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いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

ブラジルを噛み砕け!!

2006-06-20 10:44:42 | Weblog
サッカー王国ブラジルとどう戦うか?
『お稲荷さまに、勝利の祈願です』
『困った時の神頼み。いつもの悪い癖が再発しましたね』
ボケ封じ観音さまは、元気印のスケベ根性を見透かしている。

ペナルテイ・キックでシューテイングされたボールは、9割以上の確率でゴールネ
ットに突き刺さる。テレビ観戦で応援するしかない元気印も、この場面で得点され
敗戦を覚悟した。

『キッカーが、ゴールネットを外すように、神さまあァァ~』
『ゴールキーパーが奇跡を呼び込んだんですネ』
『やったァ、ニッポン、チャチャチャ。ボケ封じ観音さまも応援してたのに』
『川口選手の闘争心が好きなんです』

「日本人は川口に感謝すべきだ」「芸術的なダイブ」「センセショナルなセーブ」

欧州各国のメデイアの論評を産経新聞(20日)が伝えている。

「日本の中心は中田英」「日本の中盤は素晴らしかった」

国内での敗因分析も盛んに報道され、ジーコ監督の采配が悪いから云々まで論じら
れている。

「攻撃の4人はシュートしようとしない。日本選手はゴール前20メートルで姿を
 消す」

オーストラリア、クロアチアと戦った日本の戦いぶりの評価だ。
国際試合に臨むたびに指摘される「攻撃陣の決定力不足」を引き起こす要因になっ
ている。

『相手の弱点を突く戦いをすれば勝てます。それとも、元気印は、攻撃陣の不甲斐
 なさに・・・』
『戦いながら弱点を見つけ、そこを突いたパスを出す、シュートする余裕が持てな
 いから負けるんでしょう、観音さま』

ルデイ・フェラーという有名なフォーワードがドイツにいた。柳沢選手が得点の絶
好機を逃したシュートを「フェラーなら、足にギブスをしていてもゴールを決めら
れた」とドイツのテレビ解説で酷評したのは、Jリーグでプレーしていたリトバル
スキー選手であった。産経はこまめに論評を拾っているようだ。

Jリーグの試合を分析・解説する専門家に求められる戦況分析眼だろう。
国内で主流を占めている思いやり一本の試合分析と解説では、選手達の力量アップ
に繋がらない。

テレビなどで、タレント達が応援合戦をして雰囲気を盛り上げるのは、視聴率稼ぎ
の手段だから容認できる。タレントや経済評論家、ジャーナリストなどと称する人
達が、自分の定例番組でサッカー試合を論評するのは、控えて貰いたい。

リトバルスキー氏のような土性骨の座った論評なら大歓迎。

心ある日本代表選手なら、自分に向けられた酷評をバネにして、自分のプレースタ
イルの欠点を知るヒントにして、それを練習で克服する方法を取り入れ、一回り大
きく脱皮すると考えるからだ。

〔日本代表に選ばれた選手達が、シュート練習でゴールネットにボールが入らない
 のだから、国際試合に行っても勝てない〕(こんなニュアンスだった)

数十年前にスポーツ専門誌(だったと思う)で読んだ専門家の冷静な得点力不足分
析は、今でも活きているのだろうか。『もしかして』と疑ってしまうようなリトバ
ルスキーの解説だった。

「正しく出来るようになるまで、繰り返し練習するしかない」

ジーコ監督は得点力向上に特効薬はないとし、愚直にシュート練習を続ける方針の
ようだ、とも産経は伝えている。

ブラジルは決勝トーナメント進出を決めたので、主力を休養?

