空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

佐野SAストライキ・「爆弾」投下

2019-08-25 20:26:00 | Weblog
Wezzy 佐野SAの営業休止と再開、問題は「ストライキした従業員」ではなく経営者側にある 2019.08.20

栃木・佐野市の東北自動車道佐野サービスエリア(SA)で14日未明から、従業員がストライキを敢行し、フードコートや売店の営業が休止される事態が発生、大きく報じられた

 しかし、現代では珍しい本格的にして自生的なストライキのわりには、さほどの注意をひいていない感もなきにしもあらず。労働組合運動側としては、新しい可能性を見出して、積極的に絡んでいってはどうか―なんて素人目にはちょっと思いもする。

今回のストライキ騒動で、ケイセイ・フーズの非常識な運営が白日の下に晒されたが、もう1つ問題点が明らかになった。それは、この件に関するメディアの報道のあり方だ。

 NHKのニュースサイト「NHK NEWS WEB」ではストライキが敢行された14日に、この件を紹介する「東北道 佐野サービスエリア なぜ?営業休止…戸惑いの声」というタイトルの記事を掲載した。

同記事内では、「ストライキ」という単語は一切使われておらず、営業停止の理由について「レストランなど店舗を運営している会社の事情によるもの」と記している


 さらに2ページ目

また、8月16日、昼の「ANNニュース」(テレビ朝日系)でも、ストライキが起きた背景には一切触れず」「営業再開を前向きに報じた
さらに、同番組内で岸社長は「新たな思いで頑張ってやります」と“抱負”を語っており、ストライキの背景にある従業員の不利益を鑑みない“企業・消費者ファースト”な内容だった

 どうも、なんというか、労働者目線のない報道に多少の違和感があるのである。

NHKやテレビ朝日などの大手報道機関が、この佐野SAの状況を伝えるにあたって「ストライキ」や「スト破り」に言及しないことは強い違和感を与える

 で。





 とまあ、文春さんが株をあげた。まあそれ結構なことであるが、さらに






 少なくとも解雇された加藤氏の側の見解では、どうも親会社の融資関係があやしく…ということのようである。伝えられる銀行の融資停止が事実であれば、それこそ銀行さんですから、カネ目の話は堅いだろう。銀行さんが一定の納得をするだけの資料があったわけだろう。

 もちろん、加藤氏の認識のほうが誤っているという可能性はそりゃああるわけだが―さて、どうなるものやら。
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