終る日に

時の流れ普遍なりて

無言で過ぎ去る


四季折々に


始まる新たなる年

君は何を思い

迎えるのだろうか

乱れたこの世の中を


幸あれと願う！





「月に憧れ
　　夜空を眺めれば
　　　　瞬き煌めく星に焦がれて」

「凩」

北からの風に
黙して立ち止まる
快いこの場所に
凩が背を押す
歩き出せと
あなたの温もり
振り返らず
月は師走
振り返る日々・・・


「温もりに　後ろ髪引く小春日を　凩背押す　走り出させよと」


「夜空に浮かぶ
　　　光る月に憧れて
　　　　　瞬く星に思いよせ
　　　　　　光り耀く星屑に憧れ」
　　　　　　　

「凩に」

枯れ葉走る
通り道
君の声聞く
呼び止めても
凩に押されて
走り出す
あなたの腕の中
温もり求め駆け・・・



「夜空に浮かぶ
　　　月に誘われ
　　　　　耀く星に憧れて
　　　　　　　我も星屑となる」

「空からの贈物」

「空からの贈物」

白き妖精が
風もないのに

ゆらゆら
落ちてくる

この峠道も
もうすぐ
雪に埋もれる
埋め尽くす

純白雪の中
息を潜めて
篭もるも近い


「蒼宙の
　　闇夜に浮かぶ
　　　耀く月に憧れて
　　　　　我星屑と瞬く」

☆☆

思い人

「窓行く君は」
通り過ぎる君の姿は
朝日に清く耀いて
残す君の残り香追う

陽射しの中傘に隠れ
今日も窓辺を通り過ぎ
爽やかな君の残り香追う

夕暮れ時の君の姿
あでやかに通り行く
艶やかに後姿残り香恋しく
暮れ行く終わり月




「藍宙に浮かぶ

　　　三日月ブランコに

　　　　　揺れて星に憧れて
　　　　　　　
　　　　　　　　藍宙耀く星に恋して」

凩

通り道

カサカサ枯れ葉

落ちて走る

誰かが呼ぶ

君の声に似て

温もり求め

凩が走り出す



「我憧れて

　　夜空に浮かぶ月に

　　　焦がれ耀く星屑と成る」