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空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

翁長知事をめぐって

2018-08-10 13:33:33 | Weblog


 理性的な人だったのだなあと改めて。



 そこは「骨太のお考え」「その思想のルーツ」「切実な問い」とか穏当な・中立的な言葉になさいな。

 彼は日本的な”革新”で知られた人なのだから、これにわざわざ保守という属性をつけるのは、保守派として知られる稲田氏の我田引水、死者を(さっそく)自分の利益のために利用するもの、と批判があろう。

 発言・行動に事後的につけられる評価としての「革新」「保守」を、あたかも本来的な属性として語るかのような、そういうのはちっと見識が足りないような。なにしろコレ、相当相対的な・相補的な概念だものねえ。

 日本的に所謂”保守”の立場から重要な価値と思うが、「愛国」でくくれる問題だろうから、それでいけばよかったのではないか。
 日本人であるという自己意識があってこそ、またそれに愛着を持っていてこそ、「日本」に行くのにパスポートが必要という現実に悔しく思うものだろう。
 そうした状況を肌身で知ればこそ、米軍基地のプレゼンスの大きさに批判的になる―ここに「自主」「独立」という語の欺瞞性を見るというのも国家なり民族なりへの愛着をもてばこそ、と。

 そうすれば、「愛国」―これにかけては右派左派の対立がおきにくい―の概念で片がつく。
 そうして、相互に理解できる・共感できる概念でくくって、「私はそこにいます」としておく。そうして



 日付変更線を間において罵り合っているようなひとたちをよそにしておくのが、まあ、多数の投票・支持を得なければ生存できないひとの採るべき道のような。

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