鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

レイアウトのワーゲン

2024年04月07日 | 模型車両

私のレイアウトで

何かあるぞ、来て来て!!

 

うわー、凄〜い、 中に模型のレイアウトがある!!

 

この車は、Schucoのフォルクスワーゲンバスです。 そこにレイアウトが乗っている。

 

確かにレイアウトです。

 

反対側にはレイアウトのメンテナンス用の穴も表現されている。 これはレイアウトをよく知っている人が作ったものだ。

Schucoはメルクリンの自動車模型のブランドのようで、面白いものがあるので時々買います。 人間遊び心ですから。

買ったのは、大阪、樟葉にあるメルクリンショップ、HRSです。

先日友人達と行って、これを見つけて、「買いまーす」とレジに持って行ったのでした。

 

HRSはメルクリンの店ですが、いろいろなものが置いてある。 店主は車が好きなので、1/87の車の在庫は半端なものではない。 その種類ですがかなり珍しいものもあって、鉄道模型を買わなくても車を買いにゆくこともあります。 この日はナローのレイアウトに使うトラックを買うのが目的でしたが、このワーゲンも買ってしまった。

そして、必ずと言ってよいほど、鉄道模型に関する知識も得られる。

 

レクチャーを受けたのが、この入れ替え用の機関車。 自動連結開放カプラーがついているが、最新の物なので厚さが薄くなって、以前のものよりも格好良くなった。  そして、それだけではなくて、CS3の連結開放ボタンを押すと、自動的にほんの少し後退してから開放して、前進する。 だから確実に連結解放をする。 この動作を動画で撮ったけれど、とてもスムーズに連結開放する。 当然ながらレイアウトの何処ででも連結開放ができるのです。  うーん、この機関車欲しいな〜  2線式のトリックスブランドでもあると思います。

 

友人がプライザーの料理のセットを買ったのですが、これは色を塗っていない白いままです。

私もこの色塗りをした事があるけれど、皿の上にものすごく小さい料理が乗っていて、面相筆ででもうまく塗れない。 コーヒーカップなど米粒の1/4 以下の大きさで、色を塗るどころか、触った途端に何処かに行ってしまう。 

すると、店主が、お客さんが塗ったものですが、と

 

これを見せてくれました。  この大きさを知っている人なら驚きだと思うのですが、料理の種類がわかるし、焼き魚には切り込みも入っているし焦げ目もある。 パンの色も単なる茶色ではない。 テカリも入れてあるし、いやはや凄まじい。 店主がビールには泡もあるんですよとルーペを持って来てくれた。 拡大してみると、ますますその凄さがわかります。

でも、こういうものを見ると、絶対に色を塗るのは無理だと思っていても、やればできる気になります。

まあ、ルーペと細い筆、それに自分の腕が確かでないと無理ですけれど。

HRSで買ったもの。 フィギュアとトラックはナローのレイアウト用。

それにレイアウトのワーゲンは面白いので購入。

でも、やはり鉄道車両も欲しいので貨車一台ですが、ちょっと綺麗な貨車。

ということで、HRSは、日本物の模型店とは少し違った、珍しいものを見たり買ったりできます。

ですから、少し不便な場所ですが、新幹線を使ってとんでもなく遠いところから買いに来られるお客さんがいます。

 

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DCCについて  その7 DCCの欠点

2024年03月09日 | 模型車両

DCCについて良いことばかり? 書いてきましたが、欠点を書きます。

まず

1. お金がかかる。

デコーダーの価格がESU(少し高い)なら、サウンド付きは、ほぼ2万円するようになりました。 サウンドなしが7000円ぐらいでしょうか、はっきりは分かりませんが、これぐらいします。

これだけの価格を出して、車両に入れるか?

初めからDCC内蔵の車両を買う方がお得かもしれません。 私は最近はサウンドDCC内蔵を買うようにしています。 高いですが、調整その他自分で後付けで入れるのは、多機能の今、無理ですので、きっちり完成したものを買う。 だからお金がかかる。

 

これしきではとてもサウンドの機関車は買えません。

では、どうしたら良いか? それは各自で考えてください。 基本的にお金を何に使うかです。

カメラは今や30万円時代です。 それに交換レンズを足して行くと、 模型もそれなりにかかるのでは?

