自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

心療内科と宗教

2024年07月17日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー


池見博士の宗教観と自然治癒力の接点 7月17日(2024年)
******************************************

前置き)

池見博士は、私の知る限り、最も尊敬する医師である。

自分の最期は、(一般的な西洋医術では自分は納得できないし)、
(解剖に回されたり警察に引き渡されたりする手間がない
ように)(さらに、家族への説得のために)心身医療に
特化した池見博士のような医師にご協力いただいて、
自宅で静かに息をひきとれたら理想的だ思っている

創立者の池見博士のような、極めて、スピリチュアル的
(あえて、この言葉を使うが)で、心理学的な奥深さと
医科的専門知識を兼ね備えた、達人を、私は知らない。

***********************

池見博士はご自身の宗教観に関して、次のように
書いている:①

”私のいわゆる宗教は、自然(宇宙)と、自然の中のあらゆる
存在者、人間社会とすべての個人をあらしめ、個を貫いて
全体に及ぶ生きた秩序への気づきを深め、それをふまえての
自己実現ないし、セルフコントロールを促す’道’ということに
なる。

また、私にとって、’宗教的な生き方’ とは、このような全体的
秩序への限りない、謙虚さと信頼を、日々に培ってゆく
生活態度のことである”

もう少し、上の博士の言葉を砕いて読んでみたい。

宗教には、神や仏がつきものだが、博士にとっては、それは
”全体に及ぶ生きた秩序”をさした。

この秩序は、大自然の営みに、そして、そこでの生きとし
生けるものすべてに貫かれている、”生きた秩序”、つまり、
”生命力とその働き”をさしているように思う。

自然治癒力セラピー協会の、セラピーを可能にする本源は、
博士のいう生きている秩序、つまり、”健康を保つため、
身体にそなわった本来の秩序ある機能”にある。

それは、生きとし生けるものすべてに流れている“個を超えた”、
生命力 にほかならない。

自然治癒力セラピー協会では、これをとことん信頼する。
そのとき、自然と、意識波動が、高まっていく。
最終的には、宇宙意思(大生命力)の波動とつながり、
そのときに、病という不完全さが 自然治癒というかたちで、
消えて本来の健全な姿が現れると考えている。


池見博士は こうしたことをふまえたうえで、
”自己実現ないし、セルフコントロールを促す’道’”を 
ご自身の宗教と定義した。

宗教といえるには、現実にそれが応用されて、活かされ、
生活や健康が、健全に豊かにならなければ、意味がないのだ。

頭でっかちの、独りよがり的な、観念的な”宗教”は、排斥
(はいせき)を呼ぶだろう。

その正義のもとに、暴挙が行われ、信徒から多大な寄付を
要求して、社会悪と呼ばれる種を撒く結果にもなるだろう。

現実に即して、生きた、意味のあるものでなければ、
宗教 とは本来、呼べないものだと思う。

池見博士は、こうしてセルフコントロールをもって 
博士の宗教の定義である、”道”を確立した

では、セルフコントロールとは、どういうものか?
次回から数回にわたって、みていきたい。



 ”セルフ・コントロールの医学” 池見酉次郎s・57年9月1日 
日本放送出版協会





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本当の自分 を知るの、総まとめ

2024年06月28日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー
本当の自分につながる波動から平和を志向して
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物質を構成する原子は素粒子でできていること。
 
