今日は午後から神保町を放浪。
1番目の目的は「おジャ魔女どれみナ・イ・ショ ないしょのナイショ」の購入。これは無事確保したのでもしかしたら後で記事にするかもしれません。2番目の目的はゲームブックの探索。しかし、神保町は古本屋のメッカだけに、既に探索され尽くしているとう情報もあり。ゲーム系に強い本屋のチェックもし忘れていたし、また来週頑張ろうかと。
で、興味深かったのは児童向けの書籍。昔読んだことのある絵本とかが懐かしかったのですが、今読めばどうってことはないのに、子供の頃妙に怖かった本の記憶も蘇ってきました。今日はそんなトラウマ本の話です。
1)
外国の絵本だったと思います。一冊の中に幾つかの小さなエピソードが載っていて、その内の一つでした。
指しゃぶりが治らない子供がいました。いくら注意しても止めません。そんなある日、お母さんが出かけることになりました。出かける前にお母さんが子供に注意します。
「絶対に指しゃぶりをしてはいけませんよ。指しゃぶりをしたら怖いおじさんがきて指をちょん切ってしまいますよ。」
「はーい」
子供は素直に返事をします。それを見てお母さんは出かけていきます。しかし、お母さんが出かけていった後、その子はすぐに指しゃぶりをしてしまいました。
すると、突然大きなはさみを持ったおじさんがドアから入ってきました。そして子供の指をちょん切ってしまいました。
私は指しゃぶりをする癖はなかったのですが、これを読んでから、指を口に近づけることさえ怖くなってしまいました。
2)
これはちゃんと読んだ本ではなく、子供の頃に立ち読みした、不思議な話を集めた本に載っていた話です。
ある男が鶏肉だか卵だかを食べてしまいました。すると鶏ののろいか何かで、男の口から鶏の頭が、尻から鶏の尾が生えてきたのです。
記憶にあるストーリーはこれだけです。立ち読みなので細かいところは憶えていというか、そもそも読んでいなかったのかもしれませんが、あの挿絵だけは強烈に記憶に残っています。もう、自分の口から何か出てきそうで、しばらくの間気持ち悪かったです。
3)
これは家にあったのでよく憶えています。本の名は「くまのこウーフ」。基本的にはほのぼのした話なんですが、これも一つだけ苦手な挿絵がありました。
ウーフは物が何でできているのかという、哲学的な事を考えていました。普通のものはいいんですが、生物が何でできているのかというところで詰まってしまいます。ニワトリはいったい何でできているのか。
ニワトリは毎日卵を産みます。だからきっと卵でできているに違いない。そうウーフは想像します。
そのときの挿絵が、ニワトリのシルエットの中に、卵がぎっしり。もう、その画像が気持ち悪くて気持ち悪くて。この本は今日古本屋で見かけたのですが、今見てみたらそれ程たいした絵でもなかったのですが、そこから妄想を膨らませすぎていたようです。
4)
絵本ではありませんが、私が小学校低学年くらいの頃、親から学研の図鑑のシリーズの2~30冊くらいのセットを買ってもらいました。「動物」の表紙に載っていたマンドリルのアップも強烈だったのですが、何よりも怖かったのは「人と体」のカバー。そこには人間の頭蓋骨の写真が載っていたのです。「人と体」には、人間の骨格図や、血管や筋肉がどのようについているかという図も乗っていたりして、存在そのものが恐ろしく、図鑑が置いてある部屋の前の廊下を通るときも、その方向を見ないようにして通り過ぎていました。
なんていうか、お化けとかよりも、実在する動物の方が妄想が生々しく暴走するようで、苦手だったみたいです。


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