 

2. 壊れる

 やはり、複雑になればなるほど壊れる可能性は増えます。 壊れたデコーダーが何個もあります。

一番壊す原因は自分で取り付ける時です、ちゃんと配線する前に、テストでミノムシクリップなどで繋いで、電気を流している時に、少しでもクリップがどこかに触ると瞬間に壊れる。  あっと思っても後の祭り。 数万円までゆかないけれど、かなりの金額がパーです。

サウンド内蔵完成機関車のデコーダーが壊れることは滅多にないけれど、たまには走行中に壊れることもあります。 もう一度言いますが、これは滅多にないです。 

一方、自分でつけたのもは壊れる確率が高い。 これも滅多にないのですが壊れたことがあります。

カトーのC56につけて、快調に走っていたのですが、何かの原因で動かなくなった、 分解するとサウンドデコーダーが焼けていた。

もう、買う気力が無いので、DCに戻しました。

 

3. 機関車のアドレスを入れるのが面倒だ。

DCなら線路の載せてスロットルを回せばそのまま走るのですが、DCCでは機関車のアドレスを入れなければ走らない。

DCCをし始めた頃にはこれが面倒だと感じました。 でもね、これは複数の機関車を同じ線路の上に乗せられるので仕方がないことなんです。

ある本の説明では、自分がその機関車に乗り込んでゆくのと同じだと書いてありました。 なるほど、自分がその機関車の運転士になるには乗り込まなければならない。 これも慣れればさほど面倒だとは思わなくなりますが、機関車が増えるとアドレス番号を思い出せない。

そこで、大事なのがコントローラーになります。 メルクリンCS2、3やロコのZ21では機関車の絵を選択するだけで、アドレス番号を入れる必要がありません。 

 

4. ドラフト音や汽笛や、ベルの音などのファンクション番号を入れるのが面倒だ。

 ファンクション番号のボタンを押して、それぞれの音を出すコントローラーもありますが、これらの番号は機関車によって異なるのでとても覚えられません。

こういうコントローラーでは、車両名とファンクション番号の一覧表を作って横に置いておくのが使いやすい。

 

一覧表の例です。 

 

ロコのZ21の画面です。 下に機関車の画像ができるので、走らせたい機関車をタッチすれば、上のコントロール画面にその機関車の情報が出て走らせられます。 しかし、左にあるライトやタイフォンなどのファンクションボタンはあらかじめ自分で設定する必要があります。 それなりに面倒ですが、一度設定しておけば後はアイコンをタッチするだけでタイフォンが鳴ったりするので便利です。

 

なお、メルクリンのCS2や3で、mfx対応のデコーダであれば、線路に機関車を乗せるだけで、これらのアイコンも含めた情報が機関車からコントローラーに伝達され、このようなアイコンの絵も自動的に表示されます。 そして、それが記憶されるので、とても便利です。

 

5. 集電不良に弱い

 模型の機関車は線路から車輪を通して電気を供給していますが、それぞれ汚れたりして接触不良を起こします。 DCであれば多少の接触不良でも通過するのですが、DCCではデコーダーに電気が来ない瞬間に、停止状態にリセットされます。 だから機関車が止まってしまいます。 接触不良部分を通過して電気が供給されると、改めて停止から加速率に合わせてだんだん速度が上がるということになり、わずかな接触不良でも止まるという状況が起きます。

これには線路を磨くのはもちろんですが、車両側の集電対策が大事です。 いい加減な集電機構の車両ではお話になりません。

一方、デコーダー側にも、接触不良対策をしたものが発売されています。 コンデンサが付けられるタイプです。 2軸の機関車など接触不良が起きそうな車両に使うのに有効なのですが、そういう機関車は小型なので、コンデンサを積む場所がないかもしれません。

 

6. いろいろなことができるので、その知識を得るのが大変

 音のデータを探したり、信号の自動化や、複数の列車を同時に運転したり、自動運転や、街の照明や教会の鐘や遊園地の遊具などを動かしたりすることも制御できます。 夜になると、街の家々の照明があちこちと、だんだんに点灯して行く。その他いろいろなことの制御もコントローラーからできるものもありますが、こういうものに凝り出すとその知識を得るのに勉強しなければなりません。 もう、何の趣味になったのかわからなくなるほどですが、欠点というか利点というか、人によって違うでしょうが、見る人にとってはとても楽しいことが出来ます。