素粒子は巨大な空のスペースをぐるぐる回っていて、
意思伝達を兼ね備えた場を作っている。
前前回のブログ内容でした。

ところが、私たちの感覚世界では、そうしたことは、
まったくわからない・・、

むしろ、感覚器官は、身の回りのエネルギー体
を翻訳機にかけて、提供してくれます。

色や音などに変換されるのです。
光の波長は、色として識別できることは、良く知られて
いますが、本質の”波動体”は、絶対、肉眼には察知
されません。

私たちの想いも考えも、念も、祈りも心の動きも、この波動体の
エネルギーです。

波動体であるということは、物質的ではないので、どこにでも、
時間空間の限定を受けずに、飛んでいくことができます。

宇宙のかなたにも瞬時に届くほどの、エネルギー体です。
だからこそ、幸せになるためには、このエネルギーを自覚して、
よりよい方向に利用することだと思うのです。

よりよい方向というのは、良いエネルギー体を出し続けていれば、
それに見合うエネルギーをもっている想いが引き寄せられる
でしょう。

それに見合うエネルギーの想いが引き寄せられるというのは、
そうした想いを発信している”人”が近づくということです。

あるいは、そうした”想い”を込められて、創造された”製品”
や”産物”が 与えられるということです 

さらに、これが一番、肝心なことなのですが、確信に満ちた
善き想念は、静かに、周りの人を変えていきます。

理屈抜きに、言葉の説得ぬきに、人を変えます。

なぜなら、誰にでもアートマ(Atma)の波動が、魂に、
人として存在したときから 流れているからです。

それは、純粋な、波動です。

ある人が、その波動を常に、安定して、放出しているのなら、
それを回りの人たちの、アートマに、共鳴を起こさせることが
できるのです。

これがアートマセラピーを可能にしている、基本でもあるの
ですが、その波動によって、物質の他、健康や笑顔まで、
引きだすことができます。

本来の誰でも、健康体で幸せであるのが、普通の状態だから
です。

理屈は、その”アートマの共鳴場”には歯が立ちません。

そこにあるのは、ただ善き想念と、その波動数に振幅して
共鳴する宇宙創造物の本来の波動の合奏しかありません。

この共鳴が、少しずつ、広がって行けば、これが、きっと、
地球を平和にしていく、”最大の手段”でもあるのだと、
思うのです。

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寝る前にすれば、必ず寝つきが良くなる心身リラックス方法

2023年08月27日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー

自分で自分に”気を流す”、第一段階のお話
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前回までの続きを、是非 ご覧になってから
本日の話題をお読みくださると、流れが
わかり、ご理解が深まり、自己活用がしやすい
かと思います。


前回は、池見酉次郎博士の提唱した、心身をリラックス
とための暗示訓練をご紹介しました。
今日、ご紹介するのは、私どものセラピー協会で行って
いるもので、心療内科とは直接の関係はないことを、
お断りしておきます。

前回見たように、最初の第一段階の暗示、もしくは、
第二段階の暗示をかけると、訓練を積めば、容易に、身体
はその暗示通り、”重く”感じたり、”温かく”感じたりする
のは、私自身、体験済みです。 

ここまで集中力が強化したらメンタルのリラックス、暗示法
は、容易なものに感じることでしょう。

“わたしの体は今リラックスしてくる。” 
と、頭部、頸部、肩、胸、腹、臀部、腿、脹脛、足 
徐々に下に向かいながら、かけていくだけです。
その時の要点は以下です:

① 身体に、余計な力が入っていないかどうか
確かめながら、行う。
それには、一度、その箇所に力を意識で、入れてから、
ふっと、それを抜くことを、何回か行うと効果的です。

頭や首などは、なかなか、力をいれたり抜いたりする
意識は、難しいですが、四肢は、容易です。
筋肉に力をいれて、次に、ダランと、力を抜けば
リラックスしている状態です。

②起きている時より、体を横たえた姿勢のほうが、筋肉
への負荷が無いので、力をいれたり、抜いたりの感覚は
よりはっきりと、得られると思います。

③ 頭部、頸部、肩、胸、腹、臀部、腿、脹脛、足
の順序で①が終わったら(およそ、10分を目安)、次に
自分の、利き手の手のひらを 各部位に当てていきます。
(一つの部位に、およそ、3分前後)
こうすると、自動的に、気が流れていきます。
人体には、もともと、電気が流れています。
”私は、これから、この手のひらを使って、各部位に、
気を流す。”と、明確に宣言してからされると、より
効果的です。

④効果を期待せずに行ってください。
というのも、確実に流れ始めているのですから、
”考える”ことより、静かに、①で得た、リラックスの
状態(力が入っていない)が保たれているという感覚
をチェックしながら、集中して 手をあててください。

