信濃三十三番札所・十一番札所清滝観音堂。
東条地区の山手に観音堂があります。
ここは、背後に大きな滝が有って、水量は、少ないのですが、静かな観音堂に滝の滴の音が
日本の赴きという感じです。かつては、良く整備されていたのですが、周辺地区の過疎化と
相まって残念な限りです。
かつての様子を思い浮かべると、
下の集落の外れの一番上にお寺があって、その広場は、土の小さな広場が有って、
住職のおばちゃんが居ました。
そのお寺の庭を過ぎて階段を上ると参道になって、仁王門が有ります。それをくぐると、
大きな杉林越しに上のお堂が見えます。大きな杉林の参道を登っていくと、お堂の手前に
百体観音さんがありました。(残念ながら焼失)。その正面の石段を登ってお堂のから振り
返ると杉林の向こうに山門とお寺や集落が見えます。そこからくねくね道を上がっていくと
観音堂への細い道になります。お堂を眺めながら上っていくと次第に滝の雫の音がひんやり
といった感じです。
ここらからの北アルプスの眺めは、抜群です。そんな眺めを計算して建てられた感じもします。
ちなみに南向きの滝って少ないとか。
昨年公開された大林監督の「転校生」長野版のロケ地として使われたそうです。
その時の模様は、こちら
http://www.eigadaisuki.net/news/news2.htm
今は、殆ど人が訪れませんから、ひっそりとわびさびを感じたい方にお勧め。
滝周辺は、へびの遭遇率が非常に高いので、好きな方は、滝つぼ周辺に行ってみてください。
クライミング出来そうな岩場なのですが、登っている人を見た事は、無いです。
周辺の林道沿いや隣の山には、クライミングスポットが有る様です。
観音堂の下にもお堂が有ります。
床下には、蟻地獄が沢山。
その参道に仁王門が有ります。
左の仁王さんは、格子越しに是非覗いて見てください。
どうなるかは、お楽しみ。