自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

エディ夫人の悟りと心経

2013年07月29日 | 健康と直結する”一元論”について

クリスチャンサイアンスの意味  平成25年7月29日

****************************

以前に、エディ夫人の考え方をご紹介している。

クリスチャンサイアンスの創設者である。

 

キリスト教科学 と訳する人もいるようだが、

ここでは あえて、原文の Chirtiacn Science 

とエディ夫人が命名した創立時ままの、

キリスト教の分派の呼び方をそのまま使っている。

 

なぜ、Science、科学 という言葉をキリスト教と

組み合わせているかということであろう。

 

そこで、

原著から下記の言葉を、改めて、引用してみたい。

”The term  Christian Science was introduced 

by the author to designate the scientific system 

of divine healing."(123)

セラピー協会訳)

クリスチャンサイアンス という言葉は、

divine(人間の神性) に基づく 癒し に関して 

科学的な体系を与えた著者(エディ夫人)が導入した

言葉である。

 

 

 

ここでいう科学とは 少なくても 日常私たちが

物質の法則の上で使う科学とは 若干、意味を異にする。

視点を変えて、癒し の方法と手段、その解釈に、

合理的な観点を与えているようだ。

 

たとえば、1000人の人が瞑想して、

たった、一人が座布団から体を

浮かして 瞑想していたとする。

残る、999人の人が 空中に浮遊することが

なかったから これは 錯覚だと、考える

人もいるかもしれない。

 

しかし、たった1%でも、そこにある事実を

形成していれば、

偶然 とか、錯覚 として片づけるのでなく

その事実を もっと掘り下げて 調べて行こうとする

考え方もあるかもしれない。

 

エディ夫人の場合、”人間の実相から くる癒し” を 

臨床的に具体例を集め、究極的な自然治癒力 を証明して

いる。

一般には、たぶん、”無い、迷信だ” と否定されたとしても、

実際に、その実例が在る以上、それを掘り下げて、体系的に

して、その可能性を明らかにするという科学的アプローチを

試みている。

 

実際 エディ夫人は 自分が 肉体的に、死の淵に

たたされてこの、”心の神性の科学”に 気が付くことが

できて、再起をはかることができた。

 

その経験を、以下のように述べている:

”Whe apparently near the confines of mrotal 

existence,standing already within the shadow of

the death-valley.

I learned these truths in divine Science:

that all real being is in God, the divine Mind, 

and that Life, and Love are all-powerful and 

ever-present; that the opposite of Truth,- 

called error, sin, sickenss, disease, death, -is

the false testimony of false material sense, 

of mind in matter; that this false sense evolves,

 in belief, a subjective state of mortal mind 

whichthis same so-called mind names matter,

 therby hutting out the true sense of spirit."(108)

 

セラピー協会訳)

生死の境に近づき、まさに、死の谷の影に立っている

と思われたとき、 私自身、”聖なる科学” の中の、

次のような真理を学んだ。

 

それは、すべて実在(実存)するのは神であり、

それは実相の、心の中にあり、

生命・真理・愛は あらゆる力のうちで

もっともすぐれていて、滅することはないこと。

さらに、真理の反対に坐する、偽り、罪、病気、病

死と呼ばれるものは、迷妄の物質的感覚による

偽りの証言に成り立っている。

 

言い換えれば、

心は物質的要素で成り立つとする証言に

基づく迷妄の感覚が、滅びゆく一過性の心

に主体性を持たせ、

さらに 人の心は、いつかは消滅するという

誤った物質的心 を生み、

真の実存する実相たる自分、神性を

覆い隠してしまうことになる~

そのことを、私は、死の淵で私は学んだのだ。”

 

これは、一種の悟りであると筆者は思う。

ここで、一言添えるのならば、般若心経のある

フレーズとこのエディ夫人の悟りは重なるのでは

ないか・・

それは”

是諸法 空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減 

是故 空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 

無色聲香味蝕法 無眼界 乃至 無意識界 無無明 

亦 無無明尽 乃至 無老死 亦 無老死尽 

の部分だ。

  

諸法は、真理の法則の意味で、この場合、

エディ夫人の体得した法則をクリスチャンサイアンスと

定義するならば、

その法は、空相 不生不滅 = 生命と愛は、最大の力

をもち、生きとし、永遠であり、( that Life, and 

Love are all-powerful and ever-present)

 

 

その法則の、空の様相には 感覚器官が感受する

ことはかなわず、=空中 無色 無受想行識 無眼

耳鼻舌身意 (error, sin, sickenss, disease, death, - 

isthe false testimony of false material sense, )

 

 

無明 は無いからこれにとらわれる必要もない

=無無明 亦 無無明尽 

(false sense evolves,in belief, a subjective state 

of mortal mind)

 

 

死 もないから、老死を患う必要なし

=無老死 亦 無老死尽 

(death, -isthe false testimony of false material 

sense) 

 

ということではないだろうか・・・・

 

 

 

参考)

Science and Health With Key to the Scriptures

by Mary Baker Eddy

published by The First Church of Christ, Scientest,

in Boston, Massachusetts, U.S.A, 1982 edition

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エミール大師と共に:母堂か... | トップ | クリスチャンサイアンスと癒し »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

健康と直結する”一元論”について」カテゴリの最新記事