でも、日本語の資料がないほど日本は遅れているので英語やドイツ語の資料を調べるのは大変です。

 

 

DCCのまとめ

 はじめにこんな写真を出しました。 ここでDCCが無いと書きましたが、それは必要がないからだと思います。

ここでは、列車は止まりません。 エンドレス上を一定の速度で走り続けています。 DCCの良いところは停止状態からの加速や減速です。 サウンドもそういう時に効果が現れますが、駅もないし止まらないのでDCCの必要性がないのです。 そして、エンドレスが何本もあって、複数の列車を同じ線路の上に置く必要が無いこともあります。

しかもあちこちでたくさんの列車が走っていますから、それが全部サウンドの機関車であれば、喧しいし、それぞれの機関車の音を聴き分けにくくなります。 まして、煙を吐いたら、施設から怒られそうです。

ですから、複雑なことをするよりもDCのままで、シンプルに走らせっぱなしにしているのでしょう。

 

一方

HNモジュールでは

これは2014年、今から10年前のHNモジュール運転会に集まったディジタルコントローラーです。 何の打ち合わせもなく偶然に皆さんがコントローラーを持ってきました。 メルクリンCS2(まだCS3は出ていなかった)が3台と、ESUのイーコスが一台の計4台も当時最新のディジタルコントローラーが持ち込まれたのです。

店にだってこんなには置いていないほど。

これらのうち、HNモジュールの運転に必要なのは一台だけですが、皆さん何らかの理由があってこれほどのコントローラーが集まりました。

我がクラブは、10年前にはディジタルを取り入れていたのです。

そして、最近はコントローラーにZ21を使ってwifiで飛ばして、スマホで運転しています。 手にはダイヤも一緒に持って時刻表に沿ったダイヤ運転です。 当然、駅があってそこを定刻で発車する。 ディーゼルはエンジン音をたてながら速度を上げ、蒸気機関車は煙を吐いてドラフトを響かせながら走る。 そこには、実物の世界の縮小版があります。

 

HNモジュールは景色があるので、サウンド機は特によく似合う。 電気機関車もモーター音を唸らせて!

 

これは私のメリーゴーランドモジュールです。 メリーゴーランドが自動的に動いたり止まったり、それに合わせて音楽も変わります。 マイクを持って説明しているところです。

 

このメリーゴーランドの制御はCS3です。 ここに入れたプログラムで動いて、音楽は後ろに差したUSBのデータを、プログラに合わせて内臓のスピーカーから流しています。

 

とうようなことですが、実はDCCで大事なことは、コントローラーです。 これは後日改めて書くつもりです。

 

明日10日は、枚方市文化芸術センターで、HNモジュールの運転会があります。

見にきてください。 大歓迎? します。

 

 

 

 

 

 

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DCCについて  その6 あらためてBEMFの効果

2024年03月08日 | 模型車両

DCC、すなわちディジタルシステムについて話しています。

その特徴として、BEMFという機能がありますが、モーターの回転を検出して、指定した速度で走るようにする機能です。

モーターは回転すると、発電機として電気を発生するのでそれを検出してモーターの回転を求めるのです。

これで、模型的にどんな利点があるかというと、

超低速でも一定の速度で走ります。 列車は駅から走り出す時、止まる時に遅くなります。 この時に超低速まで安定して走ると実感的な走りになります。 急に飛び出したり、急に止まるのは玩具ぽいですから。 特に、蒸気機関車が動輪をじわっと回転させながらゆっくり走り出すのは、見ていて痺れます。 これができるのがBEMFです。

 

じっくりとゆっくり走ってゆく9600。

もちろん、走り出しだけではなくて、直線でも、負荷がかかるカーブでも同じ速度で走っているのは見た目に自然です。

 

そして、これは勾配で一層、威力が発揮されます。

特に小さなレイアウトでは、勾配を作らなければならないような線路配置になり、かつ急勾配です。

勾配を登る時に列車が遅くなり、降る時に速くなるのは実物でもそうなるのですが、模型ではその速度変化は大きく、常にスロットルを握っていなければなりません。 実物でも同じでしょうが、模型では狭いところで走るので、その操作がとても煩雑です。

そんな時に、EBMFがあると、何もしなくても同じ速度で走ります。 これが見ていて自然なのです。 登りで止まりそうになるのはともかく、下りでジェットコースターのようになるのは見るに耐えませんし、脱線転覆の恐れもあります。

ということで、レイアウトを作る時に勾配を作らないという人も多いのですが、平面だけのレイアウトは味気ないです。

 

これはNゲージの南フランス線です。 この部分の下りで、それこそ線路から飛び出すぐらいに速度が速くなり、慌ててスロットルを絞ります。

 

反対側のカーブで、スロットルを絞ってあると、止まりそうなのでまた上げます。

一周のうちに上げたり下げたりが激しいのです。 スロットル一定では速くなったり遅くなったりで見ていられません。

これは、この長い編成にモーター車が一台ということもあるのですが、カトーでは勾配を走ることを想定していないようです。

これをDCCにしてEBMFを働かせれば良いのですが、NゲージまでDCCにするつもりはありません。 もちろん、NゲージでDCCをしている人もいますが、現実問題ほとんどの車両にDCC用のソケットがないので難しいでしょう。

ということで、このレイアウトは完成後1年足らずで解体しました。 景色は気に入っていたのですが、この勾配による速度の変化が理由で嫌になったのでした。

こうやってみると速度が上がっていても気持ちが良いのですがね、、

皆さん、今月20日に発売される鉄道模型趣味誌にこのレイアウトの記事が載ります。 とても綺麗に編集してくださっているので是非ともお買い求めの上ご覧ください。

 

ということで、勾配のある景色の中を走るようなレイアウトや急カーブがあるレイアウトでは、DCCにすることを勧めます。

 

それから、DCCの走りの基本として、最低電圧(最低速度)、最高電圧(最高速度)、そして加速率と減速率が決められます。

ここで、DCには無いのが加速率と減速率です。 これは、スロットルを一気に上げても加速率が設定してあるので、実物のように徐々に速度が上がって行く走り方です。 この設定次第で運転した時のフィーリングが変わるので大事な設定ですが、走らせては設定を変えて等で、その車両に合った加速度にします。 変えるのは簡単です。 サウンドがある場合、気動車などでは、スロットルを上げてもすぐには走り出しません。 エンジン音が大きくなって、トルコンが作動し出した頃に走り出し、加速率によって徐々に速度が上がる。 まるで実物のようです。

止まる時も、減速率に従って速度を落とすので、もちろん自分で回すスロットルによっても加速や減速が変わりますが、減速率が少ないと、駅の停止位置を過ぎても止まらない〜 となったりします。 ガクンと止まるのはおかしいですからこうなっているのです。 しかし、DCCでは停止位置にきっちり止めることが出来ます。最後に超スローで走って停止位置で止める。 これでミリ単位できっちり停止位置に停められます。EBMFのおかげです。

 

そして、複数台数を線路に乗せて置けるという利点。 

普通はこんなことをしませんが、こんなことができるということです。こうやって並べるだけでも個別に走らせることが出来ないDCでは無理です。

 

今日紹介したのはDCCの基本部分ですが、この部分だけでもDCC、ディジタルの値打ちはあると思います。

 

造形村のEF13はデコーダーを積めるようにスペースと8ピンが用意されています。 だからDCCにしない手はないとDCCにしました。

後ろのカトーの165もDCCにしています。サウンドはないけれど同じ線路に乗せられるので、ホームが違ってもポイントを切り替えたらDCCの電圧がかかるので車両をDCCにしておかないと一緒には走れません。

 

利点ばかり書きましたが、次回は欠点を書くつもりです。

 

つづく

 

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DCCについて  その5 ポイント 信号 関係

2024年03月07日 | 模型車両

DCCについて書いています。 今日はポイントや信号関係。

この文章の中でDCCとディジタルという言葉を混在させていますが、DCCはディジタルの一部であり、大きな意味でディジタルと言ったりしていますが、同じと考えてもらっても良いです。

 

