英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱 小林恭子 ***
イギリスはロンドンのキューにある国立公文書館には、この1000年に発生して保管されてきた中世から現代までの膨大な歴史資料が存在する。期限が来れば誰にでも閲覧可能、その期限も50年か...
戦国、まずい飯! 黒澤はゆま ***
戦国時代を描くドラマを見ていると、大名はやたらにお酒を飲んでいるが、どんな食事をしていたのだろうか。とくに戦場での食事は、大将と一般侍、そして足軽ではずいぶん差があったのではないか...
「お金」で読む日本史 本郷和人 ***
米価により過去の金額を現代に置き換える手法でみると、鎌倉時代の一石(1000文)は10万円ほどとして、大仏鋳造に使われた宋銭(一枚2gが6000枚ほど使われたと換算)相当で、1石が...
日本史の内幕 磯田道史 ***
「武士の家計簿」の筆者でもあり、本書の筆者の磯田さんは本書によれば15歳で古文書の解読を始めたとのこと。古文書が読めれば、貴重な一次資料に出会う確率が高まるので、歴史学者としては必...
人名の世界地図 21世紀研究会編 ***
日本では生まれてきた子供に希望と期待を込めて、自分が気に入った名前を付けるが、キリスト教圏など宗教がらみの名前を付けることが一般的。そのため、名前の種類はある程度限定される。本書は...
人事の日本史 遠山美津男、関幸彦、山本博文 ****
古代から近世までの日本史を振り返り、「人事」の本質について考察してみた一冊。視点は次の三つ。1.歴史上重要な人事の決まり方 2.歴史上の人物たちは人事に対してどのように考えふるまっ...
東大寺のなりたち 森本公誠 ***
著者は東大寺に入門して70年以上、東大寺の長老にして2004-7年に218世別当を勤めた。奈良の大仏で有名な廬舎那仏が建立されることになるのは、743年の聖武天皇による詔により、7...