軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

8月10日(土)長野県高等学校歴史教育研究会夏季研修会 2013-094

2013-08-10 05:42:09 | 日記

 本日、標記の会合を、松本市内の松本県ヶ丘高校で開催します。

 私からも、西牧校長先生に会場使用に関して、様々ご配慮いただいたことに対して、御礼のお電話をすでに差し上げています。

 この会については、以前紹介したとおりです。

 http://blog.goo.ne.jp/tazawa2012/e/168fe31aab0debf6864b6dc19d5e739c

 http://blog.goo.ne.jp/tazawa2012/e/62ba0b077e8e83c378c50089513279ea

 会長ゆえ、私も出席してきます。本校から、会員の4名が出席します。

 まず、理事会・総会を行い、次に会員による研究発表、その後、講演会を予定しています。

 研究発表は、窪田上田東高校校長さん、巻山茅野高校教頭さん、駒ヶ根工業高校の鈴木先生、豊科高校の市川先生のほかに、今回は法政大学・小布施町地域創造研究所研究員の大宮さんとハーバード大学4年生の小林さんによる特別実践報告「H−LABという挑戦〜進路指導の新しい形を考える」を予定しています。

 講演は、笠原都留文科大学名誉教授にお願いしています。

 きわめて個人的な話で恐縮ですが、今回の会場校は、私の出身高校でもあります。

 私どもが高校時代を過ごした本館(部室が本館2階にありました)は、すでに建て替えが行われていますが、創立時に植えられたというヒマラヤスギはそのままの姿で残っています。

 以下の写真、高校3年生のときに、クラブ活動の1年生から3年生全員と顧問の先生方とで正門前で撮った記念写真です。

 昭和51年(1976年)の写真です。このクラブ、風土研究部といいます。略して「風研」と呼ばれていました。

 考古学と民俗学を研究するクラブでした。

 私は、このクラブ活動で研究活動したことがきっかけとなり、大学でも、民俗学を専攻することになっていきました。そうした意味では、人生のターニングポイントとなった想い出深い時代です。

 筑北地方にある「四阿屋山信仰」の研究が、高校時代の研究テーマでした。

 

 クラブ員の皆さんの許諾を得ておりませんが、写真はある程度ぼかしましたので、この校長日記に掲載することをお許しください。

 高校1年生のとき、先輩から学んだ校訓、「縣陵の三大精神」は、いまだに私のその後の人生の指針となっています。初代校長の小松武平校長先生のお言葉だそうです。

 応援練習の時だったのか、あるいは出身中学の先輩たちから教わったのか、定かではありませんが、暗唱させられたことは鮮明に覚えています。

 以下がその三大精神です。

 「質実剛健であれ」

 「大道を闊歩せよ」

 「弱音を吐くな」

 小松校長先生は、旧制上田中学校の2代校長先生から旧制諏訪中学校校長先生を経て、松本第二中学校の初代校長先生として着任されていたはずです。

 上田高校勤務の時に、そんなことを発見しました。

 後世に残る校訓っていいものです。

 ちなみに本校の校訓は、「誠実・勤勉であれ」です。

 土屋栄一初代校長先生のお言葉です。

 高校に入学したのが、1974年ですから、もう40年近く前のことですが、なぜか、鮮明に、高校1年生のときの応援練習の風景が思い出されます。校歌「若き我等」をはじめ、いくつもあった応援歌を昼休みに必死に覚え、放課後の応援練習に備えたのですが、なかなか覚えられなかったことを思い出します。

 閑話休題

 以前にも書きましたとおり、この研究会の会長職をおおせつかっていますので、挨拶等を行います。

 今回も、岡田事務局長さんや会計の保母先生、総合教育センターの小川専門主事さんのご尽力で、盛りだくさんの研修になっています。

 教師にとって、「教科の研修」こそ、一番大切にしたいものです。私はそう思っています。

 特に、比較的時間に余裕のある長期休みに、先生方には、是非、様々な研修をおこなって欲しいと思っています。そうはいっても、クラブ指導等、時間的に余裕のない先生方も多くて、大変申し訳ないという思いもあります。