地形で解ける東京の街の秘密50 内田宗治 ***
東京の街は江戸時代になり家康が江戸城を作り、その後、玉川上水、神田上水などを開拓、甲州、中山道、東海道などの街道筋を設定、武家地、寺社、町人地などを設けた。江戸城の地形をひと目見た...
縄文の思想 瀬川拓郎 *****
縄文文化を知る方法として、アイヌや琉球に伝わる神話、考古学的資料に基づいて縄文思想を浮かびあがらせてみようという一冊。アイヌと記紀、風土記には共通するモチーフがある、それは海の神が...
徳川家康の江戸プロジェクト 門井慶喜 ***
2019年正月にNHKでドラマ化され放映された「家康、江戸を建てる」の著者が家康による江戸プロジェクトを掘り下げた一冊。2017年に松江城で江戸城初期の絵図が見つかり、1607年こ...
観光亡国論 アレックス・カー、清野由美 ***
2019年3月初版のパンデミック直前に発刊された一冊で、海外からの観光客が急増する日本での問題点を指摘し、改善策を提言する。筆者の一人はアメリカ人だが、日本の文化に惚れ込み、198...
トップナイフ 林宏司 ***
「コード・ブルー」「医龍」などのテレビドラマ脚本家による脳外科医の物語。主人公たちは、東部総合病院脳外科に集う優秀な脳外科医たち。そのまとめ役が深山瑤子、脳外科の医師たちを技術的に...
紙の城 本城雅人 ***
産経新聞の記者出身の作者、紙メディアがWEBメディアにかなわないところと従来からそこに働き取材活動をしている記者たちの存在価値について自ら問うような作品。作者の別作品「傍流の記者」...
縄文人からの伝言 岡村道雄 ****
第4紀の氷河期が終わり、日本列島にも温暖化の波が訪れたのが15000-12000年ほど前。当時、列島に住み着いていたのが縄文時代の人々であり、その遺跡や遺品などから、かれらは300...
活動寫眞の女 浅田次郎 ****
三谷薫が清家忠昭に出会ったのは、その年にはまだ盛んだった東大の大学紛争を避けて京大文学部に入学してすぐのことだった。映画好きだった薫と忠昭はすぐに仲良くなった。清家は実家から通う医...
老化と脳科学 山本啓一 ***
脳の仕組みを解説して、老化と記憶力低下、認知症発症のメカニズムについて説明。好ましい食生活、日常の振る舞いについてアドバイスをしてくれるという有り難い一冊。脳の中で情報処理機能を担...
遠い約束 室積光 ****
1999年以来上演されてきた芝居脚本の小説化。太平洋戦争が始まる前の1933年、桜山尋常小学校を卒業してそれぞれの道に進み始めていた五人の男の子たちとその恩師の中川猪太郎先生が、5...