89歳の日々

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大和路はお好きですか?

2010-04-03 21:38:49 | 国内旅行
 加賀市の歩く会に参加して、大和路を含む下記のような”歴史の道”を歩きました。

阿修羅を見る!
バスで、奈良の興福寺にまず着き、新しく出来た「国宝館」に入りました。
どんなに混んでいるかと恐れていましたが、そんなことはなくラッキーでした。
私も”阿修羅”が好きで、ずっと以前に拝見しました時に、素敵だなーと思って
バックが黒の阿修羅の上半身の写真を買い額に入れて部屋に飾っていました。

今回の国宝館では、新しい広い部屋のさびた臙脂色の壁の前にゆっくり八部衆が並び、
真ん中の通路の片側には同じく乾漆の釈迦の十大弟子が並ぶという豪華な部屋でした。

今回ほど阿修羅の美しさに魅せられた事はありません。
勿論その美々しい3面とほっそりして動きのある6本の腕のほかに・・・全身がすっきりと見え、
身にまとう薄絹や宝石まで、なんと美しいのでしょう・・・

このような作品はこれからも、誰によっても決して作ることが出来ない千年以上前の作品なのですね。
たとえば ヴァチカンにあるミケランジエロの”ピエタ”も本当に美しい像とは思いますが
阿修羅にはもっと惹きつけられるものがあります・・・
ほかの八部衆や十大弟子も それぞれ素晴らしいものでしたが、友人たちの話では国宝館の
照明にずいぶん苦心されていて、その効果も大きいそうでした。

その後「法隆寺」「中宮寺」「法輪寺」「法起寺三重塔」を回りましたが、何しろ歩く会
なので、法隆寺に行っても中宮寺まで行く時間もなく、法輪寺、法起寺と田園の中を大急ぎで
歩き回りました。

法隆寺の百済観音は高校の修学旅行の時に、その軽々とした歩みと優しい微笑みに驚きました。
このごろは広々とした違う場所に置かれていますが、変わりなくういういしく微笑んでいました。

次の日の朝から「高松塚古墳」「橘寺」「石舞台」「岡寺」「飛鳥寺」「水落遺跡」を回りました。
歩く会なので、どんどん歩き回るのです。

「高松塚古墳」はレプリカが作られていて中に入って説明を聞くようになっています。
思ったより小さい感じでした。
「石舞台」は柵に囲われて、あたりは立派な公園になっていました。
ここでは食事をしたので 遠くに紅梅が咲いている田園風景をゆっくり楽しみました。

岡寺には坂道を駆け上がりましたが、このお寺は拝観料をお払いしたにも拘らず、
お堂に入ることは禁止で、外から覗くだけです。
というのは、厄除けで有名なお寺になっていて、厄除けに特別祈祷料をお払いする人だけが
入れる様です。ここからは駆け下りました。 
                         続く・・

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