89歳の日々

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紅葉を訪ねて白馬山麓からのハイキング

2020-11-17 09:50:11 | 国内旅行

白馬山麓のホテルに6日泊まりハイキングをするツアーに参加しました。

「白馬五竜」

先ずホテルからバスで「五竜」に向かいました。白馬五竜は百名山の一つだそうで高さ2800mほどで氷河もある山ですが、1500m位迄はケーブルカー8分で登れました。

丁度紅葉の盛りで、かなたに聳える白馬三山が雪に輝いています(写真は下手ですが)。晴天の温かい日で紅葉の雑木林を散歩したり、のんびり楽しんできました。300種の高山植物園がありますが、今は冬枯れでした。

「白馬岩岳」

白馬村から此処はゴンドラで1280m位まで登りました。此処も北アルプスの山々が見える絶景の場所です。そこに今年は巨大なブランコを作り人気があるそうで、ガイドの人も得意気でした。その横には幅広い大きな展望の建物があり、人々で混んでいましたが、せっかくの自然の美しい景色もそれらにさえぎられてしまいます。

大きなレストランもあり私共もそこでランチを頂きましたが、有名なハンバーガーの店も人気なそうで、其の内に山の上は沢山の店で埋まりそうです。

これらは村や町が許可するのでしょうか?せっかく素晴らしい所なので、日本全体の自然を守るコンセンサス(合意?)が有ったら、村や町の人にも分かって貰えて良いのにと思いました。(「有名な薄墨桜」の処も、沢山の店に囲まれて今はひどい状態と言います。)

「ネズコの森」

白馬五竜のゴンドラを降りて、「ネズコの森」を歩くガイドツアーに参加をお願いしましたら

その時間は私一人だったので、個人ガイドになりました。ネズコはヒノキの1種だそうで、写真はそのシンボルツリーで200年の樹齢との事です。

此処もブナの黄金色が美しく、風が吹いて一斉に葉が落ちる音や景色、川のせせらぎをかすかに聞きながら眺める紅葉の木々の中に薄緑のコシアブラの葉がそよいでいる。

ブナの幹の特徴の白い斑点は地衣類と言うカビの様なもので、ブナばかりでなく、コシアブラ、朴の木にも同じような白い斑点が付くと教わりました。

「くま棚」

クマが木の枝を折って木の上に座布団を作って座り、木の実を取って食べる「クマ棚」も初めて見ました。ガイドの方に色々教えてもらいながら1時間半ほど雑木林を歩いたのは心豊かなものでした。

「奥裾花自然園」

“ブナの原始林を歩く“と言うのがこのツアーの一番の魅力でしたが、丁度良い天気に恵まれ青空の下黄金色のブナ林をハイキング出来ました。原始林を歩ける場所は限られているそうですが、ブナの白い幹の雄大な森を歩くことは夢でした。夢は中々叶わないと言いますが、ここではあっさり叶いましたよ。原始林では400年ほど経った古木々が倒れ、若い木が育っています。写真の様にブナの黄葉が輝いている中、落ち葉を踏み鳴らしながらその日は15000歩ほど歩きました。

「そば打ち体験」

古谷村のそば打ちの名人(?)の指導の下、ツアーの4人が一組になって地元の新そば8割と地元の小麦粉2割でおそばを作りました。はじめはどんな風になるか心配でしたが、上手に出来てビックリでしたし、本当に美味しいおそばでした、てんぷらは山菜とムカゴなどを村の人が揚げて下さったのも全部美味しかった。

「栂池自然園」

栂池あたりの木々の葉は落ちていますし雪が降ったので一寸行くだけと、言う事でしたが、暖かい日で木道もすっかり乾いていて、ずっと歩きました。

安曇野辺りから白馬を見ていると、いつも雲に隠れていてめったに見ることが出来ませんでした。でも雲の切れ間から白馬が見えた時など、何と神秘的な山かとあこがれていました。ところが栂池からま近かに見える白馬は全然神秘的ではなく、少しがっかりでした。人間についてもそんなこともあるかも知れませんね。

「塩街道」

、日本海側の越後と山の信州を結んだ120kほどの古道の一部、お地蔵さんが並んでいて風情がある所を

本の少し歩きました。ツアーの中の友人はガイドを付けて10k歩き、120k制覇の予定です。

「上高地」

帰りは上高地で自由行動でした、久しぶりに帝国ホテルのお茶でゆっくりして、一人で河童橋の辺りまでぶらぶらしましたが、上高地は何時来ても良いですね。

その一番はさらさらと美しい川、カラ松の黄葉から望む山々・・どこを見ても自然が守られているからではないでしょうか。全国の自然を観光地化しようとする人々に、上高地に来てもらい、あなたの処も何度でも来たい上高地の様な場所にする事が結局一番望ましいと分かってもらえると良いのですが・・と思いました。

7日ほどの旅行中、晴天に恵まれ楽しい日々でした。偶然友人と一緒のツアーでしたがハイキングの事のみ書きました。

 


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