雑居空間
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 愛知旅行2日目。実はこの日は午後から雨が降るという予報だったのですが、午後に入ってすぐに降り出すのか、3時ころまで持つのか、5時ころまで持つのか、当日の朝になってもちょっとはっきりしなかったんですよね。
 当初立てていたスケジュールは、伊木山に登ってから、犬山城と小牧山城の2か所の城跡を巡るという予定でした。場合によっては山登りを取りやめようかとも思っていましたが、「まあなんとかなるべ」と思い、予定をフルでこなすことにしました。
 というわけで、まずは朝イチで、犬山城のすぐ近くにある伊木山に登ってきました。





 スタートは、名鉄各務原線の羽場駅。愛知旅行と言いつつ、伊木山は木曽川の北側、岐阜県各務原市にあります。



 羽場駅から登山口まで、南へ1.6㎞ほど。農道を進んでいくと、目の間前に伊木山が現れます。





 地図を見ると、しばらく舗装路を登っていくような感じだったのですが、階段があったのでそこを登っていきます。



 少し登ると舗装路に出ます。その先には、名勝木曽川展望台があります。





 木曽川展望台という名前ですが、木曽川自体がそれほどよく見えるというわけでもありません。



 ただ、木曽川の向こうには、この後訪れる予定の犬山城が見えます。





 北側を眺めると、(一番手前によく見えるのは違いますけど)各務原アルプスの山々が。
 各務原アルプスもそのうち登りたい山リストに入っているので、機会があればそのうち登りたいと思っています。距離がかなり長いので、登るとしたら2日がかりになりそうですけどね。



 舗装路に戻って少し西へと移動。遊歩道となっているところから、山頂を目指して登っていきます。



 看板がありましたが、伊木山にはかつて伊木山城がありました。
 伊木山城の来歴には諸説あるようですが、看板の説明では、織田が美濃の斎藤を攻める際に、木下藤吉郎が伊木山にあった伊木城の城主・伊木清兵衛を調略して織田方に引き込んだ、という話が書いてあります。
 他にも、元々織田に仕えていた香川清兵衛が、伊木攻めで功績を上げ、この地にちなんで伊木清兵衛を名乗り、伊木山城を築いたという話もあります。
 伊木清兵衛は池田恒興、輝政親子に仕え、小牧長久手の戦いに際しては羽柴軍に加担するよう進言したり、輝政が姫路藩主となった際には筆頭家老として播磨三木城に入ったりして、長く池田家を支えました。



 伊木山は東西に長い山なのですが、今回は北から尾根を目指して登っていきます。おかげで結構急な上り坂となっています。



 途中、分岐もあったのですが、そちらの道は「心ぞう破りの道」と書かれています。いやいや、普通の道でも割と急なんですけど、それ以上に厳しいんですかね?
 ここは素直に、右側の「山頂へ」という方へ進みます。



 舗装路から10分ほどで、ようやく尾根筋に出ました。これでようやく一息つくことができますよ。



 尾根筋を東へ。



 少し行くと、伊木山山頂に到着です。
 伊木山は標高173m。距離も高さも大したことないですけど、道中はなかなかキツイ上りでした。

 山頂はちょっとした広場になっていたのですが、割と人がいたことと、この後のスケジュールが気になったので、休まず先へ進みました。



 山頂から東へ向かうと、「キューピーの鼻」という場所があります。



 キューピーの鼻へは、一旦下りて、また登り直します。



 キューピーの鼻に到着。
 キューピーの鼻は標高138m。東から南にかけて、眺望が広がっています。









 木曽川を臨むなら、最初に行った木曽川展望台よりも、このキューピーの鼻の方が見晴らしがいいですね。



 最後は東の方へ下りるべく、「七曲りの道」を下ります。



 まあ、こっちも結構な急坂です。



 ただ、こちらもそれほど長くはありません。ほどなく舗装路に出て、山行は終了です。





 羽場駅スタート、伊木山の東側登山口ゴールで、行動時間1時間、移動距離3.2㎞、累積上り177m、累積下り202mでした。羽場駅から登山口までは1.6㎞ほどで、全体的に下りだったので、伊木山だけなら距離1.6㎞、累積上り下りは170m程度かと思います。

 伊木山は実は東西に長い山なので、時間があれば西側まで回り込んで、横断したかったところだったんですけどね。他にも、伊木山城の遺構的なものも、余裕があればもう少し探したりもしたかったです。
 実際には、午後の天気が不安だったこともあり、急ぎ目にざっと歩くだけになっちゃったのが残念でした。山登りすると決めたのなら、腹をくくって山登りもしっかり楽しむべきだったと思います。

 あと、今回の旅行は1泊2日だったため、山用ではない30lのリュックを使用して、2日間これをずっと背負っていたんですよね。当然伊木山でもこれを背負っていたのですが、おかげで普段山登りをするときよりも荷物は重いし、汗も逃げにくいし、少し大変でした。
 ルート自体はキツくないのでまあこなせましたけど、もう少し長時間の山行になったら、荷物を全部持ちで移動するのは避けた方がよさそうですね。荷物をコインロッカーに預けるというのもちょっと面倒なので、全部まとめちゃうというのも魅力と言えば魅力なのですが、山登りとなると、どうしてもねぇ。平城、平山城くらいなら、まだ何とかなるんですけどね。



 伊木山を下りた後は、木曽川を渡って犬山城へと向かいます。




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