8月9日は野球の日。と、いうわけで、ナムコのスーパーファミコン用ソフト「スーパーファミスタ」をプレイしました。
まあ、ついつい長くなりすぎてしまい、9日中には書ききれなくなっちゃったんですけどね。

なんだかんだで30年以上続いている定番野球ゲームであるファミスタシリーズ。今ではどちらかというと、野球ゲームと言えばパワプロという人の方が多いかもしれないけど、私はファミスタで育った世代なので、やっぱりファミスタこそが“ザ・野球ゲーム”という感じがしますね。

普通に対戦する公式戦、一つの球団を紅白2チームに分けて戦う紅白戦、セパ両リーグから選手を選抜して戦うオールスター、そして新人選手を獲得してチームを強化するドラフトと、全部で4つのモードがあります。
まずは普通に、公式戦をプレイしてみましょう。

あ、カープが首位だ!
本作は1992年3月に発売されており、カープが優勝した91年のデータを基にしているんですね。
他にも、近鉄とかダイエーとか大洋とか、懐かしい名前が並んでいますね。
対戦相手には、とりあえずおあつらえ向きそうなタイガースを選んでおきます。

選べる球場は、ドーム、マリン、ろっこうの3種類。今回はタイガースが相手ですし、ろっこうにしておきましょう。
東京ドームと甲子園はファミスタで選択できる定番の球場ですけど、マリンスタジアムは92年からマリーンズの本拠地になっていますので、その関係で採用されたんでしょうかね。
ただし、実際のマリンスタジアムは、両翼99.5m、センター122mと、本作に収録されているマリンよりもずっと広い球場です。実は両翼91m、センター118mというのは、マリーンズの91年までの本拠地・川崎球場とほぼ同じ数字なんですよね(千葉移転に伴って名称がマリーンズに変更されているので、川崎時代はオリオンズですけど)。せっかく新球場になったのに、それでいいのか?

さて、優勝チームなので本来ならかなり強いチームのはずなのですが……。実はこの年のカープは超投高打低の年でして、タイトルを独占した投手陣とは対照的に、優勝チームとは思えないほど打線が貧弱なんですよね。

チームで最も本塁打数が多いのがこの二人。しかしこの数字、実は多少バイアスされたもので、実際の西田と小早川の91年の成績は、共に7本塁打となっています。
どうも全体的に、選手の能力は91年だけじゃなくて、90年の成績も反映されているようなんですよね。西田の打撃成績は、90年は.349の14本塁打、91年は.289の7本塁打。小早川の打撃成績は、90年が.283の17本塁打、91年が.269の7本塁打となっています。

90年代に猛威を振るったビッグレッドマシンの中核を担うことになる前田と江藤も、この頃はまだ覚醒前夜。とは言え、91年には、高卒3年目の江藤はチームトップの11本塁打を放ち、高卒2年目の前田は2番センターとしてスタメンに定着するなど、その才能の片鱗を現しつつあるのでありました。

代打陣もなかなかきつい。
にしやまだけはまだ見られる数字ですけど、残りの四人はみんな打率が.240未満。後に主力となる、おとや、おがたも、まだまだ守備走塁だけの素材型選手です。この頃の緒方って、本当にルーキーの頃の野間っぽいですよね。

しかし、打てない。
タイガース先発の野田のフォークにてこずり、序盤はまともに出塁さえできません。ゲームに慣れていないのと、カープ打線が弱いのと、理由としてはその両方がありそうです。
対するタイガース打線は結構手ごわくて、突出した選手はいないけど、3番おかだから、オマリー、やぎ、まゆみ、パチョレクまで、そこそこの好打者がずらっと並んでいます。この5人、カープの誰よりも長打力があるんですけど……。
他にも、変化球の曲がり具合だとか、フライの落ちてくるタイミングだとか、野手が打球を追いかける感覚だとか、いろいろと感覚が合わない部分があります。この辺は、ある程度慣れていくしかないんですけどね。

