ホンダがIRLへのエンジン供給を5年延長。

2008-06-03 22:52:15 | Indycar
ホンダが、インディカー・シリーズへのエンジン供給継続を、インディ500期間中に決定し発表しました。

アメリカにおけるモータースポーツ活動を統括するホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)は、インディ・レーシング・リーグ(IRL)との協力関係を継続し、来年以降の5年間、インディカー・シリーズにエンジンを供給する決定を下しました。
ホンダは2003年から同シリーズで活動を開始し、2006年からはトヨタやシボレーの撤退によりホンダのワンメイクとなりました。

2003年から2005年までのあいだ、ホンダはインディカー・シリーズでライバルだった他のエンジンメーカーを相手に49戦中29勝という成績を収め。その中にはインディアナポリス500マイルレース(インディ500)での優勝や、2004年・2005年シーズンのドライバー&メーカーの両タイトル獲得もしました。
1994年から2002年にかけてCARTシリーズで記録した65勝と合わせ、ホンダはアメリカにおけるオープンホイル・レースで合計128の勝ち星を挙げています。

2007年シーズンには、36名のドライバーがホンダ・インディV-8(HI7R)エンジンを使用し、トータル走行距離は16万6608マイルとなりました。その間、決勝レースで発生したエンジントラブルは1度だけで、多大なストレスのかかるレーシングエンジンでは稀なほどすぐれた設計と製作の精度を証明しました。
2007年のインディ500にでも、ホンダは2年連続で出走33台すべてにエンジンを供給し、その2年間には、ともにエンジントラブルでリタイヤしたマシンが1台もいないというインディ500史上この2回しかない記録を樹立しています。

IRLは6月に複数のメーカーが参加する円卓会議を開き、将来的なシャシーとエンジンに関する規則を忌憚なく話し合うことを23日に発表しました。


IRLは、カナダ・エドモントンを今シーズンのカレンダーへ追加することを発表しました。
開催日は7月24日~26日となり、第12戦ミッドオハイオと第13戦ケンタッキーの間に入ります。
エドモントンでのIRL開催は初めてとなります。もともとCCWSのシリーズの1つでした。人気のレースですよ!
エドモントンシティ・センター・エアポートの滑走路を使用してのコースで、全長1.973マイル、コース幅75フィート、ターンの数は14です。
また、オーストラリア・サーファーズパラダイスでのIRL開催については、今シーズンのカレンダーに予定されてはいますが、現在のところ正式な発表はされていません。

ディクソンがインディ500を制す!F1界からの注目は無し?

2008-06-01 18:42:14 | Indycar
先週末、アメリカ・インディアナポリスで開催された第92回インディ500は、ターゲット・チップ・ガナッシのスコット・ディクソンが、PPスタートから常に上位を保ち続け初優勝しました。

AGRの武藤英紀は、最後のリスタートで5位まで順位を上げましたが、エド・カーペンターとライアン・ハンターレイに抜かれ。7位フィニッシュとなりました。
この結果によりインディ500ルーキー・オブ・ザ・イヤーはハンターレイとなってしまいました。
上記のタイトルは取り逃がしましたが、デビューシーズンで7位と言うのは悪い結果ではないですよね。自身もコメントしていました。
ジーズン通してのルーキー・オブ・ザ・イヤーを狙ってほしいです。

ダニカ・パトリックは同時にピットアウトしたペンスキーのライアン・ブリスコーと接触し、両者リタイヤとなりました。ダニカはマシンから降りてブリスコーのピットへ向かいましたが、セキュリティスタッフに止められ自チームのピットへ戻るという一幕もがありました。
観客はあおっていましたが、モータースポーツは格闘技ではないので血が流れるのは見たく無いですよ。ダニカがそこまでする訳がないでしょうが、何か言ってやろう!と言う雰囲気は迫力がありました。


優勝したディクソンについて、同じニュージーランド出身の元F1ドライバーであるクリス・エイモンが「ディクソンはミハエルのような能力を持っているが、F1には行けない」とコメントしています。
エイモンは優勝こそありませんでしたが偉大なフェラーリ・ドライバーです。

ディクソンがF1に転向するチャンスはあるのか?とのメディアの質問対して、「F1は最近、内輪に注目しているふしがある。インディからリクルートしてきたドライバーで失敗に終わったのが1人、あるいは2人くらいいた。だから、チームは近場にいるドライバーの中からF1ドライバーを探しているように思う。
彼は今、27歳。チームはマクラーレンがルイス・ハミルトンにそうだったように、若いうちからドライバーを見つけ、彼らのシステムで育てるのだ。
彼はF1でトップを走り、成功を収めるだけの能力を持っているから、私の考えが現実にならないことを本気で願っている。だが、悲しいかな、スコットにはチャンスがないと思う。私が間違っているといいんだがね」とのことです。
ディクソンは以前ウィリアムズのテストに参加したことがありますね。
インディではF1で見たいドライバーが沢山いるのですが…

以前はザナルディやモントーヤがアメリカのオープンホイル・シリーズからF1へ行きましたね。
その後はダリオ・フランキッティやトニー・カナーンがF1のテストを行いました。
フィッシャーのデモ走行などもお祭り的に行われましたね。
近年ではマルコやダニカ、グラハム・レイホールなどの名前が出てきますが、F1参戦が実現する気配は全くありません。ダン・ウェルドンも一時名前が出てましたね~
F1=GP2やヨーロッパのF3シリーズからと言う感じですよね。
インディ枠を作って欲しいですよ!
あ!チャンプカー4年連続チャンピオンのセバスチャン・ブルデーが居たか…
でも4年もチャンピオン獲らないとF1から声がかからないのか?