『主力を欠いても勝負は判らない。勝利の女神がいなくては』
『油断は禁物ですね。稲荷神も厳しい目つきをしています。必死になって戦うこ
 と。そうすれば勝負運に見放されないでしょう』
『観音さまのお告げですか。元気印は信じますよ。伏見稲荷大社まで願掛けに行き
 たい。でも、交通費を節約してあじさい寺(本土寺:松戸市北小金井)のお稲荷
 さまに、必勝祈願してきたんだけど』
『ドイツで黙々練習している日本選手に、その願いは通じています』

厳しく、辛かったこれまでの練習の成果を発揮して、ブラジルから勝ち点3をもぎ
取ることを祈念しよう。

自分の周りの選手の動きをルックアップして把握、そしてパスを出す、ドリビング
してパスやシュートチャンスを狙っている選手の動きから、その先を読んでパスを
貰う、ワンタッチ・パスでチャンスを広げる。キーパーが弾いたリバウンド・ボー
ルをシュートするのだって、ボールの行方とキーパーの反応を冷静に、瞬間的に判
断してポジショニングしないとチャンスは巡ってこない。

元気印が力説しなくても、日本の選手達が大会に入る前に語っていた戦法を生かそ
う。気まぐれな勝利の女神だって、真剣な眼差しになる。

頑張れ、 ニッポン。!!









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クロアチアは撃破する!!

2006-06-14 21:08:10 | Weblog
マスメディア、専門家達の定番が盛んである。試合が終わると必ずやる勝因や敗因
分析だ。特に後者は百花繚乱である。
こう戦えば勝てたはず、勝つための戦法はこれだ、とする話を展開する番組が何処
の局でも毎日繰り広げている。素人の元気印には、参考になる解説も中にはある。

オーストラリア戦の80分間は1対0で日本が勝っていた。残り10分で逆転され
負けた。中田(英)選手は「ミスが重なり追加点を挙げられなかったので、相手に
試合の流れを奪われた」と敗戦の心境を披瀝していた。

同点にされた場面は、日本が得点した状況に似ている。ゴールキーパーの位置が違
っただけで、攻防の選手が数人まとまっていた。あの状況でキーパーが出て行くの
は当然で、飛び出した訳ではない。そのままヘディングで得点されたら、逆の評価
になる。キーパーの状況判断力に掛かっているので、飛び出したとは評価しない。

日本が得点した際、キーパーチャージをとられるスレスレのアタックをしている。
キーパーは、ボールを弾き返せないと解った瞬間地面に倒れたが、その前に日本選
手はキチンとキーパーに体当たりして、ボールを弾き返すのを妨害していた。

同点となる前に、決定的なゴールチャンスが2回あった。
最初は、ゴールキーパーと1対1でシュートするチャンス。味方にパスを出すよう
なシュートで、キーパーに難なくボールを押さえられた。

2回目は、ドリブルしながらシュートしたが、ボールは右ゴールポストの外を通過
した。その後同点にされ、2点を献上する試合の流れに変わった。
英選手の悔やむ「試合の流れをオーストラリアに奪われる」原因を作ったミスの中
に入っているゴールチャンスだったからだろう。

最初の得点チャンスでは、キーパーの動きを見てからシュートする余裕がなかっ
た。ゴールしようとする気持ちの方が、相手を観察する注意力に勝り、気持ちに焦
りが生まれて普段の力が発揮出来ない。自信を持ってボールを蹴ることだろう。

ふたつ目のゴールチャンスは、キーパーがセーブし難いゴールポストのすみを狙っ
たが、ボールは右ゴールポストの外を通過した。
シュートコースに壁があっても、壁の隙間を狙い、それが弾かれリバウンドしたボ
ールをシュートする位の気持ちがあれば得点チャンスは高くなる。オーストラリア
の2点目は、果敢にディフエンスの隙間を狙ったシュートから生まれている。

この戦法が徹底しているアイスホッケーでは、シュートした選手のパックがキーパ
ーに弾かれリバウンドする。それを叩いて別の選手がゴールしても、シュートした
選手の評価に「アシスト」として加点される。ゴールした選手は「ゴール」得点と
して評価されるのはサッカーと同じだが、アシスト評価は、サッカーにはない。

シュートでこぼれたボールをフォローするのは、アイスホッケーとサッカーに共通
する戦法だが、アシストする選手の勘、戦況を読んでシュートされたボールの動き
を判断する能力と相関があるように思う。