負けたー。
8回にしょうだのランニングホームランで勝ち越したのも束の間、その裏にかわぐちがまゆみに逆転満塁ホームランを喰らってしまいました。
9回にこばやかわの2ランで1点差に迫ったものの、反撃もそこまで。敢え無く敗戦となってしまいました。

試合終了後には、ニュース風の画面が表示されるのですが、これ以上の情報は特に無く、何をしゃべっているというわけでもないのに、アナウンサーが口パクしているだけ。もうちょっとなんとかならなかったのか。

ニュースの後は、試合結果を新聞でも確認することができます。
こちらには、スコアだけでなく、選手の個人成績や、監督のコメントなども記されています。ただ、打撃成績が乗っているのはスタメンだけで、途中出場の選手の分は省かれてしまっています。
この新聞があるなら、なおさらスポーツニュースの必要性は無いよなぁ。


さらにこの新聞は、スーパーファミコンの機能を無駄に利用して、XYボタンで拡大縮小、LRボタンで回転をすることができます。
これぞ無駄機能。拡大縮小しても解像度は変わらないから見やすいわけでもないし、回転に至ってはまったく意味が分からない。こういう演出をしたかったから付けた、というよりは、こういう機能がスーパーファミコンに登載されていたから使ってみた、という感じですね。
アクションゲームやシューティングゲームなんかでは、上手く利用すれば面白い機能なんでしょうけど、よりよって新聞なんかに使わなくても。
続いて紅白戦です。

順番に1人ずつ、欲しい選手を指名していって、紅白2チームに振り分けます。ただし、投手野手全員集めても18人しかいないので、ポジションや打線を考えると、結構ひどいことになります。

投手をかき集めればかなり有利になるんじゃないかと思い、ささおか、かわぐち、きたべっぷ、ながとみと、投手5人中4人を獲得。打線は貧弱になりますけど、先発は全員こちらのチームにいるので、相手も抑えのおおの1人ではどうにもなるまい。ふっふっふ。

しかしこちらの打線も、期待できるのはせいぜい上位の3人くらいまで。投手が並ぶ下位打線は目も当てられませんね。
でもこれ、ポジションってどうなっているんだろう? 野手はまだいいとして、空いているところに適当に投手を入れる感じ? でも、外野手を4人取ったり、捕手を2人取ったりした場合なんかでも、変なことになりそうですね。

しかし、ここでちょっと誤算が。ささおか、おおのの両先発が1回を無失点に抑えたところで、白組のピッチャーが交代。
あれ? もしかして、ピッチャーって1回ずつ選手全員が投げるっていうシステムなの?
もう一つ、試合が始まってから気づいたのですが、選手が9人しかいないので、代打も代走も送れません。さらにこのゲームでは、出場している選手と控え選手を交代させることはできますけど、出場している選手間でポジションを入れ替えることはできません。
ということは、たとえ投手が4人いたとしても、自由に交代させることができないのは当然なんですよね。それをやるには、今投げているささおかと、ライトかどこかを守っているきたべっぷを入れ替える、とかしなくてはいけないわけですから。

おかげで、野手が投げて投手が打つという、謎シチュエーションも頻繁に発生。つーか、全18イニング中、半分以上の13イニングは野手が投げることになるのか。これ、ファン感謝デーのエキシビションとかなのかな?
そうなると、投手をかき集める作戦がどうだったのか。野手のピッチングは、スピードも遅いし変化球もほとんど曲がりません。野手が9イニングス中8イニングスを投げるのと、5イニングスしか投げないのでは結構違うけど、その分こっちは打線に投手が4人。投手だって打てなくはないけれど、ざっくりと考えて、投手の打席は9回までに最小でも3打席×3人(相手にも投手が1人いるので、その分を差し引いて)となるので、都合3イニングくらいは得点が望めないことになってしまいます。
結局、3イニング分野手が投げるvs3イニング分投手が打席に立つ、の比較になるわけで、案外良いバランスになっているのかもしれません。

