タイ警察らは2024年2月21日(水)の夜、200人の捜査官を動員してバンコクのソイ・ナナ(スクンビット通りソイ3)からスクンビット通りソイ11までの範囲で、外国人を対象とした薬物の捜査を行いました。
以前、スイス人観光客がコカインを使用して死亡した事件も発生しており、今回の捜査はこの地域の外国の麻薬密売人に対する国民の懸念に応えたものです。
2月18日(日)に始まった捜査では、西アフリカからの5人とタイ人女1人が、コカイン1.45グラムとヘロイン13.5グラムを所持していたとして逮捕されました。警察は、アパートや車の中などから460万バーツ以上の資産も押収したました。
へそで茶が沸きそうです。
どの口が国民の懸念に応えるべく外国人の麻薬所持捜査をしたなどといえるのでしょう?
ついこの間の話で、麻薬5錠までなら罪には問われずと政府が報道したばかりです。
タイ人の麻薬は良くて、外国人は厳罰に処すタイのこういうやり方は差別以外の何物でもありません。
つくづく嫌になりますね。
ニュースで働かない息子のために、麻薬5錠を与える母親の話が出ていましたが、なんかタイのやり方はかなり矛盾しています。
おそらくは国内向けのガス抜き捜査です。
麻薬5錠は合法?に対する世論の反発はとても強いものです。
焦った当局が不良外国人の取り締まりをして、ごまかそうとしているのです。
やることなすこと、すべてがちぐはぐで、後先を考えてないいつものパターンです。