これだけです。
人によって、効果を感じる回数は、まちまちですが、
あくびがでてきたり、内臓から、’ぐうー’とグル音が
聞こえてきたり、ガスが腸内で動く感じがしたり、
オナラや、ゲップとして、体外に、それが排出される
場合もあります。

根気よく、ぜひ、お試しあれ・・・
寝る前に行うと、よく眠れること、90%の確立です。
一日の疲れを、その日のうちに取る・・ストレスの
解消につながります。

以上が、’気を流す’方法の、簡単な、はじめのステップ
となります。
次第に回を重ねていくうちに、自分で流している気の
流れが、身体のどこに、どう、反映されているか
わかるようになってきます。
そうなったら、しめたもの・・・
何故なら、自分で自分の身体をリラックスさせるだけ
ではなく、未病の発病予防や、具合が悪い部位の自然治癒
に、繫がってくるからです。

気の流れを意識することは、”自然治癒力”を自覚できる
とても、身近で簡単な方法なのですから・・・



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自己セラピーの具体的方法

2023年07月22日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー


2023/7/13の記事をもとにして
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前回、発表した記事に具体的な方法がわからないという
感想を身近な読者の方たちから、頂いています。
今日は、もう一度、記事を基に、付け加えさせていただき
ます。

まず、自己セラピー とは何か?
これは、私が行っている、自然治癒力を発揮させるための、
セラピーを”自分で行う”ことです。
それは、具体的には、ツボと呼ばれる、箇所に順に手から
出る、波動を被施術者の身体に流しながら、気の流れを
整えて自然治癒力の動きを活発にせしめるものです。

まず、①”心を整える”、つまり、アートマセラピーをする際の、
心構えをはじめにあげました。

ア)身体と心の 密接な相互関係の理解、
イ)身体に備わっている自然治癒力への信頼。

ア)は、私たちの身体と心は、互いに影響を与えている、という
より、心の想いのエネルギーが身体を作っているという、もっと、
積極的な意味です。
イ)は、誰にでも、”自然治癒力”が生まれながらに、備わっている
いう事実を、信じることです。 

この自然治癒力の源を、私は、”アートマ”というサンスクリット語
呼んできました。
実相、仏性、神性、などなど、すべて、同意語です。
この、ご自身の中の、生きている~生かされている大元のエネルギー、
アートマ(神性、仏性)に、施術中は、しっかりと、心の目をむけると
いうことです。

なぜなら、セラピー(自己セラピーも含む)をするということは、自己
アートマ”を もっと、現象界(身体の上に)表すために、施術を
して、”引き出す”ということでもあるからです。

そのことを、強調したかったので、前回のブログ記事には、次の必要
心構えの項目に
②アートマ(実相)に心の眼を向ける=’アートマに目を向ける’と
念押ししています。

とはいっても、これは、簡単なことではありません。
現在、身体が不調のときに、”自分の健全なエネルギー”に、意識を
もって いくことは、喉を詰まらせていて苦しいときに、自然治癒力
の発動を待つということぐらい、矛盾しています。
救急患者に対しては、取り急ぎ、救急手当が必要でしょう。
そのうえで、それが癒されていくという過程に、ぜひ、自己実相
(アートマ)に視点を置きながら、自己セラピーをされると、早く、
身体の回復が期待できるかと思います。

さらに、ヒトは、誰でも、不安や、悩みやわだかまりといった思い
が、心をよぎることで、心が落ち着かず、自分の自然治癒力の源
まで、集中することは難しいでしょう。

そういう時は、禅寺の瞑想のように、そうした想いの波を、雲の
流れを見ている時のように、内観しながら、自然と、通り過ぎる
のを、見守るのが、一番、効果的のようです。

心はいつも、おしゃべりをしています。
ペチャクチャという雑音に、耳を貸しているようで、聞き流しながら、
ただ大空の雲が通り過ぎで、その背後の光に、心の眼を当てて見つめ
ているという感覚が、一番、とらわれないで、自分の本源にぶれずに、
近づくようです。