なお、試合は負けました。
やっぱりファミスタは、本質的に打撃のチームの方が有利な気がしますね。
しかし、紅白戦なのに深い悲しみに陥る選手たちに、同じ球団なのに相手を「あんなチーム」呼ばわりする監督。なんなんだ、こいつら。
次はオールスター。ここまで貧打線ばかり使っていたので、ようやく打ちまくれそうですよ。


まずはポジションごとに、ファン投票でトップの選手が選出されます。人気という隠しパラメータが設定されているので、それに応じて何かしらの影響があるかもしれませんが、誰が選ばれるのかは運を天に任せるしかありません。

つづいて、監督選出。選ばれなかった選手の中から、控えの選手が選ばれます。
この選出も運次第。オールスターに選ばれる選手に、プレイヤーは一切干渉できないのです。まあ、そんなに弱いチームになるわけでもないですけど、やっぱり強打者を差し置いて小兵が選ばれたりすると、ちょっとがっかりではありますね。

すごい! 長打が期待できる!
やっぱり野球の華はホームランですね。

オールスターならではの、KK対決も実現。

まあ、試合のほうは、また負けたんですけどね。
8回に、ささおかがきよはらに勝ち越しの3ランを打たれてしまいました。うぐぅ。
最後に、ドラフトです。
このモードでは、チームにドラフトで指名した二人のルーキーを加えることができます。

まずは普通の試合と同じく、使用チームと対戦チームを選択します。
今回はなんとなく、ホークスと戦ってみましょう。まあ、ぶっちゃけ、弱そうだから、なんですけど。


まずはドラフト候補の中から、一巡目の指名選手を選びます。
基本的には評価の高い選手を選択すべきですが、そういった選手には、当然、他球団も食指を動かしてきます。
またポジションも重要で、獲得した選手は、チーム内にいるポジションの被っている選手を追い出してしまうので、なるべく戦力的に穴になっているポジションを埋めなくてはなりません。期待のルーキーを獲得したのはいいけど、主砲がいなくなったら意味がありません。
カープで言えば……、うーん、そもそも打線が弱いので、それなりに打てる選手だったら誰でもプラスになりそうな気がしますね。逆に、投手を獲る必要は、あまりなさそうです。
唯一の評価S選手はピッチャーなので、評価Aの一塁手の二人のどちらかですね。ファーストなら左投げの方が好きだから、こうもくを指名します。

むー。こうもくには4球団が重複してしまいました。らっかせいにしておくべきだったか。

はずれたー。

仕方が無いので、残った選手の中から外れ一位を指名します。
評価Bの中から投手を除くと、左翼手のはこねやまと、中堅手のしゅうまいが残ります。カープのレフトは4番のにしだなので、センターのまえだを外してしゅうまいを獲得することにしましょう。
外れ一位は重複しないので、安心して選択することができます。プレイヤーが最初に選択できますので、最悪でも評価Bくらいの選手を獲得することができます。

続いて二巡目。
評価Sが二人いますが、ここはサードやまざきに代わる、のぶながを指名しましょう。
……って、なんでこいつら、一巡目の指名リストから漏れてたの? こんな逸材がいるんなら、外れ一位でも指名したかったのに……。

またもや重複。しかも、今回は対戦するホークスと指名が被っています。このくじだけは、負けるわけにはいきませんね。

はずれたー!
でも、ホークスも外して、引き当てたのはバファローズ。それならまだマシか……。
残り選手の中から、右翼手のハートを指名して、ドラフト会議は終了です。

くじは2回とも外してしまいましたが、それはホークスも同様。いずれも評価Bの2選手の加入ということになりました。

新人の能力がわからないから、オーダーも決められない……。
しゅうまいはセンターで足が速そうだからそのまま2番。ハートは長打力を期待して5番に起用しておきましょう。

