久々の絵本レビュー。
『くすのきだんちは10かいだて』です。
幼稚園・保育園のみでしか購入できなかった月刊誌の絵本。
問い合わせ殺到につき、ついに市販化!!
だそうですよ
野原に聳え立つ楠は、10階建ての団地になっています。
もぐらの管理人さんの視点で、次々に紹介されていく住人達。
ある日、カケスさんが部屋を見にやってきました。
空いているお部屋は7階と8階。
両方の部屋を見て、カケスさんは引っ越すことに決めました。
カケスさんはすぐにお嫁さんを迎え、奥さんは4つの卵を産みました。
住人達が赤ちゃんの誕生を楽しみにしていると、又1人部屋を借りたいという生き物が・・・。
くすのきだんちの生き物達は、皆とても仲良しです。
お互いの生活を尊重して、困った時には強力しあう。
近所づきあいの見本のような世界が、絵本の中で進んでいきます。
優しい絵で、ほのぼのと話が進んでいきますが、部屋を借りにきた生き物を断る為に、もぐらの管理人さんがとった行動にクスリと笑わせていただきました。
空き部屋があるなら、住んでみたい。
そう思わせる世界が広がっています。
さて、この6月に第二弾が発売されました。
『くすのきだんちへおひっこし』です。
これでくすのきだんちのお部屋は、全て借り手がつきました。
残念。私の引越し計画は断念です
でも、こちらも素敵な御話ですよ。