こうして、もう一つの眼が、自分の奥底にある、自然治癒力の
エネルギーに注がれていれば、必ず、自然治癒力が発揮されるように
なります。

さらに、ご自分のアートマを深く自覚しようとする努力を重ねていけ
ば、、他者から、施術を受ける必要なく、自己セラピーが可能に
なっていくでしょう。

何故なら、その時、自分が自然と手当しようと 気を流した部位は、
一番,自然治癒力の発現に、適切なところとわかるでしょう。
直観と実感でそうなります。

どういうことかといえば、その時は、ただ、自分の感じるままに、
相手(自己)の体に手当の手を置いただけで、文字通り、必要な
ところに当たり、気の流れが活発化して、免疫力や内臓の動きが、
自発的に、活発化されていくでしょう。

”平常心” 

このように、自分の自然治癒力の底力を信じれるようになると、
どんな症状に対しても平常心で対応できるはずです。

その理由が以下です。
病気とか、身体の不具合は、一時的な現象だと、生命力を信じて
いる施術者は知っています。

良くなった・悪くなったと心を動かすのは、症状が治まったか、
また、出て来たかということに、一喜一憂することです。

でも、自然治癒力が発動していれば、症状が悪くなるように見えても、
良くなる前の、カタルシスだと、とらえます
私たちの身体は、文字通り、健康でも、毎秒、破壊と新生を繰り返
しているのです

特に、悪い箇所の原因は、様々な身体内の、叡智のメカニズムで、
いち早く身体外に出そうと、痛みや、吐き気、げっぷや、下痢など
症状と共に、排出されていきます。

この時には痛みや症状が伴い 不安になりがちですが、自己カタル
シス(悪いものの崩壊運動)と、考えると、むしろ、排出されて
いくことに、安堵することが多いのです。

症状は一種の破壊です。 
膿でも熱でも、痰や咳、発熱などは、悪いものが破壊されるために、
出てくるのです。
”破壊された部分に、新しい組織(細胞)が建設され(造られる)” 
時にも、痛みを伴いますので、 症状が悪化したと思うことが
多いようです。
  
この体に備わっている、自然の働き(治癒力)を理解すれば、症状
に対しての、恐れがなくなる。

病気の悪化の原因は、ほとんど、症状への恐れと、病気と闘おう
する、心の取り組み方そうさせている場合が多いのです。  
ただし、これは、私がいつもクライアントさんに、申し上げますが、
生命力を信じるという前提のもとでの話です。

どれだけ信じているか?
アートマへの適格な凝視がどの位の時間可能か?

もし、不安が勝つようでしたら、直ちに、別の手段を講じるのが
適切だと考えています。
心と身体は、一体、ですから、不安が勝つと、むしろ、自然治癒力
発動するところか、身体に害を及ぼすからです。

④ 身体左右のバランス

さて、ここでは、施術した際に、効果があがると、平行して、
反応が、施術者にも、被施術者にも、出ることが多々あります。
’反応’というのは、先に書いたように、良くなるための、身体の
調節器官によって出てくる症状のことです

先にも書きましたが、微熱や下痢、腹痛や頭痛などの、症状的現象
として出てくることが多いようです。

過度な場合は、嘔吐なども伴ない、苦しみを倍増させてしまい、
かえって、恐怖心を呼び起こして、逆効果となってしまいます。
そのために、なるべく反応を少なくしたい・・・そのために、
身体をほぐすときには、左右のバランスを考える必要が出てきます。

具体的には、身体の左(腕や肩、足など)が重くて悪いから、
いって、そこだけ、重点的にするのではなく、対照的な右の部位
(左手に対して右手)にも、施術(手を当てて)アートマエネルギー
を注入していくことを、お薦めしています。
 
⑤施術する側の、アートマ想念が、相手のアートマ想念を引き
付けることを理解

自分の、アートマと同波長の心で、相手(被施術者)に手当を
するとき、相手の気の流れが引き上げられる効果があります。
これは最初に書いた①と同じことです。
この⑤の基本的な心の持ち方を、第一義に置くことで、自然治癒力
の効能が 発揮されることは、同じ波数が同じ波動を引き出すと
いうことと同じです。




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自然治癒力セラピーの基本;5か条とは?

