憲法裁判所のナカリン長官はこのほど、最大野党・前進党とセーター首相に関連する裁判2件について憲法裁が9月になる前に判決を下すとの見通しを示した。
前進党は昨年5月の総選挙の運動期間中に不敬罪を規定した刑法112条の改正を公約に掲げたことが王制転覆の試みとされ有罪となった。その後、中央選挙管理委員会が前進党を憲法裁に提訴。現時点で解党処分の判決が下るとの見方が支配的となっている。
一方、セーター首相は先の内閣改造で過去に法廷侮辱罪で有罪になった人物を首相府相に起用したことが政治倫理に関する憲法規定に違反しているとして憲法裁に提訴されている。
タイで今一番人気のある政治家は、前進党のピタ元党首です。
記事にもあるとおり、不敬罪で議員資格をはく奪され、10年間の公民権停止処分も受け、政治家としての活動が当分できなくなりました。
さらに前進党は解党処分になるようです。
セター首相は現首相ですが、そのボス・タクシン氏による陰謀を懸念してか、王党派軍部がセター首相の解任をすると言われています。
邪魔者はすべて排除され、また軍事政権が復活する兆しが見えてきました。
9月にキナ臭いことが起きないとよいのですが…