今更ですが、タイの警官は日本のやくざや半グレよりたちが悪いです。
それは法律で守られて権限と堂々と拳銃を所持できるからです。
その気になればいつでも気に入らない人間をどうにでも処理できるのです。
警官の知人(私の方で必要以上に親しくはなりません)が言うには、一番手っ取り早いのが麻薬犯に仕立てることらしいです。
警官たちは常に小分けした麻薬を小道具として所持し、こういう相手に「これはおまえの荷物から出てきた」と小分けした麻薬を見せ逮捕するのです。
目的は逮捕ではなく、「逮捕されたくなくばそれなりに費用がかかるよ」と金を巻き上げるためです。
交通違反ではたかが知れているので多くは麻薬がらみにするようです。
恐ろしいですね~
さらに怖いのが、本当に気に食わない相手や銃を所持している相手は射殺することも考えるそうです。
これも銃を所持していたからやむを得ず射殺したで通るそうです。
絶対タイでは警官には逆らうべきではないようです。
連中は非番時にも拳銃は堂々と所持しています。
先ほども屋台で食べていると警官が4人私の後ろの席に座りました。
各自が2人前の料理を注文していましたが、終わると金も支払わず席を立ち消えていきました。
いわゆるショバだという奴です。
たいしたもうけも出ないような屋台では、金は請求せずにいつでも好きな時に好きなものをタダで食べる。
風俗店の女性たちには金を請求しますが、金がないと体で支払わせるようです。
こちらも好きな時に好きな好きな娘を連れていくようです。
もうやりたい放題です。
逆らえば商売がすぐできなくなるので、みんないやいや従っています。
ラーチャカン(公務員)の中でも警官は飛びぬけて副収入があるので、新卒者には大人気の職業ですが、強いコネがないとまず採用されません。
多くの警官はベンツなどの高級車に乗り、所長クラスともなればフェラーリなどの超高級車を10~20台も所持していると聞きます。
悪徳警官にとって、一般市民は金の成る木でしかないのです。
悪徳警官といってもそれは一部の話、みんながみんなそうじゃない?
いやみんながみんなそうなのです。タイを知れば知るほど腐った社会構図に虫唾が走ります。
北部の巨大麻薬組織は別格ですが、すでに山口組以上の巨大組織「タムルアット・警察組織」が存在するため、日本の様な反社はタイでは商売が成り立たないのです。
しかしそんな世の中のダニどもにも弱みがあります。
それは強い権力者には逆らえないという点です。
以前、名高い老舗の日本料理チェーン店の日本人ワンマンオーナーが、飲酒運転+スピードオーバー+信号無視?で警官に車を止められた時、
扉を開け、鬼の形相で止めた警官に近寄り、問答無用ですぐ殴りつけたそうです。
「この俺は〇〇の社長だ!」
当時は飛ぶ鳥をも落とす勢いの日本料理店でしたので、警官もその政治力を知っていたのでしょう。
警官はすぐ平身低頭に日本人オーナーに謝罪したそうです。
どっちもどっちですね。
なお、その日本料理店も今は閑古鳥が鳴いているそうです。