2023年07月13日 | 自然治癒力セラピー協会のセラピー


どなたでもできる自己セラピーとは?   2023/7/13
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①”心を整える”

ア)身体と心の 密接な相互関係の理解、
イ)身体に備わっている自然治癒力への信頼。

このどちらかが欠けていても、セラピー効果があまり、期待できないのです。 
 
ア) ”体の病気さえ、治ればいい、体のつまりをほぐしてください” 
という方が時々、おられますが、実際は、心と体の双方 の見直しが不可欠
ということです。

とは、いうものの、身体の気の流れが、どこかで ”詰まり” があるとき、
施術でほぐされていくと、自然と、心の穏やかさを取り戻すことも、事実です。
身体と、心とは、裏腹だということでしょう。

イ)ご自身の中に、どなたも、持っていらっしゃる、自然治癒力エネルギーの
大元、アートマ(神性、仏性)に、心の目をむけるなら、セラピーの効果は必ず、
早々に出てきます。

セラピー(自己セラピーも含む)をするということは、自己の”アートマを引き
出す”ということでもあります。

それとは、対照的に、施術するととき、マニュアル通りに、気の流れ路や、
ツボという箇所をほぐすために、ほぐしたり、気を当ててみても、もし、
アートマ(人の中の真性~神性)への焦点が欠けていると、一時的で 
気休め的な効果しか得れないことが多いと思います。

②アートマ(実相)に心の眼を向ける

’アートマに目を向ける’とは、どういうことでしょう?

それは、信じられてもそうでなくても、自分自身が特別の存在であると
いうこと、神や仏の叡智(法則)が、自分自身を生かしていることを、
観ずることです。

自分の内奥を観ていると、不安や、悩みやわだかまりといったマイナスの
想念も、心をよぎることでしょう。
そういう時は、禅寺の瞑想の時のように、そうした想いの波を、雲の流れを
見ている時のように、ただ。心の眼で通り過ぎるのを、見守るのが、一番の
ようです。

肝心なことは、自分の中の、”叡智”に満ちた、”愛”、生かそうとする命の力、
それらを総称した、’アートマの働き’を凝視しようとしていれば、良いのです。

誰でも、特別の存在です。

体の”つまり”だけを解いて、本来の自分の中の、無限の底力(アートマ)に
意識を置かない限りは、備わっている自然治癒が 永続的に、発動することは、
難しいのです。

アートマ(自分の実相)とは’何ぞや?’
と 常日頃、本当の自分を見つめようとしている人たちの、本領はここで、発揮
されるでしょう。

三次元では、無限の可能性や、愛や、智慧などを、完全発揮することは、とても
難しいのですが、心の眼でそれを 凝視することは眼(まなこ)を閉じて、内観
することで可能なので、さほど、難しくないはずです。

内観が、少しずつ、重なっていくと、メンタルにも、自己のアートマへの自覚が
知らず知らずと、層を重ねて、強固になっていっているはずです。

こうして、ご自分のアートマを深く自覚しようとする努力が重ねれば、セラピー
施術のための手ほどきは 不必要と言っても 過言でありません。

なぜなら、アートマという自分と相手の、実相という的に”心の矢”を、
放った時、理屈ぬきに、施術が可能になるものだからです。

どういうことかといえば、そういう自分は、ただ、自分の感じるままに、
愛念を持って、相手(自己)の体に、手 を置いただけで、文字通り、気の流れ
が活発化して、免疫力が上がり、内臓の動きが、自発的に、活発化されるから
です。
 
”平常心” 

