ルノーが左近を起用。BMWザウバーがクリエン&アスマーを起用。

2008-02-04 23:38:19 | Formula One
先日、新車発表を行ったルノーが今シーズンのテストデベロップメント(開発)ドライバーとして山本左近を起用することを発表しました。
作シーズンの左近はスパイカーでシーズン後半から参戦しましたが、今シーズンはレースドライバーから外れ、複数のチームとテストドライバー契約を求めて交渉中だと言われていました。
左近の役割は、ルノーのテスト開発プログラムを担当し、それと同時に世界各地で行われるルノーロードショープログラムのデモ走行にも参加するそうです。

山本左近のコメントです。「2008年シーズンに向けて、INGルノーF1チームに加入することになり、本当に興奮しています。世界選手権を制したチームに携われるというのは、僕にとって本当に名誉なことです。多くのことを学んでいくことになりますが、あらゆる方法でチームに貢献できることを楽しみにしています」とのことです。

ルノーのテストドライバーには、リザーブ兼にロマイン・グロージャン、それとルーカス・ディグラッシが発表されています。ルノーはその他にドライバー育成プログラムも持っていますので、左近がテストに参加できる回数は少なそうです。
ですがF1に関っていたいと言う気持ちは伝わってきます。少ないであろうテスト参加で、どれだけチームの役に立てるかが大事になってきますね。

フラビオ・ブリアトーレのコメントです。「2008年に向けてチームに左近を迎えることができ、うれしく思っている。我々は来るシーズン、ことさらアグレッシブな開発プログラムを計画しており、彼のF1経験が大いに役立つことだろう。その上、ルノーF1チームはユニークなロードショー・プログラムを有し、世界に向けたF1促進活動を最も実施しているチームである。その中で左近は重要な市場において、我々の認知度を高めてくれるはずだ。彼はチームにとって大切な財産となるだろう」とのことです。


BMWザウバーもテストドライバーを発表しました。
予想どおり今オフにも何度か同チームで走行している、イギリスF3チャンピオンであるマルコ・アスマー。もうひとりは意外なことに、フォース・インディアのシートを逃したクリスチャン・クリエンでした。クリエンはリザーブ兼テストドライバーとのことです。

これで全11チーム中、10チームのレースドライバーとテストドライバーのラインナップが確定しました。
未だ発表がないのはスーパーアグリだけとなりました。