空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

アイカツ(やや違)

2019-05-11 20:56:49 | Weblog
朝日新聞土井たか子氏が辻元氏をたしなめた一言 象徴天皇制 高橋美佐子 2019年5月7日10時00分

天皇から国民へと主権が移った日本国憲法では、天皇制は改正の手続きを踏めば廃止すらできる。しかし、平成の30年を通じて天皇が個人として存在感を高め、尊敬と好感を集めた結果、主権者の意思で象徴天皇制のあり方を決められることが忘れ去られてはいないだろうか。(高橋美佐子)

 つまり天皇(いまの上皇)が30年にわたるアイカツの結果、押しも押されもせぬ国民的アイドルの地位を勝ち取ったということで、すでにここに視聴者というか主権者の意思が示されているのではなかろうか。

 できるだけ正確に対比できる物を選べば―憲法の改定を要する話としては、ここしばらく国政選挙で圧勝し続けている与党が『9条を変えて自衛隊の位置づけをより合法的にするのはどうでしょう』という旨、言い続けて、なお実際の行動に移せない。

 ということは、たかが三、四回、五六回程度の国政選挙圧勝ていどの勢力では、天皇制廃棄なんて口にもできない(別にしてもいいが、言ったらそもそも選挙に負けるんじゃねえの?と確信できる)くらいに、暗黙の国民的合意があるということなのでは。

 いや、天皇制に敵対的とみなされる党派は実際に存在しており、共産党がそれだ。で、その共産党の党勢は…「ばっちりですね」とお世辞ならいえる程度であり、書記長からして天皇に好意的なコメントをしているあたり、もう…天皇制支持は全党派の一致点と言わざるをえないのではないか、と。




 この点にかけては、反天皇制力は絶対的・絶望的に敗北しているので、大人しく負けは負けで認めるべきだ。
 これは別に永遠に消え去れといわれているわけではなく、次の作戦を考え直せ(もし今後も存続する気があったり、勝つ気とか、退勢をくいとどめたいとかいう気があるなら)と言われてるわけなんだから。

 まあその、今までこれに人生をかけてきて、敗北したまま死んでしまうなら、俺の一生は無駄だったということか、と怒り悲しむ気持ちはわかるが、”だから今までどおりの方法で勝てなければオレの一生は無駄だと証明されてしまう、だから、だから今までどおりの方法で勝たなければならないのだ!”とか思うとしたら、そりゃ馬鹿げている。

 いやまあ、そんなあほの子がたくさんいたから今の状況に立ち至ったのではないか、それ、コンコルド効果とかいわないか、という気もするが。
 だからこそ、今こそ決断するのだ。もしいい方向を発見できたら、君こそが反天皇制勢力再結集の中興の祖となるのだ! とか思うんだが、

 …そんな風に思えないのは、革新勢力としては旧例墨守の知的怠惰そのものであって、革新たる自己規定からして危ういのではないかなあ。



 つーことで、旧例墨守タイプの古い自称リベラル(笑)な人たちは、できればさっさと黙るのをお勧めしたい。選挙のときの一票の重みだけだよ、それ以上のインフルエンサーとかに、もうなろうとすんな、むしろ逆効果だおまえら、という気が。

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