漁船から転落、救助まで3時間立ち泳ぎ(読売新聞) - goo ニュース
立ち泳ぎ3時間、船長救助 愛媛の35歳、救命胴衣なし(朝日新聞) - goo ニュース
漁船から転落、救助まで3時間立ち泳ぎ
12日午前11時頃、愛媛県宇和島市の漁船「天洋丸」(4・9トン)が、同市吉田町の海岸で座礁しているのを近くにいた漁船が発見し、宇和島海上保安部に通報した。
船長の清家天洋さん(35)(宇和島市吉田町白浦)の姿が見あたらなかったため、同海保などが周辺を捜索し、約2時間後、同海岸の南西約8キロ沖で漂流している清家さんを別の漁船が見つけた。清家さんは病院に運ばれ、低体温症と診断されたが、命に別条はないという。
同海保によると、清家さんは午前10時頃に漁網に付いたロープが足に絡み、海に転落。かっぱと長靴を脱ぎ、長袖シャツとズボン姿で約3時間、立ち泳ぎを続けていたという。船は自動 操舵 ( そうだ ) のため、同町の海岸に向かって進み、座礁した。
清家さんは「約1キロ先の島まで泳ごうとしたが、海流が逆だったため、体力を温存しようと立ち泳ぎをして救助を待った」と話しているという。
(読売新聞)