ポイントにデコーダーをつけると、コントローラーからポイントの操作ができます。

デコーダーはポイントの外付けでも良いが内蔵されていると便利です。

これはメルクリンの左がポイントマシンで右がデコーダです。

 

ポイントの道床部分に収められます。

 

デコーダーのアドレスはこのディップスイッチで設定できますので、ポイントごとに番号を振ります。

操作はコントローラーからポイント番号を入れて切り替え操作をするだけ。

このポイントは道床に内蔵なので、線路から電源を取っていて、何も付加的な配線をする必要はありません。

 

レイアウト製作でも、ポイントマシンに配線の必要はなく、とてもシンプルで楽です。 コードが出ているのはフィーダーと自動運転のためのセンサーからのコードです。

これはメルクリン3線ですが、トリックスブランドで同じタイプの2線式の線路が出ているので、それを使えば普通の2線式でも使えます。 カトーのH0用ユニトラックにもデコーダー内蔵があるかもしれませんが、私はディジトラックスは使わないので知りません。

さて、ポイントにデコーダが内蔵されている利点は、レイアウト製作が容易になるだけではありません。

レイアウトを持たない人、フロアで列車を走らせている人にとってはものすごく便利なはずです。 

線路を敷いて、ポイントも繋いで、フィダーをつけるだけでなにもポイントに配線することなく、コントローラーから列車の運転と共にポイントも操作できる。 これって凄いでしょう? ポイントへの配線はフィダーの比ではなく、しかもポイント操作スイッチもたくさん要ります。 だから、駅がある線路配置もDCCなら簡単にできてしまいます。

そして、線路配置を変えても問題なく操作できる。

 

これはデコーダーがいくつも入っている機器です。 これにコイル式の普通のポイントマシンを繋いで動かすことができます。

この場合には、ポイントへの配線が必要ですが、普通のポイントマシンでもディジタルに変えることができます。

 

これはカトー(ディジトラックス)のDCCコントローラーですが、ポイントのスイッチを押した後にポイント番号を入力すればポイントが変わる。

 

こちらはメルクリンCS2の画面ですが、ポイントの絵が出るので、タッチペンで押すとポイントが変わる。

 

同じくメルクリンのCS2の画面でレイアウト表示にすれば、ポイント部分をタッチするとポイントが変わります。

やはりレイアウト図があるとわかりやすい、というよりも、コントローラーには液晶画面が欲しい。

このレイアウト図は簡単に描けるし、何種類も保存できるので、毎回線路配置を変えるようなフロアレイアウトでは特に便利でしょう。

 

メルクリンのCSからは、無線LANを使ってスマホやタブレットと接続できます。

これはiPadです。 ここでは4列車の制御と共に、レイアウト図も表示してポイントを指でタッチすればポイントが変わります。

そして、こういう携帯端末を使うとコントローラーの前に座っていなくても運転できるし、他の部屋からでも運転できます。

ポイントもディジタルにしてあれば、その操作も離れていてもできます。

こういうことができるのがディジタルの世界です。 もちろん、2線式でも可能です。

 

一方、信号機をディジタルにすると、腕木式信号機なら、腕の動きをゆっくり動かすことができます。 動画をアップしてあったのですが、消去してしまったようです。 腕木の腕がカチャと動かずにじわっと動く、おもちゃぽくなくて空気感が違ってきます。

そして、信号に従って列車は運行される。 ですから、信号が赤になれば止まり、青になれば走り出す、というような操作も、ディジタルなら自在にできます。 もちろん、センサーや付加装置が必要になりますが、さほど手間ではない。

基本的にディジタル(DCC)の機関車は、走れという命令を出したら、一定の加速率で速度が上がるので、アナログのようにコントローラーのスロットルを徐々に上げなくても良いので、こういうコントロールがしやすいのです。

 

ディジタルの信号です。 ドイツでは腕が上がっていると青です。

 

列車が通過すると、じわっ〜と腕が下がって赤になる。 それだけの操作しかさせていませんが、それでも気分は良いです。 見入ってしまいます。

 

つづく

 

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DCCについて  その4 煙や補器関係

2024年03月06日 | 模型車両

DCCではいろいろなファンクション機能が付いています。

その一つに発煙装置があります。

これは、60年近く前の写真です。 真鍮板と真鍮カーテンレールからスクラッチビルトで自作したC57です。 まだ若い。 20歳過ぎの頃です。 このC57を2〜3年前に大修理した時にサウンドDCCに改造しました。

ちなみに、後ろに写っている車両はカトーの9mmゲージのC50と客車です。 客車もあって、レイアウトを作っていて、その上での写真です。 まだNゲージと言わない頃から、9mmゲージを触っていて、Nゲージでも古株なのであります。 エヘン!

