フォース・インディアが新車「VJM-01」を発表☆

2008-02-08 23:39:40 | Formula One
フォース・インディアはインド・ムンバイで新車「VJM-01」を発表しました。
発表会には、チームオーナーでマネージングディレクターのビジャイ・マリヤとチーム代表のコリン・コレスと共に、レースドライバーのエイドリアン・スーテルとジャンカルロ・フィジケラ、テストドライバーのビタントニオ・リビッツィが出席しました。

新車「VJM-01」は昨年のスパイカーのマシン「F8-VII」をベースに作られているようで、見た目も殆ど変わっていないように思えます。マシンの名称はオーナーであるビジャイ・マリヤの名前からとったようですよ。
カラーリングもテストで使用していたものとは違い、ホワイトがメインとなり所々にゴールドが彩られ、レッド&シルバーのラインが入っています。ドライバーのレーシングスーツもホワイトにレッドのラインが入っていますね。
スポンサーも多く付いているようです。特にマルヤ所有のキングフィッシャーのロゴが目立ちます。

ビジャイ・マリヤのコメントです。「5年前に、インドのチームがグリッドに並ぶかと誰かに聞けば、答えはあり得ないだっただろう。F1はとても高額なスポーツ。2008年の予算は1億2,000万ドル(約127億8,800万円)以上だ。インドは予算の確約をできずにいた。今日、ここムンバイでF1マシンが披露されたことを私は誇りに思う。10億人の思いだけでなく、素晴らしいチームを持てたことにも突き動かされたのだ。
我々は決してパフォーマンスが優れたチームを引き継いだわけではない。これが大変なチャレンジであるということは認めるし、F1というものが1秒の差がものを言う唯一のスポーツであることも分かっている。それによって、最高峰の争いだということを納得させられる。フォース・インディアは前進し続けるために、着実な進歩を遂げるはずだ。2010年にインドでグランプリが開催される際には、フォース・インディアが表彰台に上ることになるだろう」とのことです。
新車「VJM01」のシェイクダウンは、今月25日にバルセロナで行なわれるテストでだそうです。

インディカーとチャンプカーが合併?インディカーの予選方式が変更。

2008-02-07 21:43:05 | Indycar
今シーズンのインディカー・シリーズは3月29日に開幕します。
一番の注目は武藤英紀がアンドレッティ・グリーンレーシングから参戦することですかね。2008年チャンピオンのダリオ・フランキッティやミスターオーバルと呼ばれているサム・ホーニッシュJrが他のシリーズへ参戦してしまったのは残念ですが…

今シーズンは予選方式に変更がありました。すべてのオーバルレースでインディアナポリス500マイル(通称:インディ500)スタイルの予選方式を採用するとのことです。
この方式とは最大1回のアタックで4ラップ走行をおこない、最も平均時速が速い者がPPとなります。例外でインディアナポリスでは、約1ヶ月かけて何回か予選をおこない順位を決めます。予選の出走順については、これまで通りの抽選で変更はありません。こんな説明で分かったかな?
今までは2ラップ走行を行い、そのうちのベストタイムで決めていました。
ロードコースと市街地コースの予選は今シーズンも現行の方式で実施されます。


チャンプカー・ワールドシリーズに参戦している、名門ニューマン・ハース・ラニガン・レーシングの共同オーナーであるカール・ハースは、もしチャンプカーとインディカーの合併が実現しないのなら、来シーズンにもインディカーに転向する可能性があるとのことです。
両シリーズとも、エントリー数は減少しています。そのため合併の話は高まってきているようです。
特にチャンプカーの方は名の知れたドライバーを確保していますが、これまでのところ少数しかエントリーが集まっていません。
インディカーは近年、ロードや市街地レースが増えてきていますので、今が再び一つになるいいタイミングかと思います。
オイラは合併に大賛成です!90年代の前中期のCARTは最高に面白かった。その時はF1より興味あったかも…
インディカー・シリーズのトニー・ジョージは、以前チャンプカーの代表者たちに対して2008年に向けて二つのシリーズを合併させる提案を出したそうです。多くのチャンプカーのイベントをインディカーのカレンダーに組み込み、ダラーラシャシーとホンダエンジンを2008年シーズンに参戦するチャンプカーチームにリースするという提案だったそうです。

カール・ハースやチーム・オーストラリア代表のデリック・ウォーカーなど賛成している人もいますが、コンクエスト・レーシング代表のエリック・バシェラールは、大きな問題があるとして、「インディカーとトニーは主導権を握ることを望むだろうが、チャンプカー側の人間にとってはそれは厳しい。私はそれが問題だと思う」と、合併の実現のためにはそれを解決する必要があるとコメントしています。
山あり谷ありがあると思いますが、実現の為に頑張ってほしいです。このまま両シリーズが低迷していくのはファンとして見たくないです。

25年の歴史があるオーストラリアGPが消滅の危機?

