
カナディアンカヌーと言いますと

静かな湖面をゆっくり漕ぎ出すイメージですよね。
その映像の中に
カヌーが右に曲がったり左に曲がったり
その度にパドルをあっちこっち漕ぐ動作は、
似合わない訳で
そうは言っても
カナディアンカヌーど初心者は、
カヌーもパドルも右に行ったり左に行ったり
忙しい訳で

そんなイメージとのギャップの原因を
一番安易な
道具の仕業にしてしまえ!

と
ネットを徘徊して
自艇の特性を調べて見ますと

NAVAROのLEGACYは、高い安定性と大きな直進性
の物らしく
道具の仕業にする事に失敗しまして
そうなりますと
やはり
自分のパドリングがお粗末な訳で
やはり
「腕」を磨け!

って事です。
とは言っても
「腕」をどうやって磨くか
って言う問題
残念ながら
私の周囲にカナディアンカヌーを持ってる人は、居ても
パドル裁きを知っている人は、居無い訳で

そうなるとショップのツアーで修行と言う手もありますが
何処のどのやつを受ければ有効に上達するかも分からない状態で
1回一万円を何回も投資する気にもならず
先日のアドムのカヌー教室で
もしかしたらカナディアンカヌーも乗っている人も居るかなぁぁぁ
ってささやかな望みは、あっさり打ち砕かれて
迷える子羊

に
なってしまいました
が
渡りに舟

とは、この事で
先日の野尻湖でお目に掛かった方の御好意により
講習会を実施して頂けるとなりました。
感謝! 感謝!
で
設定頂いた講習会場は、

ちょっとの流れと浅瀬
それにエントリー可能な川岸と駐車スペース
が揃った所

釣りもスノボもそうですが
先生に加えて練習するフィールドも大切ですね。
都会ならまだしも田舎でこういう情報は、
なかなか得られ無くて
ここでも先生に感謝感謝。


で
いよいよ講習
ですが
まず初めの
「先生」と「ど初心者」の会話は、
右で漕ぎますか? 左で漕ぎますか?
えっ
右効きなら右を漕ぐんじゃ無いんですか?

私は右効きですけど左を漕ぎますよ。
えっ
漕ぎにくく無いですか?

カナディアンは、パドル上側のグリップを操作するから
利き手が上側のグリップを掴む方が楽なんです。
そっかぁ!

カナディアンは、艇をコントロールする為には、
パドルの向きを操作する事で艇をコントロールするんだぁ。
って
いろんな本やネットの資料を読んでも
ちぃとも気が付かなかった。

エギングで言うと
初心者は、リールを右で巻くけど
竿を操る釣りだから利き手の右で竿を持つ。
そのまま竿を操りながらリールを巻くとしても
リールは、巻くだけだから
左手でもOKって事と一緒なんだぁ。

と
いきなり根本的な意識が無かった。

で
パドルの握りは、理解した所で
初心者が一番マスターしたいのは、
片側をパドリングしても真っ直ぐ進む様になる事。

ふと
意識してカナディアンカヌーが湖面を進むシーンを
思い浮かべて見ると
パドルは、リズミカルに
そっと片側を繰り返し動いますよね。
そんな感じに
片側をパドリングして真っすぐ進むには、
パドリングの後半は、、舵の動作をする。

舟の片側をパドルで漕ぐと
漕いだ反対側に曲がる。
曲がっても舵を切れば舟の向きが修正できる。
だから
舵の付いていないカナディアンカヌーは、
舵の動作をパドリングの後半にパドルでする
って事。
パドルの面でその事をイメージすると
水を沢山受ける様にパドルの平らな面を水に入れて手前に掻く。
パドルが自分の横まで来たらパドルを舵の働きにさせる。
舟の舵って水を切る様な向きに入れて向きを変えるから
パドルをそういう向きにする様に上のグリップを
回して舵の方向にしてあげる。
その角度を調整する事で舟の向きを調整する
って事なんですねっ。
それで
そのグリップを回す方向は、どっちでも有りなんだけど
親指が自分の方に向く場合は、回している時に推進力は、無くて
回った後のパドルの向きだけで舵をするだけなんだけど
親指を自分から離す様に捻る場合は、
捻り始めから方向の修正と推進力の
両方を掛けながら出来る
だから
良く雑誌やその手のネットで解説している様に
カナディアンカヌーをマスターするには、
まず親指を自分から離す方向に回す
Jストロークを覚えましょう

っていう事だったんですねっ。
それで
Jストロークをマスターしただけでも
憧れの
朝霧の湖面をゆったりと引き波のひろがりを楽しんで
広葉樹が囲む小さな入り江で
小鳥のさえずりを邪魔しないエスビットで入れた
エスプレッソの香りと苦み

にほぼ近付きます。
このJストロークだけど
文章で書くとかなり難しそうだけど
実際にフィールドで教えてくれる人が居れば
1時間か2時間でそれなりに機能する漕ぎが
出来る様になります。
よほどドン臭く無ければ。。。

それで片側をパドリンしても真っすぐ進める様になったら
それだけでもすんごく楽しくなります。
で
もう少しステップUp
で難しく無いやつを
今度は
もしもパドリングしている側に木や岸が有って漕げない場合や
流れに押されてJストロークだけでは、艇の方向を修正しきれない場合は、
どうするか?
反対側を漕げばいいだけなんだけど
初心者感覚だとパドルの持つ手を入れ替えるんだけど
持ち換えてる時間が無い時や
ちょこっと反対側を漕げばいい時も有る。
そんな時は、
パドルの持ち手は、そのままでパドルを舟の反対側に入れて漕ぐ

体が捻じれて無理な体勢だけど漕げるんですよっ。
これだと持ち換える手間が無いし、
慣れないJストロークで艇の向きを調整する力よりも
よっぽど強く艇をコントロール出来る。
これに慣れて来るとこれはこれで楽だから
こればっかりやってると
Jストロークを忘れちゃう程便利。
http://youtu.be/gIwCw2lok2M
ここらまでマスターすると静水であれば殆ど
思い通りに進むが出来る様になります。

ですが
静水面も楽しいけど
やっぱり
川下りもしてみたいなぁ

とか
急に向きを変える事が必要な場面が出て来ると
もっと積極的に艇の向きを変える方法が必要になる。
そんなテクは、
ちょっと今までとは逆の作用?
艇の動きって
パドルで漕いだのと反対側に曲がって行くんだけど
パドルを入れた側に艇が向いて行く

基本的には、
艇の横の水を掻き寄せる事で艇がパドル側に寄る。
そういう動作をする。
単純にそういう動作をするとパドルが艇に当たって止まっちゃうので
1回しか出来ない。
だからそれを円運動にして連続動作として行う。
んー
頭がこんがらがって来ますねぇ。

パドルを艇の横に出してグリップの親指を自分の方に向ける。
その状態でパドルで水を押しながらタライの縁を撫でる様にグルグルット
掻くと艇の前の方が掻いた方に向き出す。
そのまま縁を撫でる向きでパドルを引いて来て横まで来たら
Jストロークの後半の動きをするので親指を体から遠い方に捩じりながら
パドルは、タライの縁を撫でる方向のまま掻く。
んーなかなか難しいですねぇ。
後は練習あるのみ
カナディアンも結構奥が深いですねぇ。
面白いですねぇ。

以上
第1回で
最終回の



でした。
完


だってこれだけマスターすればど初心者卒業ですもの