 

DCCに改造している写真です。 色を剥がして、至る所を修理と改造をしました。

煙室の中に発煙器を入れています。 見えますか? 

SEUTHE社の発煙器です。 この社名は ” ゾイデ ” と読みます。 頭ごなしにゾイデと覚えなければ、アルファベットを見ても絶対に読めない。

 

発煙器にはいろいろな形がありますが、普通は上の形を使います。 配線がついているのはテストのためにつけただけです。

これはDCでも使えますが、煙が出る電圧まで速度を上げないと出ないし、任意に煙を止めたりできない、 DCCでは、一定電圧がかかるのでしっかり煙がでるし、停車中には少ない煙にすることや、部屋が臭くなるので適当に止めたりできます。

 

本物の煙のようではないかもしれませんが、煙が出ると蒸気機関車らしくなります。 特に、建物の裏や木の影に機関車が隠れても上に煙が見えたらとても感じが良い。 まあ、本物の煙のようにもくもく出すとあっという間に、家で使用禁止、運転会でも火災報知器が鳴るかもしれないので、この程度の煙で良いでしょう。

 

最新の蒸気機関車ではシリンダーの動きに合わせてドラフト音と共にシュッシュッと煙を噴き上げます。

蒸気機関車の出発です、力強い音とともに、煙をシュッと噴き上げ、またシュッと噴き上げる。 これぞ蒸気時代の再現です。

音と煙と機関車の祭典です。 

 

これは他の機関車ですが、煙を噴き上げる発煙器です。 四角くて大きい。 この中に小さなモーターが入っていて、それがドラフト音と同期して煙を噴き上げる仕組みです。 DCCでなければできない芸当です。 この発煙器を自分で買ってもデコーダーの設定ができなければ、こんな芸当はできません。 もう自作の時代は終わりと思ってしまいます。 だって、メーカーにはそれぞれのプロがいて、こういうプログラムも作ってしまうからです。

 

煙は蒸気機関車だけとはかぎりません、ディーゼルだって煙を吐きます。

 

煙の他に

連結器です。 大きな連結器がついていますが、これは遠隔で連結開放ができるのです。

 

コントローラーの連結器の絵のボタンを押すと連結が外れる。 入れ替えに便利ですが、普通の列車でも終点で機関車を外すのにとても便利です。 

これはメルクリンの車両だからだろうと思う人がいますが、電気的にはメルクリンも2線式も全く同じでトリックスブランドは2線式で同じことができます。

 

これは客車のドアが開いているところです。 DCCの客車で、コントローラーからドアの開閉ができます。 たったそれだけだと思うでしょうが、開くと あれっ! と思うよ。

 

そして、写真がありませんが、すなわち車両を持っていませんが、今では電気機関車のパンタグラを昇降させる機能がついているものがあります。 そして上げた時に、架線に当たって上下にフワフワしてから止まるような細工までしてあります。

 

これは小型クレーンです。 走行もしますが、クレーンも動く。 動きが可愛らしい。

 

さらにメルクリンの大型クレーンです。 これはすごい。 持ち上げたり回転したり、かなりいろいろなことができます。 DCCならではの機能です。 コントローラーも2つのつまみを使うので、それなりのコントローラーがなければ使えないでしょう。

このクレーンを使って模型の貨車の転覆を復旧させる動画がありましたが、今探したけれど見つけられなかった。 暇な人探してみてください。 2〜3本はあったと思います。 そのクレーン車はROCOの製品でした。

 

そうそう、ラッセル車の羽を動かすものもあったり、マルタイもあります。

 

このように、ディジタルでは走らせる機能以外にいろいろなことができ、その範囲はアイデアさえあればいくらでもできるという感じです。

つづく

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