自分が決めなければならない、は確かに必要な戦闘精神だけれども、アシスト戦法
の戦術眼からは、心の余裕も生まれてくる。そのときの状況判断が伴ったシューテ
イングと推察するが、シュテイング・エリアを自分で狭くしているのではないか。

1点リードしている状況でシュート本数は5本対15本だった。オーストラリアの
猛攻を、日本チームのディフエンスは好守していた。中でも、ゴールキーパーが必
死になって防戦する姿に惚れ込み、勝利の女神は初戦突破の後押しをしていた。

しかし、決定的なゴールチャンスを活かせないフォワードの戦い振りに、愛想が尽
きたのだろう。

ジーコジャパンの選手達は、①相手の動きを観察してからシュートする②アシスト
戦術眼を持って戦うだけの余裕と技術は、充分に習得していると思う。

戦いの状況判断をしながら戦い抜いて、勝利を獲得する、をジーコ監督は選手養成
の要諦としている。そこには、①②が含蓄されているのだから。

「これからは、日本を除いた3チームで決勝ラウンド進出を争うことになる」と状
勢判断するFグループの選手がいた。悔しいが、マトを射た発言だ。

シューティング・エリアを広くする戦略、相手を観察する余裕戦法とアシスト戦術
でクロアチアと戦って、勝ち点3をもぎ取るよう願っている。

頑張れ、ニッポン。ニッポン、チャチャチャ。

テレビ観戦にも熱が篭る。

 













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ニートの就職対策と珍提案

2006-06-07 19:13:18 | Weblog
学卒者の就職率も前年より少し良くなっているが、相変わらずニートやフリーター
と呼ばれる未就職者が存在している。

Wikipediaでは、フリーターとニートを次のように定義している。

★フリーター
アルバイトやパートタイマー、派遣等の雇用形態や雇用条件の元に不安定ながらも
生計を立てているか、失職後に就職活動している者や未失業状態の中で就職活動を
しており、かつ、公共失業安定所、いわゆるハローワークに求職登録している者。

働く意欲を持って求職活動をしているので、この就職対策珍提案から除外する。

★ニート
小杉礼子氏はニートを次の4種類に類型化している。

1.ヤンキー型
  反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプで、以前はこのタイ
  プが殆どだと考えられていた。
2.ひきこもり型:社会と関係を築けず、こもってしまうタイプ。
3.立ちすくみ型:就職を前に考え込んでしまい、行き詰まってしまうタイプ。
4.つまずき型:いったんは就職したものの早めに辞め、自信を喪失したタイプ。

ニートの再就職対策を国策として定めようとする動きがある。

1~4をニートと考えた場合、1は、これでは社会的に認められない、と本人が自
覚するまで放置しておいた方が良い。ただし、家族や地域社会で羽目を外さないよ
うに行動を見守る、割れ窓(ブロ-クン・ウインドウ)理論を想起して貰いたい。

2~4に共通するキ-ワ-ドは、「自分が置かれた環境に対する心の耐久力」と思
う。自分に自信が持てない。自立心が弱い。詰まるところ、精神力が脆弱だから、
自分の殻に閉じ篭って精神的な安らぎを得ている。だから、そのような意識を改め
ずに公的機関がいくら就職対策を講じても、効果は期待できない。

人前で大声を張り上げるなどのやり方で社員訓練をする講座もあって、テレビのド
キュメンタリーなどで紹介されているが、1~3の視点を探すのに苦労する内容で
自己主張をするための訓練に主眼がある、と感じている。

それまでの生活環境に厳しさがなかったか、或い正反対のため臆病になってしまう
或いは放任されっぱなしのまま成長した結果、ニート生活に陥ったと思われる。
そこで、元気印は、珍案を提示したい。

結論を先に言う。
自衛隊へ入隊して脆弱な精神を鍛え直すこと。
入隊期間は、最低半年。カリキュラムは、自衛隊員の新人養成プログラムを使用す
るか、目的に合うように内容を改良する。また、多少の軍事訓練がないと、自衛隊
が難色を示します。費用負担は、ニート対策を進めている所轄官庁でしょう。