2番しゅうまいの初打席。
あ、結構つえー。
しかも、最初の打席でいきなり3ベースを放ちます。幸先いいデビューですね。
その後、のむらのショートゴロの間に、先制のホームを踏みました。

あ、こいつもつえー。っていうか、カープ打線に入れたら、評価Bでも充分中軸を任せられますね。
でも、強打のチームだったりすると、下手なルーキーを入れたらかえって弱体化するという可能性もありそうです。

ちなみに、ホークスのルーキーはこんな成績。すいせいは、名前的にも多分、足速いんだろうなぁ。
6回にはしゅうまいが2ランホームラン。スーパールーキーの登場ですね。この試合限りでおさらばなのが惜しいくらいです。

なおカ。
後ほど、評価Sの選手がどれくらいの実力なのかを見てみたのですが……。

つえー!!
評価Bで喜んでいる場合じゃなかった!!
やっぱりくじ引きを覚悟してでも、評価Sを狙っていかなくてはいけませんね。
スーパーファミスタシリーズは全部で5作出るのですが、後の作品では打者の前後移動がなくなったり、高低の投げ分けや打ち分けができたり、徐々に進化していきます(パワプロを意識していく、とも言えますけど)。しかし本作は、スーパーファミスタシリーズの1作目ということで、良くも悪くもファミスタらしさが色濃く残っているという感じですね。
ただどうも、全体的に動きがもっさりしすぎていると思うんですよね。ランナーの走塁とか、野手の移動速度とか、送球のスピードとか。
アクション性の強いゲームは、やっぱりストレス無く、思い通りに操作できるかどうかが、面白さに直結します。その辺り、ちょっとイマイチな感じではありました。
そして何より、カープが、カープが……。
打てないチームは、つらいんだよなぁ……。
私は無駄に野球ゲームをたくさん所持しているので、このゲームをやり込む意味はあまりなさそうです。次は本作との比較として、同じ年のデータを使っているファミスタ'92でもプレイしてみましょうかね。
まあ、ついつい長くなりすぎてしまい、9日中には書ききれなくなっちゃったんですけどね。

なんだかんだで30年以上続いている定番野球ゲームであるファミスタシリーズ。今ではどちらかというと、野球ゲームと言えばパワプロという人の方が多いかもしれないけど、私はファミスタで育った世代なので、やっぱりファミスタこそが“ザ・野球ゲーム”という感じがしますね。

普通に対戦する公式戦、一つの球団を紅白2チームに分けて戦う紅白戦、セパ両リーグから選手を選抜して戦うオールスター、そして新人選手を獲得してチームを強化するドラフトと、全部で4つのモードがあります。
まずは普通に、公式戦をプレイしてみましょう。

あ、カープが首位だ!
本作は1992年3月に発売されており、カープが優勝した91年のデータを基にしているんですね。
他にも、近鉄とかダイエーとか大洋とか、懐かしい名前が並んでいますね。
対戦相手には、とりあえずおあつらえ向きそうなタイガースを選んでおきます。



選べる球場は、ドーム、マリン、ろっこうの3種類。今回はタイガースが相手ですし、ろっこうにしておきましょう。
東京ドームと甲子園はファミスタで選択できる定番の球場ですけど、マリンスタジアムは92年からマリーンズの本拠地になっていますので、その関係で採用されたんでしょうかね。
ただし、実際のマリンスタジアムは、両翼99.5m、センター122mと、本作に収録されているマリンよりもずっと広い球場です。実は両翼91m、センター118mというのは、マリーンズの91年までの本拠地・川崎球場とほぼ同じ数字なんですよね(千葉移転に伴って名称がマリーンズに変更されているので、川崎時代はオリオンズですけど)。せっかく新球場になったのに、それでいいのか?


