野球部で集団感染。結構な人数でやるスポーツであり、そりゃあ、その、まあ、という。
強豪校では特に部員も多いだろうし、さらには寮もあるだろう。そりゃあ、まあ、その、クラスタ発生まであと数歩、というものではある。
NHK 大学野球部でクラスター 感染者は計42人に いわき市 2021、04月09日 10時06分
そんなわけでクラスタ発生、さほど規模の大きい市でもないだろうところ、42名が一気に。うん、かなり無理。無症状が多いのは不幸中の幸いだが、そもそも無症状感染者が多い感染症という、どうにも扱いに困る病気である。たまに劇症化する例があり、その「たま」が発症者のかなりの割合で、明確な発症者の1%くらいが死亡するという、非常に微妙なラインであるのが問題だという訳で。
「福島県いわき市にキャンパスがある東日本国際大学の野球部で発生したクラスターについて、市は8日、新たに30人の感染が確認されたと発表し、このクラスターの感染者は合わせて42人となりました」
「感染した人のほとんどは無症状だということで、患者の体調に合わせて、病院への入院ではなく、ホテルや宿泊療養施設に直接、入所してもらうことも検討しているということです」
どうも仙台が非常宣言を出した後にやってきたとのことで、「すまん…すまん…ッ」という気になったのだが。
「県外に泊まりがけで遠征したあと大規模なクラスターが発生した福島県いわき市にある東日本国際大学の野球部に所属する学生がNHKの取材に応じ、「先月上旬から10人ほどの部員が相次いで発熱や味覚障害などの体調不良を訴えていたのに、大学側は十分対策をとらず予定通り遠征を行った」と証言しました」
「野球部は、感染者の急増を受けて宮城県と仙台市が独自の緊急事態宣言を出した後の先月末に、仙台市と石巻市で30人規模の泊まりがけの遠征を行っていました。
野球部の部長を務める福迫昌之学長代行は、6日、記者会見で「現地の大学と協議した結果感染対策を行いながら実施するということになり、中止するという判断には至らなかった」と説明しました」
…学長代行が野球部部長か。「学長代行」、だいぶ上級の職名で、それで野球部の状況を把握できていないというのは、まあ…少なくとも外部からは突っ込まれるでしょうね…。
どこだその現地の大学と言うのは。対策は十分というのは、そりゃあ平常時に適用する概念じゃないのか、わざわざ警報がでたあとに悪化確率のありそうなことをするんじゃないよ…と思ったら。
「これについて、150人余りいる野球部の部員の1人がNHKの取材に応じ、「キャンパス外にある学生寮では3月上旬以降10人ほどの部員が相次いで、発熱や味覚・嗅覚の障害などの症状を訴えていた」
…自前か。
自前の培養か。
一か月間、寮で観測された多少の異例を放置してきたというのか。10例か。150人の10例か。十分アウトだ、そんな異例はもはや異例ではない。
「さらに、「全員が食堂に集まって決められた時間に食事をとるのは危ないと考え、一部の部員が密になるのを防ぐため時間をずらして食事をとろうとしたところコーチに叱責され、理由を説明しても改善されなかった」と語りました」
お待ちなさい、コーチさん。
というか、断続的だろうが10例あれば、もはや継続的な感染がなされているとみるべきでは。なので、時間ずらしで得られる効果は限定的であったろうが―それでも発覚段階でクラスタを小さくする効果はあっただろう―いや、発覚が遅れるだけだったかもしれないが―それにしても。
…コーチさんの権限って、どこまでなんでしょうね?