2008-02-05 23:49:11 | Formula One
F1のボスであるバーニー・エクレストンは、オーストラリアGPをカレンダーから外してもよいと考えているようです。同GPは2010年までの契約があります。
オーストラリアGPが割に合わないと言うことや、ビクトリア州政府が十分な支払いをしていないとの理由だそうです。今後の開催方法はナイトレース以外は考えられないとのことです。

バーニー・エクレストンのコメントです。「我々はオーストラリアには行きたくないとも言える。オーストラリアでのレース開催における、我々のコストが莫大であるのに対し、得られる額は非常に少ない。我々にとって、これは最悪だ。
F1を開催したいという国はリストに沢山ある。F1を開催したくなさそうなところがあれば、他の場所で開催することでその場所はハッピーになれるだろうし、開催したい他の場所もハッピーになれる。オーストラリアでの開催を継続するのであれば、ナイトレースに他ならない」とのことです。確かに沢山あります。インドやロシア、韓国、セルビア。メキシコもでしたっけ?

そのコメントについて、オーストラリアGPコーポレーション会長のロン・ウォーカーは、「ただの脅しだ」と楽観的な見方をしています。
ビクトリア州主要行事大臣、ティム・ホールディングは、ナイトレース開催に同意はしないとコメントしています。「我々はナイトレースを行わないとはっきり伝えた。エクレストンもその判断を受け入れると明言し、支持してくれている」とのことです。
メルボルンでの開催が消滅した場合、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のモリス・イエマ州首相は、メルボルンからシドニーへオーストラリアGPの開催地を引き取ると考えているそうです。まぁ、ナイトレースでのってことでしょうけど。

バーニーはナイトレースにこだわっていますね。ヨーロッパのテレビ視聴者のことを考えてのことでしょうけど…シンガポールGPの開催もそうでした。
今後の日本GPも、バーニーの圧力を受けてナイトレースとなることが予想されます。韓国も…
アルバートパークが懐かしい!

ルノーが左近を起用。BMWザウバーがクリエン&アスマーを起用。

2008-02-04 23:38:19 | Formula One
先日、新車発表を行ったルノーが今シーズンのテストデベロップメント(開発)ドライバーとして山本左近を起用することを発表しました。
作シーズンの左近はスパイカーでシーズン後半から参戦しましたが、今シーズンはレースドライバーから外れ、複数のチームとテストドライバー契約を求めて交渉中だと言われていました。
左近の役割は、ルノーのテスト開発プログラムを担当し、それと同時に世界各地で行われるルノーロードショープログラムのデモ走行にも参加するそうです。

山本左近のコメントです。「2008年シーズンに向けて、INGルノーF1チームに加入することになり、本当に興奮しています。世界選手権を制したチームに携われるというのは、僕にとって本当に名誉なことです。多くのことを学んでいくことになりますが、あらゆる方法でチームに貢献できることを楽しみにしています」とのことです。

ルノーのテストドライバーには、リザーブ兼にロマイン・グロージャン、それとルーカス・ディグラッシが発表されています。ルノーはその他にドライバー育成プログラムも持っていますので、左近がテストに参加できる回数は少なそうです。
ですがF1に関っていたいと言う気持ちは伝わってきます。少ないであろうテスト参加で、どれだけチームの役に立てるかが大事になってきますね。

フラビオ・ブリアトーレのコメントです。「2008年に向けてチームに左近を迎えることができ、うれしく思っている。我々は来るシーズン、ことさらアグレッシブな開発プログラムを計画しており、彼のF1経験が大いに役立つことだろう。その上、ルノーF1チームはユニークなロードショー・プログラムを有し、世界に向けたF1促進活動を最も実施しているチームである。その中で左近は重要な市場において、我々の認知度を高めてくれるはずだ。彼はチームにとって大切な財産となるだろう」とのことです。


BMWザウバーもテストドライバーを発表しました。
予想どおり今オフにも何度か同チームで走行している、イギリスF3チャンピオンであるマルコ・アスマー。もうひとりは意外なことに、フォース・インディアのシートを逃したクリスチャン・クリエンでした。クリエンはリザーブ兼テストドライバーとのことです。

これで全11チーム中、10チームのレースドライバーとテストドライバーのラインナップが確定しました。
未だ発表がないのはスーパーアグリだけとなりました。

日産&ニスモが2008年モータースポーツ体制を発表。

2008-02-03 22:11:34 | SUPER GT
日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は、2008年のモータースポーツ参戦体制の発表をしました。
その中で今シーズンのスーパーGT500クラスには、5年ぶりの復帰となるGT-Rが5台のマシンを投入するそうです。
ニスモの23号車XANAVI NISMO GT-Rには本山哲/ブノワ・トレルイエ。22号車MOTUL AUTECH GT-RにはM.クルム/柳田真孝。ハセミモータースポーツの3号車YellowHat YMS TOMICA GT-Rにはロニー・クインタレッリ/横溝直輝。チーム・インパルの12号車カルソニック IMPUL GT-Rには松田次生/セバスチャン・フィリップ。KONDO RACINGの24号車ADVAN Clarion GT-Rにはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治となります。
KONDO RACING以外はドライバーラインナップを大幅にシャッフルしましたね。今シーズはGT500クラス全体で大きな動きがありそうです。

