真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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本気を判っていないのは『俺がいないとダメだから』

2010-04-12 | 読了本review
本日はプラチナの新刊です

高月まつりさん『俺がいないとダメだから』
 同居する幼なじみに片思いする受様は、彼の世話をするのが喜び。無邪気な
 のに思わせぶりな攻様に翻弄されつつも、ソレも嬉しい受様だったが、ある
 日、もう一人の幼なじみが帰国してきてから二人の間が微妙な事に?!

かなり電波な性格で我が道を行く攻様と
思いこんだら一直線な受様の幼馴染カプの
恋のドタバタを画いたラブコメディ

本作の攻様の設定は実に高月さんらしい電波系男子で、
お相手の受様が鈍いのも最早お約束の
もうどっちもどっち的な設定なのです

受様と攻様は親が親友同士だった為、
二人はいつも一緒に育ちます。

攻様は黙っていれば
美少女のような外見で頭も良かったのですが
言動が突飛過ぎる電波少年でした。

しかし攻様は
その奇想天外な思想を生かして小説家デビューし、
人気のラノベ作家になります。

受様も顔・頭・運動神経が良く
大学卒業後は家電メーカーに就職、
人事課でも常に真面目で冷静な男として
出世コースを邁進しています。

言動に問題がある上にインドアな攻様より
受様の方が女の子にモテルはずなのですが
受様の生活はずーーーーと昔から
攻様を中心に回っていたのです

告白して引かれるよりはと
受様は幼馴染で親友という立場を選び、
攻様との繋がりを切らない様に
密かに必死に行動していますが

そんな受様の密かな努力も攻様的にはどこ吹く風。
電波炸裂な言葉と行動で受様を翻弄しまくり。

受様は攻様への愛を我慢と忍耐に変換して
耐えるのでしたが、
受様の恋心を見抜いていた年上の幼馴染が
町内にケーキ店を開いた事から事態は一変

昔から受様を可愛く思っていたと言う彼に
俺の恋人にならないかと迫られるのです

その上、彼の存在を知った攻様が
俺を捨てないでと縋ってきて

はたして受様の恋はいかがな事に

小さい頃から一緒にいた二人は
実はお互いに好き合っていたのですが、
高月さんのキャラなので当然ながら
素直にとかあっさりとはまとまりません

受様は電波な攻様の言動を見慣れている為、
彼の好き好き攻撃も単なるノリと本気にせず
彼への恋心を悶々と悩むのですが

実は頭も良くて策士なマゾっ子攻様は
そんな受様の悩み自体も良く判っていて
受様の悩みすらも利用しているのです(笑)

不器用な受様が
攻様と年上の幼馴染の間をフラフラしつつ
攻様とまとまるまでハラハラ&ドキドキ
とっても楽しく読めましたよ

本日は中古本屋さんにて♪

2010-04-12 | 小説
本日は中古本屋さんで

天花寺悠さん『悪魔なモラリスト』
天花寺悠さん『悪魔なスペシャリスト』
水瀬結月さん『無防備なくちびる』
あすま理彩さん『甘く危険なKISSの罠』
秋山みち花さん『皇帝の婚礼』

リーフを大量に仕入れてしまいました

最近、
リメイク版も沢山出てきているのですが
ある程度決まった作家さんばかりなので
綺麗な本なら買いかな…と…
それより新刊を読めってか…