「一月寒」

★★★irasuto「明日」★★★

「1月終わり」



雪は降り

寒さ厳しく

時は過ぎ

梅咲く待つ夢

春は遠からじ

それでも明日が有る。



「過ぎし時　梅が咲いたよ　便り有」

「

★★★irasuto「空」★★★

「空青く」



蒼い空に雲が浮かぶ

大地は白銀に澄み渡る

陽光は優しく風なく

心は躍り外気も穏か

鳥は囀り呼んでいる

出かけよう青空の下へ




「誘うは　待つ白い雪蒼き空　
　　　　　　　澄み渡る気は　永久へと紡ぐ」

「荒んで生き」

★★★irasuto「想い」★★★

「失くした帰る道」



荒ぶれた心に夜に

優しさに飢えて

心も体も汚れて

今あなたの優しい

心使いが邪魔と

甘い言葉は嘘と

歪んでいた頃は

私は私と荒れて

強がって夜に生き

朝の訪れが怖かった

私の求めた所に

夜の街は眠らない

無謀に生きていた

あの頃の自由は

若き憧れ今は失くして。





「夜に生き　太陽拒みネオン街　
　　　　　　　　　帰る場所無く　生きてさ迷う」

「輝き舞う」

★★★irasuto「夜の空」★★★

「凍てついて」



晴れた夜の宙　　星満天に輝き

月明かりに照　　大気が凍るか

みしみし鳴る　　総てが凍てて

朝日に煌めく　　大気凍て降る

ダイヤモンドダスト　　キラキラと舞

心空に綺麗と　　見ていたひとり




「輝きは　開ける夜観る星消えて　
　　　　　　　　大気が凍り　朝日に光る」

「別れに雪」

★★★irasuto「雪」★★★

「別れに雪」



窓叩く雪に優しく抱かれ

さようならの言葉残して

あなたの部屋を出た私に

言葉は返って来ないのね

私の恋のおわりは突然に

愛は終わったと呟いた

語る言葉途切れて黙って

恋の終わりを感じていた

さようならの雪が舞う

振り向きはしないよと

流れる涙は未練じゃない

別れは少し淋しいだけ

明日になれば忘れるよ




「別れには　心寂しく未練なの　
　　　　　二度と会えない　あなたは遠く」

「穏かに冬」

★★★irasuto「冬の温もり」★★★

「穏かに冬」



冬景色に広がる視界

白く耀き煌めいて

青き空に太陽一人

放つ光りは暖かく

雪国の晴れ間は

張り詰めた空気が

温み穏やかになり

煌めく白銀は優しい。



「白銀よ　雪が光るよ青空に　
　　　　　　照らされ緩む　穏かに過ぎ」

「椿の様に」

★★★irasuto「無題」★★★

「椿の様に」



雪降り止みて

月照らす雪面

赤き花一輪也

雪に咲いて尚

輝く月明かり

雪に赤く咲く

椿愛しく君也




「潔く　雪上に咲く温かさ　
　　　　　　月明かり也　なお清く咲く」

「痛み心」

★★★irasuto「血潮」★★★

「言葉刺す」
　　


あなたの言葉の一語

一語が針の様に差す

流れ出る赤き血潮は

留めでなく心を染め

赤き薔薇が散る様に

はらりひらりと地に

染み込むのは悲しい

赤い薔薇の刺に散る

寒椿ぽとり落ち悲哀



「血潮なる　赤き薔薇散り雪上に
　　　　　　　　真白き心　落ちて椿也」

「雪降り」

★★★irasuto「無題」★★★
「雪降り」



白き妖精訪れる季節

舞い落ちて消える今

地の温かさに負けて

仰ぐ顔に冷たく消え

もう少し時が過ぎて

総ての色を消し去り

大地白色に染める時

混沌と汚れに塗れた

私に汚れた心の中も

あなたの清らかな

純白色に染まる私





「季節きて　雪が総てを覆う時　
　　　　　　　　　　醜き汚れ　覆い隠す也」

「赤い糸」

★★★irasuto「空」★★★

「赤い糸」



知らないあなたを

知る為にあなたに

出会う為旅に出る

赤い糸あるのなら

君に出会える

今は知らない君に

逢うために旅発つ

あなたの微笑みが


きっと・・・


私を待っている




「君何処に　あてのない旅出かけよう　
　　　　　　　　　　　きっと出会える　旅空の下」