ただし、自衛隊の在りようをイデオロギーで判断する場合は、徴兵制度の復活だな
んて非難されるのが落ちなので、ここで話は終わりにして下さい。

甘で軟らかい、今の社会環境にあって、目的を達成するための肉体的、精神的両面
から訓練している組織があるから、このような珍案を発想したので、それで諒とす
る人は先へ進んでください。

理由は、次の3点にある。

肉体・精神の両面に受ける過酷な訓練を乗り切ることで、
1.組織の中で自分を生かす知恵を学べる。
2.集団行動の目的を理解できる。
3.目標を達成する味を知ることができる。

このような訓練を組織的に行う機関は、今の日本に皆無だろうから、元気印が何か
提案しようとする蛮勇に襲われた。元気印は入隊未経験なので愚案に過ぎない。
しかし、自衛隊のような組織へ入隊して、諸々の訓練が終了した時に実感できると
推察している。特に3は貴重な体験で、生き甲斐の源泉になる。

だから、途中で除隊した場合は、論外だ。精神的、肉体的に我慢できないのだから
楽な援助しか得られない。自分に見合ったやり方で就職先を探すしか道は残されて
いないことを自覚すべきだろう。就職できない理由を社会に転化しては進歩が止ま
ってしまう。

ニートが就職する会を発足させて、手始めに自衛隊へ体験入隊することから始め、
その結果を検証してから元気印の珍案をプレゼンテーションする。
このような発想でニートの就職を支援する人、グループが現れることを期待している。










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文化庁の傍若無人への怒り

2006-06-06 17:05:57 | Weblog
画家のモラルを疑問視、選考の甘さも露呈の見出しで報道された和田義彦氏の記事
を読んでも、文化庁の見解は腑に落ちない。

文化庁は、芸術選奨文化大臣賞を取り消す決定をした。これは、当然の処置として
も、4年前に「東郷青児美術館大賞」とした損保ジャパン(旧安田火災)の動向は
定かでない。バブル華やかなりし頃、有名な絵画を海外のオークションで常識外れ
な価格で競り落とし、専門家の顰蹙を買っていたとの記憶が蘇った。

和田氏が所属している美術団体は、退会勧告をした。それに応じない場合は、除名
することも決めている。遅かれ早かれ、損保ジャパンにも何らかの動きがあるだろ
う。今回の盗作事件は、同社の見識をも問われていると思う。

担当大臣は「選考方法等の改善策を、早急に検討するよう文化庁に強く指示した」
と今後の対策を述べている。
文化庁の見解は「和田氏の画家としての独創性及びモラルに重大な疑問を抱かざる
を得ず、作暦及びその評価について見直さざるを得ない」である。

大臣は再発防止対策を練らずに、ただ指示を出すだけ。文化庁も審査する立場に伴
う責任を棚上げして、大賞を取り消す理由を述べて責任転嫁をして逃げている。
耐震偽装事件における異口同音の構図と同じだ。

家を立てる場合、建築確認申請書を作成・提出する権限を専門家が施主から受託し
て、それを代行して監督官庁へ申請する。不合格になるとそこでアウトということ
は、常識の範囲だろう。

文化庁の弁明の中に、昨年秋頃から、和田氏の盗作を告発する匿名の文書が美術
業界に複数出回っていたが、1月の選考時点では、7名の選考委員、文化庁ともに
知らなかった。さらに、盗作問題を審議する臨時選考審査会に、和田氏を選んだ7
名の専門家で出席したのは3名で、欠席した4名は、委任状で対応した、と報道さ
れている。

和田氏の回顧展は、昨年4月から三重、東京、茨城の公立美術館を巡回しているの
で、それを観た美術家或いは美術愛好家からの匿名告発と思われるが、和田氏の
作品を薦めた専門家の鑑識眼は、匿名氏より劣っているのだろうか。