食事の内容までチェックする、栄養士的なスキルがあるかもしれないが、さて、食事時間まで管理するとなると、それもう真剣にガチの管理で―それ、オリンピック選手にさえ匹敵するレベルじゃないかな。そこまでいくと、そりゃもう、個人で扱える水準であるはずがなく、集団指導体制であるだろうけど―。
「東日本国際大学は、NHKの取材に対し「感染確認の1か月ほど前から体調不良の部員がいたという事実は承知していないし、体調不良の学生がいたなら医師が適切に診断、処置したと考えている。感染防止対策はきちんと図られていたと認識している」と」
―大学当局としては、学生の訴えが届いていないということになりそう。してみるとコーチのレベルで、体調不良者の発生の情報を、まあ、握りつぶした格好になる―大したことない情報として閑却したわけだ。おそらくコーチさんはひとり(~ふたり)だろうが、そうなると、数十人規模の学生さんを預かる関係上、連絡・報告体制の構築・チェックの体制について、大学側の責任も問われることになりそうだ。
強豪校では特に部員も多いだろうし、さらには寮もあるだろう。そりゃあ、まあ、その、クラスタ発生まであと数歩、というものではある。
NHK 大学野球部でクラスター 感染者は計42人に いわき市 2021、04月09日 10時06分
そんなわけでクラスタ発生、さほど規模の大きい市でもないだろうところ、42名が一気に。うん、かなり無理。無症状が多いのは不幸中の幸いだが、そもそも無症状感染者が多い感染症という、どうにも扱いに困る病気である。たまに劇症化する例があり、その「たま」が発症者のかなりの割合で、明確な発症者の1%くらいが死亡するという、非常に微妙なラインであるのが問題だという訳で。
「福島県いわき市にキャンパスがある東日本国際大学の野球部で発生したクラスターについて、市は8日、新たに30人の感染が確認されたと発表し、このクラスターの感染者は合わせて42人となりました」
「感染した人のほとんどは無症状だということで、患者の体調に合わせて、病院への入院ではなく、ホテルや宿泊療養施設に直接、入所してもらうことも検討しているということです」
どうも仙台が非常宣言を出した後にやってきたとのことで、「すまん…すまん…ッ」という気になったのだが。
「県外に泊まりがけで遠征したあと大規模なクラスターが発生した福島県いわき市にある東日本国際大学の野球部に所属する学生がNHKの取材に応じ、「先月上旬から10人ほどの部員が相次いで発熱や味覚障害などの体調不良を訴えていたのに、大学側は十分対策をとらず予定通り遠征を行った」と証言しました」
「野球部は、感染者の急増を受けて宮城県と仙台市が独自の緊急事態宣言を出した後の先月末に、仙台市と石巻市で30人規模の泊まりがけの遠征を行っていました。
野球部の部長を務める福迫昌之学長代行は、6日、記者会見で「現地の大学と協議した結果感染対策を行いながら実施するということになり、中止するという判断には至らなかった」と説明しました」
…学長代行が野球部部長か。「学長代行」、だいぶ上級の職名で、それで野球部の状況を把握できていないというのは、まあ…少なくとも外部からは突っ込まれるでしょうね…。
どこだその現地の大学と言うのは。対策は十分というのは、そりゃあ平常時に適用する概念じゃないのか、わざわざ警報がでたあとに悪化確率のありそうなことをするんじゃないよ…と思ったら。
「これについて、150人余りいる野球部の部員の1人がNHKの取材に応じ、「キャンパス外にある学生寮では3月上旬以降10人ほどの部員が相次いで、発熱や味覚・嗅覚の障害などの症状を訴えていた」
…自前か。
自前の培養か。
一か月間、寮で観測された多少の異例を放置してきたというのか。10例か。150人の10例か。十分アウトだ、そんな異例はもはや異例ではない。
「さらに、「全員が食堂に集まって決められた時間に食事をとるのは危ないと考え、一部の部員が密になるのを防ぐため時間をずらして食事をとろうとしたところコーチに叱責され、理由を説明しても改善されなかった」と語りました」
お待ちなさい、コーチさん。
というか、断続的だろうが10例あれば、もはや継続的な感染がなされているとみるべきでは。なので、時間ずらしで得られる効果は限定的であったろうが―それでも発覚段階でクラスタを小さくする効果はあっただろう―いや、発覚が遅れるだけだったかもしれないが―それにしても。
…コーチさんの権限って、どこまでなんでしょうね?
食事の内容までチェックする、栄養士的なスキルがあるかもしれないが、さて、食事時間まで管理するとなると、それもう真剣にガチの管理で―それ、オリンピック選手にさえ匹敵するレベルじゃないかな。そこまでいくと、そりゃもう、個人で扱える水準であるはずがなく、集団指導体制であるだろうけど―。
「東日本国際大学は、NHKの取材に対し「感染確認の1か月ほど前から体調不良の部員がいたという事実は承知していないし、体調不良の学生がいたなら医師が適切に診断、処置したと考えている。感染防止対策はきちんと図られていたと認識している」と」
―大学当局としては、学生の訴えが届いていないということになりそう。してみるとコーチのレベルで、体調不良者の発生の情報を、まあ、握りつぶした格好になる―大したことない情報として閑却したわけだ。おそらくコーチさんはひとり(~ふたり)だろうが、そうなると、数十人規模の学生さんを預かる関係上、連絡・報告体制の構築・チェックの体制について、大学側の責任も問われることになりそうだ。
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