三井さんはそんな僕の命を救ってくれた恩人です。決して言い過ぎではありません。
それ以降も三井さんとは何度かメールでやり取りさせていただき、まさに冒険とも言える彼の旅を垣間見ることが出来ました。スクーターのような小っこいバイクでの、風まかせのインド一周。
方向音痴の僕にとっては、どうやって目的の街まで辿り着くのか、何の情報も無い街でどうやって宿を探すのか、どんな嗅覚で被写体を探すのか、何もかもが謎のまさに未知の世界。僕にはしたくても出来ない旅を、彼は平気な顔をして（るのかどうか知りませんが）やってのける。写真は言うまでもなく文章や話術のセンスも含め、すべてにおいて僕の憧れの存在。僕に無いものが多すぎる！
機材の盗難に遭わなかったら、僕達はプリーをさっさと抜けて南インドに下っていたと思われるので、彼との面識を持つことは無かったかも知れません。そして僕達の旅を大きく揺さぶったあのサンタナロッジに泊まることも無かったでしょう。サンタナに泊まらなかったら起こりえなかったことも次々に起きています。
すべての物語はカメラ盗難から始まりました。「だからカメラを失くして良かった良かった」というわけにはいかないのが難しいところですが（笑）、カメラを失くしたからこそ得たものも非常に大きかったわけで、僕にとっては11月18日が運命の分岐点だったのです。
今日の写真は、三井さんからカメラを受け取って息を吹き返した頃に撮った写真。あの時の喜びが蘇ります。
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