そして最後にヒトが残った クライブ・フィンレイソン ****
ネアンデルタール人が滅亡し、現生人類が生き残り競争で優位になった理由。地球環境変化で、それまで地上に多くあった森林地帯の割合が減少し、草原が増えた。その結果、大型動物を獲物としてい...
戦前回帰 「大日本病」の再発 山崎雅弘 ****
日中戦争から太平洋戦争にかけて誤った国家の進路と活動を二度と繰り返したくない、という思いは日本人共通の考えのはず。進路の間違いはその前の明治維新から日清日露戦争を経験した頃から芽生...
理系脳で紐解く日本の古代史 齋藤茂樹 ***
筆者は民間自動車メーカーに勤めていた技術者である。退職後に記紀研究に目覚め、考古学的古代史観に違和感を覚えたため、技術論から見た日本列島古代史について考察してみたのが本書である。...
古代史おさらい帖 森浩一 ****
森浩一といえば歴史学者にして、考古学の泰斗であるにも関わらず、従来からの定説と言われる主張にも疑義を持ち、事実を再発掘して検証してみる努力を惜しまない人だったようだ。本書は、晩年に...
君と、君がいる彼方 末浦広海 ***
家族の絆の物語。主人公の家族は4人、夫は建築家の相沢孝之、妻は専業主婦の貴美子、長女中学生の美加、長男小学生の康文。孝之の父は30年以上前に、駆け落ちして家族を捨て、今は行方知れず...
科学者が読み解く日本建国史 中田力 ***
「日本古代史を科学する」の続編で、前書は魏志倭人伝に示された邪馬台国の場所は宮崎平野だという主張だった。断定調の書き方が気になる読み手もいると思ったが、曖昧さを排して前提条件を示し...
神社に秘められた日本史の謎 新谷尚紀 ***
神社とは何なのか。その原型はヤシロとミヤ。ヤシロとは屋代で、神を迎えるための祭壇が置かれた場所に建つ小屋の場所を示し、常設の建物はなく神をオマツリする場だった。ミヤは御屋であり、尊...
怪しい日本語研究室 イアン・アーシー ***
1997-1999年に毎日新聞夕刊に連載された内容に加筆され2001年出版された、カナダ人翻訳家による日本語愛にあふれるエッセイ。ストレートに表現しない日本語にイライラする話。書道...
タイヤ空気圧センサーの電池交換作業(2022年5月電池再交換)
2019年7月に装着したTPMS(タイヤ空気圧モニタリング・センサー)の電池電圧が低下してきたためタイヤ四本分でCR1632を4つ交...
歴史の定説 100の嘘と誤解 八幡和郎 **
筆者は元通産省官僚。日本古代史、中世史、戦国史、江戸時代、韓国史、中国史、西洋古代中世近世史、世界と日本の近代史と現代史、という章立て。古今東西を一気通貫、確実とされる証拠だけに依...