モータースポーツ界で大活躍した。オベ・アンダーソンが亡くなりました。

2008-06-11 23:58:21 | Formula One
「ラリーの神様」と言われた、スウェーデン人のオベ・アンダーソンが亡くなったとのことです。
英国紙「grandprix.com」が報じた所によると。アンダーソンは南アフリカで開催された「ミリガン・ビンテージ・トライアル」というクラシックラリー参加中に、トラックと衝突し亡くなったとのことです。
享年70歳でした。

アンダーソンは往年のラリードライバーでした。
1970年代にアンダーソン・モータースポーツを設立しトヨタ車でWRCに参戦。
その後、トヨタ・チーム・ヨーロッパとしてスープラ・セリカ・カローラなどを走らせ、ドライバーズタイトル4回、マニュファクチャラータイトル3回を獲得しました。
チームはラリー界からル・マン24時間に転向し、1999年には2位表彰台を獲得しています。
2001年からはトヨタ・モータースポーツGmBH(TMG)としてF1へ参戦しました。
そのトヨタF1を築き上げたのがアンダーソンで、F1参戦後もしばらくはチーム代表として活躍していますた。
2003年に冨田務TMG会長に代表の職を譲った後も、トヨタ・モータースポーツのコンサルタントとして働き、時々F1のパドックに姿をみせていました。

TMGはリリースを発行し、山科忠チーム代表がコメントを載せています。
「今回の突然の悲報にTMGとして深い悲しみに暮れている。オベの家族に哀悼の意を表したい。
トヨタの全員がこの報せに強烈な衝撃と、深い悲しみを覚えている。オベはチームにモータースポーツに関するたくさんの知識と経験を与えてくれた。彼のモータースポーツへの情熱は伝説であり、オベの死はこのスポーツにおいて大きな損失だ。トヨタモータースポーツの全員がオベの家族に哀悼の意を表したい」とのことです。

ご冥福をお祈り致します。