さて、優勝チームなので本来ならかなり強いチームのはずなのですが……。実はこの年のカープは超投高打低の年でして、タイトルを独占した投手陣とは対照的に、優勝チームとは思えないほど打線が貧弱なんですよね。


チームで最も本塁打数が多いのがこの二人。しかしこの数字、実は多少バイアスされたもので、実際の西田と小早川の91年の成績は、共に7本塁打となっています。
どうも全体的に、選手の能力は91年だけじゃなくて、90年の成績も反映されているようなんですよね。西田の打撃成績は、90年は.349の14本塁打、91年は.289の7本塁打。小早川の打撃成績は、90年が.283の17本塁打、91年が.269の7本塁打となっています。


90年代に猛威を振るったビッグレッドマシンの中核を担うことになる前田と江藤も、この頃はまだ覚醒前夜。とは言え、91年には、高卒3年目の江藤はチームトップの11本塁打を放ち、高卒2年目の前田は2番センターとしてスタメンに定着するなど、その才能の片鱗を現しつつあるのでありました。

代打陣もなかなかきつい。
にしやまだけはまだ見られる数字ですけど、残りの四人はみんな打率が.240未満。後に主力となる、おとや、おがたも、まだまだ守備走塁だけの素材型選手です。この頃の緒方って、本当にルーキーの頃の野間っぽいですよね。


しかし、打てない。
タイガース先発の野田のフォークにてこずり、序盤はまともに出塁さえできません。ゲームに慣れていないのと、カープ打線が弱いのと、理由としてはその両方がありそうです。
対するタイガース打線は結構手ごわくて、突出した選手はいないけど、3番おかだから、オマリー、やぎ、まゆみ、パチョレクまで、そこそこの好打者がずらっと並んでいます。この5人、カープの誰よりも長打力があるんですけど……。
他にも、変化球の曲がり具合だとか、フライの落ちてくるタイミングだとか、野手が打球を追いかける感覚だとか、いろいろと感覚が合わない部分があります。この辺は、ある程度慣れていくしかないんですけどね。

負けたー。
8回にしょうだのランニングホームランで勝ち越したのも束の間、その裏にかわぐちがまゆみに逆転満塁ホームランを喰らってしまいました。
9回にこばやかわの2ランで1点差に迫ったものの、反撃もそこまで。敢え無く敗戦となってしまいました。

試合終了後には、ニュース風の画面が表示されるのですが、これ以上の情報は特に無く、何をしゃべっているというわけでもないのに、アナウンサーが口パクしているだけ。もうちょっとなんとかならなかったのか。



ニュースの後は、試合結果を新聞でも確認することができます。
こちらには、スコアだけでなく、選手の個人成績や、監督のコメントなども記されています。ただ、打撃成績が乗っているのはスタメンだけで、途中出場の選手の分は省かれてしまっています。
この新聞があるなら、なおさらスポーツニュースの必要性は無いよなぁ。




さらにこの新聞は、スーパーファミコンの機能を無駄に利用して、XYボタンで拡大縮小、LRボタンで回転をすることができます。
これぞ無駄機能。拡大縮小しても解像度は変わらないから見やすいわけでもないし、回転に至ってはまったく意味が分からない。こういう演出をしたかったから付けた、というよりは、こういう機能がスーパーファミコンに登載されていたから使ってみた、という感じですね。
アクションゲームやシューティングゲームなんかでは、上手く利用すれば面白い機能なんでしょうけど、よりよって新聞なんかに使わなくても。
続いて紅白戦です。

順番に1人ずつ、欲しい選手を指名していって、紅白2チームに振り分けます。ただし、投手野手全員集めても18人しかいないので、ポジションや打線を考えると、結構ひどいことになります。

投手をかき集めればかなり有利になるんじゃないかと思い、ささおか、かわぐち、きたべっぷ、ながとみと、投手5人中4人を獲得。打線は貧弱になりますけど、先発は全員こちらのチームにいるので、相手も抑えのおおの1人ではどうにもなるまい。ふっふっふ。