しかしGT-Rを5台そろえて来るとは思いませんでした。今シーズンはとりあえずニスモの2台だけかと予想していたのですが…
昨年のモーターショーでニッサンGT-R(市販車)を発売し、同時期にスーパーGT500クラス参戦を発表、12月に販売され、今シーズンから5台のエントリーとは、そんなに急いで大丈夫なのでしょうか?悪い印象をファンに与えなければ良いのですが…心配です。やはりGT-Rは最強でなくては!
マレーシア・セパンで行なわれた合同テストでは、そこそこ良いタイムを出していたようです。

日産系チームの総監督を勤めるのは、昨年に引き続き柿元邦彦が務めます。ニスモのチーム監督を飯嶋嘉隆が担当。他のチームも長谷見さん、星野さん、マッチと、変更はありませんね。
 ニスモはスーパーGTにニッサンGT-Rで参戦するチームへの、技術支援及び車両開発を行なうそうです。
GT300クラス、スーパー耐久ST1&ST3クラスに参戦するチームについてはフェアレディZとのことです。GT-Rが見られるのはGT500クラスだけですね。

詳しくはニスモのサイトをご覧下さい。「新型NISSAN GT-RでSUPER GTチャンピオン奪還をめざす」

そう!鈴鹿サーキットで行なわれる「第21回2008モータースポーツファン感謝デー」で、スーパーGT&フォーミュラ・ニッポンのデモ走行が行なわれます。もちろんニッサンGT-Rが走りますよ!
F1のデモ走行も行われるそうですが、何が走るかはまだ発表されていません。
同イベント前後日にはスーパーGT公開合同テストが2月29日・3月1日、フォーミュラ・ニッポン公開合同テストが3月3日・4日、JSB1000(鈴鹿8耐・全日本ロード)テスト走行が3月3日に行なわれます。鈴鹿が近所だったらいいのに~

ルノーが新車「R28」を発表☆

2008-02-01 23:58:01 | Formula One
ルノーはフランス・パリのルノー本社広報本部で、新車「R28」を発表しました。
発表会にはベルナール・レイCEOとフラビオ・ブリアトーレ代表らに加え、ルノーのカルロス・ゴーンCEOも姿を見せたそうです。
ドライバーは復帰したフェルナンド・アロンソとルーキーとなるネルソン・アンジェロ・ピケ(ネルソン・ピケJr)、テストドライバーとなったロマイン・グロージャンとルーカス・ディグラッシが出席しました。

新車「R28」は先週のバレンシア・テストでシェイクダウンが行われています。今シーズンもイエロー&オレンジのお馴染みのカラーリングですね。新しいスポンサーロゴがいくつか付いています。
「R28」は、まず特徴のあるフロントウイングが目に付きます。流行のノーズ上のカスケードフラップですが、下にもエアロが付いています。フェラーリF2005が付けていた、マシン下のエアーの流れを速める物でしょうか?気になりますね~
リヤエンドもずいぶん変更しています。オイラはこのマシンのリア部分は好きですよ。ドライバーの頭の後ろ部分にある、エアーインテックの後方部分がストンと斜めに落ちています。チームによってはバイキング・ウイングと言う物を付けている場所です。そう!INGと大きく書いてある所です。そこまで説明しなくても分かるか…
最近のマシンは魚の背びれみたいに長くなっています。あれは好きではありません。
今日から始まったバルセロナ合同テストでは、レッドブル「RB4」が異常に長い背びれを付けていますが…

詳しいマシンの情報はRacing-Live.comの「R28の技術書」を見てください。
ついでに、それぞれのコメントもご覧あれ!「ルノーがパリで新車R28をお披露目」

ピケJrと呼ばれることが多いネルソン・アンジェロ・ピケですが、今後は自分自身の名前でF1を戦いたいとのことです。
アンジェロ・ピケのコメントです。「これまでは父の名前で得をすることもあったし、いろいろと助けともらってきたのは事実。そもそも僕がこのスポーツを始めるモチベーションとなったのが父のお陰であるのは間違いないことだしね。でも父に教えてもらったのはせいぜいF3までのことだよ、GP2の時にはすでに父はほとんど関与していなかったんだからね。
僕はもう成人した大人なんだ。だからこれからは自分自身のアンジェロ・ピケという名前でF1を戦いたいね」とのことです。
そう!ネルソン・ピケJrとかネルシーニョ・ピケとかアンジェロ・ピケとか、どれも正しいのでしょうが、何と呼んだらいいのか統一して欲しかったんだよね。でもこれからはアンジェロだね。
あとセバスチャン・ブーデも統一して欲しい!だまっててもシーズンが始まっちゃえば統一しちゃうだろうけどね。昔はミハエルだってクルサードだってそーだったんだからね。そういうドライバー結構いるよね~