”病気になるのもよし、病気が治るのも良し” の 平坦な心境です。 
病気とか、身体の不具合は、一時的な現象だと、施術者は知っています。

相手(自己)の実相(アートマ)を観て施術していると、症状に一喜一憂は
しません。

良くなった・悪くなったと心を動かすのは、症状が治まったか、また、出て
来たかということに、一喜一憂することです。

でも、自然治癒力が発動していれば、症状が悪くなるように見えても、良く
なる前の、カタルシスだと、とらえます
私たちの身体は、文字通り、健康でも、毎秒、破壊と新生を繰り返している
のです

特に、悪い箇所の原因は、様々な身体内の、叡智のメカニズムで、いち早く
身体外に出そうと、痛みや、吐き気、げっぷや、下痢などの症状と共に、排出
されていきます。

この時には痛みや症状が伴い 不安になりがちですが、自己カタルシス
(悪いものの崩壊運動)と、考えると、むしろ、排出されていくことに、
安堵することが多いのです。

症状は一種の破壊です。 
膿でも熱でも、痰や咳、発熱などは、悪いものが破壊されるために、出てくる
のです。
”破壊された部分に、新しい組織(細胞)が建設され(造られる)” 時にも、
痛みを伴いますので、 症状が悪化したと思うことが多いようです。
  
この体に備わっている、自然の働き(治癒力)を理解すれば、症状に対しての、
恐れがなくなる。
病気の悪化の原因は、ほとんど、症状への恐れと、病気と闘おうとする、心の
取り組み方そうさせている場合が多いのです。  

”構える心”は、緊張を生みます。
緊張は”気の縮小”につながります。

そこで、順気の流れに、わだかまりを持たせます。

さらに、緊張は、逆に”隙(すき)”を作ることもあります。

その隙間(すきま)に、病気の下地である原因となる恐れの想念
がはいって、病気[風邪)を長引かせたりすることがあります。

ですから、セラピー施術の大事な目的の一つは、心身の’緊張を緩める事’
ともいえるでしょう。

体の細胞に安らぎを与える事、弛緩作用を起こして、バランスよく、体全体が、
リラックスして、心の緊張(不安など)を最小にしていきます。

そのうえで、施術する方では、相手の実相(アートマ)治癒力の完全性を、
の眼で焦点をあてていけば、自然と、相手の自然治癒力が呼び起されて
いきます。

④ 身体左右のバランス

そのことが大切な理由は、ある箇所だけが、ほどけ過ぎると、反応(もみほぐし)
大きく出る場合があるからです。

’反応’というのは、先に書いたように、良くなるための、身体の調節器官に
よって出てくる症状のことです

先にも書きましたが、微熱や下痢、腹痛や頭痛などの、症状的現象として
出てくることが多いようです。

過度な場合は、嘔吐なども伴ない、苦しみを倍増させてしまい、かえって、
恐怖心を呼び起こして、逆効果となってしまいます。
そのために、なるべく反応を少なくしたい・・・身体をほぐすときに、左右
のバランスを考えて・・という理由がそこにあります。

’バランスよく施術する’方法、というのも、マニュアルはありません。
一人ひとりの身体が違うので、施術しながら、施術をする側の身体に映って
くる感覚を大切にしています。

でも、初心者の方が自己セラピーをするときは、それも客観的に感じるのが
難しいでしょう。
その場合は、身体の左が重くて悪いから、といって、左を重点的にするのでは
なく、対照的な右の部位にも、施術をしてアートマエネルギーを注入していく
ことを、お薦めしています。
 
⑤施術する側の、アートマ想念が、相手のアートマ想念を引き付けることを
理解

’愛は愛を’、’恐れは恐れ’を、’怒りには怒り’を呼び起こすことは、皆様も
ご経験があるでしょう。

自分の、アートマを内観した、その同波長の眼で、相手(被施術者)の
完全性を見つめることで、気の流れの正常化とともに、心身がさらに、完全性
に引き上げられる効果があります。

この⑤の基本的な心の持ち方を、第一義に置くことで、自然治癒力の効能が 
発揮されことを、体験しております。
 
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