「海水資源」の持つ可能性に係る記載を調べました。('10-12-19) 」で記載しましたように、海水中にはウランや金などを含めて全ての元素が溶けて存在しています。しかし、その濃度が薄いので、溶存資源を回収することは容易なことではありません。
海水中のウラン、バナジウム、コバルト、リチウムの回収については実用化段階でありますが、コスト面を除いて回収の目処が立っているようです。
また、水溶液中に存在するパラジウムなどの貴金属イオン(レアメタル)を迅速かつ選択的に抽出できる溶媒抽出法と天然繊維を使用する溶媒含浸繊維法を併用することで、高効率で分離回収も実施されているようです。
イットリウム、セリウムを主として希土類金属のリサイクル技術も進展しています。
これらの処理技術の開発・実用化による金属資源の自給は昨今の輸出規制、等に対する防衛になると思われます。
IT産業の米、ビタミン剤と呼ばれているシリコン(ケイ素)、レアーアース(希土類)、他を従来の海外の鉱山からの鉱物資源の輸入のみに頼らず、海、河川を含む周辺環境からの回収の可能性を当面は経済性は無視して調べていきます。
今回は「地球上の「水」はどのように存在して循環しているかを整理してみました。」を補足して整理してみました。
(関連投稿の詳細および引用は本文を参照願います。)
地球上の「水」はどのように存在して循環しているか
<引用:ウイキペディア、goo辞書、 google画像検索>
「 「水」は海・湖沼・河川・氷雪として地表面の約四分の三をおおい、太陽エネルギーと重力の作用を受けて気体(水蒸気)・液体・固体と3態に状態を変えながら、気圏・水圏・岩石圏の三圏にわたって、絶えず循環・・・ 地球の海水の量は約13.7億km3(→13,700億m3)である・・・」
⇒溶解もしくは微粒子化合物として海に介在する金属元素は「水の大循環」図から、地殻から河川および地下水への溶出、雨中の不純物(pH、溶存形態)、火山噴火、海底噴火成分などによって変遷すると思われます。また、海の表面、深層、海底など深さ方向でも海水温、元素濃度が違うと言われています。 それゆえに、実際に利用する場合には、その場所のデータを調べる必要があると想われます。
<わが国の排他的経済水域>
(google画像検索から引用)
<海水からの金属回収例>
(google画像検索から引用)
<海水の循環例>
(google画像検索から引用)
<空からの汚染例>
(google画像検索から引用)
環境がよくみれるいいと理想的ですね。