しかしこちらの打線も、期待できるのはせいぜい上位の3人くらいまで。投手が並ぶ下位打線は目も当てられませんね。
でもこれ、ポジションってどうなっているんだろう? 野手はまだいいとして、空いているところに適当に投手を入れる感じ? でも、外野手を4人取ったり、捕手を2人取ったりした場合なんかでも、変なことになりそうですね。

しかし、ここでちょっと誤算が。ささおか、おおのの両先発が1回を無失点に抑えたところで、白組のピッチャーが交代。
あれ? もしかして、ピッチャーって1回ずつ選手全員が投げるっていうシステムなの?
もう一つ、試合が始まってから気づいたのですが、選手が9人しかいないので、代打も代走も送れません。さらにこのゲームでは、出場している選手と控え選手を交代させることはできますけど、出場している選手間でポジションを入れ替えることはできません。
ということは、たとえ投手が4人いたとしても、自由に交代させることができないのは当然なんですよね。それをやるには、今投げているささおかと、ライトかどこかを守っているきたべっぷを入れ替える、とかしなくてはいけないわけですから。


おかげで、野手が投げて投手が打つという、謎シチュエーションも頻繁に発生。つーか、全18イニング中、半分以上の13イニングは野手が投げることになるのか。これ、ファン感謝デーのエキシビションとかなのかな?
そうなると、投手をかき集める作戦がどうだったのか。野手のピッチングは、スピードも遅いし変化球もほとんど曲がりません。野手が9イニングス中8イニングスを投げるのと、5イニングスしか投げないのでは結構違うけど、その分こっちは打線に投手が4人。投手だって打てなくはないけれど、ざっくりと考えて、投手の打席は9回までに最小でも3打席×3人(相手にも投手が1人いるので、その分を差し引いて)となるので、都合3イニングくらいは得点が望めないことになってしまいます。
結局、3イニング分野手が投げるvs3イニング分投手が打席に立つ、の比較になるわけで、案外良いバランスになっているのかもしれません。

なお、試合は負けました。
やっぱりファミスタは、本質的に打撃のチームの方が有利な気がしますね。
しかし、紅白戦なのに深い悲しみに陥る選手たちに、同じ球団なのに相手を「あんなチーム」呼ばわりする監督。なんなんだ、こいつら。
次はオールスター。ここまで貧打線ばかり使っていたので、ようやく打ちまくれそうですよ。




まずはポジションごとに、ファン投票でトップの選手が選出されます。人気という隠しパラメータが設定されているので、それに応じて何かしらの影響があるかもしれませんが、誰が選ばれるのかは運を天に任せるしかありません。

つづいて、監督選出。選ばれなかった選手の中から、控えの選手が選ばれます。
この選出も運次第。オールスターに選ばれる選手に、プレイヤーは一切干渉できないのです。まあ、そんなに弱いチームになるわけでもないですけど、やっぱり強打者を差し置いて小兵が選ばれたりすると、ちょっとがっかりではありますね。


すごい! 長打が期待できる!
やっぱり野球の華はホームランですね。

オールスターならではの、KK対決も実現。

まあ、試合のほうは、また負けたんですけどね。
8回に、ささおかがきよはらに勝ち越しの3ランを打たれてしまいました。うぐぅ。
最後に、ドラフトです。
このモードでは、チームにドラフトで指名した二人のルーキーを加えることができます。

