自然治癒力セラピー協会=Spontaneous Healing Therapy Japan

自然治癒力を発揮させるために、心と体の関係を考えます。

  人との好ましい関係を保つために③

2024年08月18日 | 自然治癒力・生命力・発揮する考え方



言葉の誤解を避けるために
************************

臨時投稿が続いて、間があいてしまったが、8月8日の
続きとなる。

人の心のAとC【6月30日参照】とのやり取りによって、
人間関係がぎくしゃくする例を、取り上げる
***************

まずは、次の会話から・・

”お隣のご主人のボーナスは、100万円ですって。
お向かいのお宅では、150万円ですって。
どこも、いいわねえ。”

と妻が夫に、情報を知らせている会話。

その妻の言葉の裏に、”うちと比べたら・・
あなたって、甲斐性なしなのよね”

と夫の、C(子供の心)の部分に、チクリと皮肉を
さしている。

妻は、自分の欲求や感情、動機などを隠して、意識的に
遠まわしに、相手にそれを伝えている。

こうした何気ない会話の中に、それを言う人のA
(大人の心)によって、主導権が握られていると、
池見博士は言う。

もし、ここで、夫が、それに対して、

”お前は、オレが甲斐性ないと思っているのだろう”
答えれば、

”そんなこと、言っていないじゃない。
あなたって、すぐ、そうやってひねくれて取るんだから

と、妻のA(大人の心)によって言い返されるだろう。

もし、妻が、夫に、生活費をいれてくれてありがたいとか
給料は少なくても、真面目で家族を大切にしてくれている
ことが、一番だ、とか、元気で働いてくれることが
何よりだ・・・などと、ひとかけらの、感謝の心があれば?

そのような外からの情報が 外から耳にはいっても、
夫に伝えないだろうし、伝える必要性も妻は感じない
だろう。

池見博士は、このときの妻の言動を、A(大人の心)
ととらえているが、その意味では、欲望や嫉妬を主体とした、
C(子供の心)のマイナス面が出ているような気がする。

C(子供の心)の子供めいた欲求の心を、少し遠まわしの 
大人的な言葉で、カムフラージュしている、妻の言葉。

本当は、もっと、ボーナスがもらえるはずなのに、
あなたの会社は、景気悪いのね。

あなたの働きが、満足いかなかったのかしら?

ほかのご家庭が、羨ましいわね・・
といった、声ならぬ声は、A(大人の心)でカムフラージュ
されていても、必ず、相手に、真意がなぜか、届くものだ。

特に、何というわけではないが、なんとなく、話した
あとの後味の悪さや、相手の言葉の裏にある’棘(とげ)を
感じたりすることがある。

一度の体験なら、忘れるが、何度か、同じ人と会うたびに
そんな印象が残るとすれば、現在の意識では気が付かない、
根の深い、潜在的な、怒りや不満が、あるのかもしれない。

人との関係の行き違いは、こうしたことからも、起きるの
だろう。

怒りやイライラ、欲求不満・・・私たちの心から、こうした
マイナス感情の根っこを、取り去ることから、心がけたい。

取り去るのが難しければ、ひとまず、こうした感情がおさまって
から、言葉 を発することが、大切なことかもしれない。

そういう感情を修めて・・・というが、これを、押し込んで
おけば、マグマが地下に貯められるのと似ていて、リミット
が超えれば、噴火するから、やはり、忍耐強い、日頃の精神的
努力が、大切なのだろう。

が、それは、”自分自身”が、”自分自身”を、コントロールする
だけが解決策になるから、自分次第ということができると
思う。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする