軽井沢高校 校長日記 2012・2013

軽井沢高校の様子を校長の視点から伝えたいと思います。ご愛読願います。

9月25日(火)明日から中間考査 133

2012-09-25 09:18:37 | 日記

 

  明日から2学期中間考査が2日間の日程で行われます。

 いつものことですが、生徒諸君は日ごろの学習成果をきちんとこの試験で発揮して欲しいと願っています。

 「学年通信」や先生方からの情報によると、生徒たちの中には、放課後教室に残って勉強していたり、友達同士で教えあったり、教科担当の先生方に質問にいったりという姿も見られるそうです。私も昨日の放課後、そんな状況を確認しました。いい感じになってきました。

 学校としては、原則、テスト前1週間は、勉強してもらうために、部活動を行うことを禁止しています。大会等が目前に迫っている場合には、短時間、クラブ活動を認めることはありますが。そういうわけで、今回の試験前も、大会を直前に控えたいくつかのクラブが練習をしています。昨日の日記で紹介した男女バレーボール部が該当クラブの一つです。

 冒頭の写真は、昨日夕方、シュート練習中のアイスホッケー部の生徒たちです。テスト前ですが、10月6日・7日に町内の風越アイスアリーナで行われる六地域対抗選抜大会前の練習風景です。左手には中庭で「勉強」している生徒の姿も見えます。

 私は、今朝、秋の交通安全運動の一環として、軽井沢警察署に出向き、パトカーに乗せていただき、巡視活動を行ってきました。春にも実施したものです。

 話は変わりますが、過日、英語科主任でこの合宿の引率者のひとりであった長嶋先生が校長室に顔を出してくださり、先日実施した英語合宿の生徒アンケートの結果を報告してくださいました。

 結果は、合宿終了直後にうかがったとおり、おおむね好評だったとのことです。

 とくに、「軽井沢森の詩かるた」大会の評価が高かったそうです。これは単に勝ち負けを競うことが目的ではありません。事前にカルタを英語訳し、かるたの作成に深く関わった打越成城大学教授などの前で発表したこと。さらにかるたを行うことで、軽井沢に関わる事柄を覚え、それが、次の日の英語による軽井沢観光ガイドにつながったことが重要だと思っています。こうした連動した仕込みが、やはり、生徒にも「好評」だったということでしょう。軽井沢町の町議会の議長さんと副議長さんなども参加してくださり、一緒に本校生とかるた取りを行っていただけるなんて、これもサプライズでした。

  次に評価の高かったのは、英語による軽井沢観光ガイドだったそうです。これも、軽井沢ガイドサービスの永島さんに、事前に何時間も講義をしていただき、どこの場所でどのように英語で説明するか、綿密な計画をたてていただいていました。外国人観光客に扮してくださったALTも「楽しかった」といってくれたそうで、その意味でも、大成功でした。

 先日の早稲田大学の菊地教授の講演会の話の中で、「地域の人材を学校で活用するだけではいけません。これからの学校は地域に貢献しなければなりません」といった言葉をお聞きしました。軽井沢高校も地域の皆さんから多大なご支援をいただくだけに終始するのではなくて、今回の「かるたの英語訳」をおこなったことや、英語による観光ガイドをおこなったこと、さらに今までおこなってきた出前授業・交流事業等の軽井沢の小中学校との連携などなど、「軽井沢」という地域に貢献することができる仕組みを今後もできうる限り作り出していきたいものです。

 国際文化科の今後の計画についても、長嶋先生から構想をうかがいました。いずれもすばらしい企画で、教頭先生に相談しながら、他の先生にもはかり、具体化を進めて欲しいとお願いしました。また、実現しましたら、この「校長日記」でも、取り上げていきたいと思っています。