まずは普通の試合と同じく、使用チームと対戦チームを選択します。
今回はなんとなく、ホークスと戦ってみましょう。



まずはドラフト候補の中から、一巡目の指名選手を選びます。
基本的には評価の高い選手を選択すべきですが、そういった選手には、当然、他球団も食指を動かしてきます。
またポジションも重要で、獲得した選手は、チーム内にいるポジションの被っている選手を追い出してしまうので、なるべく戦力的に穴になっているポジションを埋めなくてはなりません。期待のルーキーを獲得したのはいいけど、主砲がいなくなったら意味がありません。
カープで言えば……、うーん、そもそも打線が弱いので、それなりに打てる選手だったら誰でもプラスになりそうな気がしますね。逆に、投手を獲る必要は、あまりなさそうです。
唯一の評価S選手はピッチャーなので、評価Aの一塁手の二人のどちらかですね。ファーストなら左投げの方が好きだから、こうもくを指名します。

むー。こうもくには4球団が重複してしまいました。らっかせいにしておくべきだったか。


はずれたー。

仕方が無いので、残った選手の中から外れ一位を指名します。
評価Bの中から投手を除くと、左翼手のはこねやまと、中堅手のしゅうまいが残ります。カープのレフトは4番のにしだなので、センターのまえだを外してしゅうまいを獲得することにしましょう。
外れ一位は重複しないので、安心して選択することができます。プレイヤーが最初に選択できますので、最悪でも評価Bくらいの選手を獲得することができます。


続いて二巡目。
評価Sが二人いますが、ここはサードやまざきに代わる、のぶながを指名しましょう。
……って、なんでこいつら、一巡目の指名リストから漏れてたの? こんな逸材がいるんなら、外れ一位でも指名したかったのに……。

またもや重複。しかも、今回は対戦するホークスと指名が被っています。このくじだけは、負けるわけにはいきませんね。

はずれたー!
でも、ホークスも外して、引き当てたのはバファローズ。それならまだマシか……。
残り選手の中から、右翼手のハートを指名して、ドラフト会議は終了です。

くじは2回とも外してしまいましたが、それはホークスも同様。いずれも評価Bの2選手の加入ということになりました。

新人の能力がわからないから、オーダーも決められない……。
しゅうまいはセンターで足が速そうだからそのまま2番。ハートは長打力を期待して5番に起用しておきましょう。

2番しゅうまいの初打席。
あ、結構つえー。
しかも、最初の打席でいきなり3ベースを放ちます。幸先いいデビューですね。
その後、のむらのショートゴロの間に、先制のホームを踏みました。

あ、こいつもつえー。っていうか、カープ打線に入れたら、評価Bでも充分中軸を任せられますね。
でも、強打のチームだったりすると、下手なルーキーを入れたらかえって弱体化するという可能性もありそうです。


ちなみに、ホークスのルーキーはこんな成績。すいせいは、名前的にも多分、足速いんだろうなぁ。
6回にはしゅうまいが2ランホームラン。スーパールーキーの登場ですね。この試合限りでおさらばなのが惜しいくらいです。

なおカ。
後ほど、評価Sの選手がどれくらいの実力なのかを見てみたのですが……。


つえー!!
評価Bで喜んでいる場合じゃなかった!!
やっぱりくじ引きを覚悟してでも、評価Sを狙っていかなくてはいけませんね。
スーパーファミスタシリーズは全部で5作出るのですが、後の作品では打者の前後移動がなくなったり、高低の投げ分けや打ち分けができたり、徐々に進化していきます(パワプロを意識していく、とも言えますけど)。しかし本作は、スーパーファミスタシリーズの1作目ということで、良くも悪くもファミスタらしさが色濃く残っているという感じですね。
ただどうも、全体的に動きがもっさりしすぎていると思うんですよね。ランナーの走塁とか、野手の移動速度とか、送球のスピードとか。
アクション性の強いゲームは、やっぱりストレス無く、思い通りに操作できるかどうかが、面白さに直結します。その辺り、ちょっとイマイチな感じではありました。
そして何より、カープが、カープが……。
打てないチームは、つらいんだよなぁ……。
私は無駄に野球ゲームをたくさん所持しているので、このゲームをやり込む意味はあまりなさそうです。次は本作との比較として、同じ年のデータを使っているファミスタ'92でもプレイしてみましょうかね。
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