今回の事件に関する情報公開は、文化庁のホームページでは皆無である。
文化庁は7名の専門家の氏名と臨時審査会への出欠を明記して公表すべきだろう。

「今回の問題は、芸術選奨の選考方法や、文化庁と審査員側の情報収集の甘さも露
呈した」と新聞報道にあったが、これに対して、同大賞の権威を回復するために双
方が反論して貰いたい。あとだしジャンケンは、誰も納得しない。

和田氏を推薦した専門家にも責任の一端はある。それよりも、芸術選奨審査委員を
選んだ文化庁のそれのほうが重い。審査委員に責任を転嫁する姿勢を皆が認めると
再発防止への道のりは、ますます遠のく。文化庁は、甘い蜜を求めて飛来する蜂に
餌を提供する花と同じになってしまう。蜂君は、写真を撮る元気印の気配を感じて
いても、そこには殺気がないので、安心して蜜集めに精を出している。
そして、明日も明後日も、この花の蜜集めに飛来する。

己が犯した過ちを認めず、その全てを当事者に責任転嫁して幕引きする慣習だけ
は、即時、根絶して貰いたい。






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心の鏡はタイド

2006-05-27 21:53:15 | Weblog
教育者は子供の心に踏み込んではならないから、心を態度に換えた。教育基本法案
を協議・立案する過程でケンケン・ガクガクの議論が交わされたので、耳にタコが
できてしまった。

社会保険庁の不祥事が時の話題を独占している。
国民年金保険料の免除・猶予手続きの不正処理問題で、社会保険庁長官が、今日
の記者会見で謝罪した。型通りの謝罪の言葉を延べたが『申し訳ありません』の一
言は報道されなかった。

製造業のクレーム隠し、銀行員の預金横領事件、生産地の不正表示品氾濫など、な
どからは、不特定多数の人、善良な第三者を顧客にして、企業理念を追求し社会へ
還元する企業家精神が皆無、と思われる社会風潮が蔓延している。


型だけでも謝罪すれば免罪される。謝罪する態度を見せるだけで、社会から免罪符
を得られる。だから、責任を問われる社会問題を起こしても辞任はしない。『この
不祥事を解決し、同じ過ちを繰り返さないようにするのが、最高責任者としての責
務です』と毎度、毎度開き直って居座ることが、トップリーダー達の常識になって
しまった。

社会保険庁長官の記者会見に話を戻そう。
謝罪の言葉を述べた後に流れた映像に愕然とした。

『管理者責任は、長官にあるとおもいます、よ』

心ある人は、『長官である私に、管理者責任があります』で『ありますと』とは
言わないだろう。正直な態度なのか、人を食った心なのかは定かでない。

損害保険料の支払いに違反があり、損保ジャパンは営業停止処分を受けた。
かって、そこの最高責任者を務めていた人が、社会保険庁長官職に転進したと考え
ると、『あります、よ』は、人を食った謝罪心なのだろう。

国民年金健康保険納入率を60%から80%まで改善せよ、納付免罪方策で目標を
達成せよ、との通達に、その本心は表れている。長官通達目標を達成するには、損
害保険の支払いを停止して支払い率を抑えろ、と通達したのと同じ発想だ。

損害保険加入者、国民年金納付者を無視した、自社、自役所を最優先した方針を守
るリーダーシップと評価されても反論できない。

『その通りです。心のこもっていない態度には、己の醜さが映され、言葉にもでま
 す。その人の態度には、その人の心が宿っているんです。優しい態度と感じて
 も、心と心が通い合わない人は、信頼しない。騙されるのが落ちです』

ボケ封じ観音さまのお告げだ。
『写真の花は紫蘭です。花言葉は、お互いに忘れないように』

そんなこと、シラン。







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民主党のガンバリに期待!!

2006-05-16 12:06:12 | Weblog
教育基本法の改正案が16日から衆院議員本会議で審議に入り、中身の論戦が始まる。

自民党は、自党が考える教育基本法見直しの趣旨について、ホームページで下記の
ように謳っている。

「国を愛する心、伝統文化の尊重」・新しい時代にふさわしい教育の実現
1.なぜ改正が必要なのか?深刻な教育荒廃に対応
2.愛国心、公共の精神を大切な理念として規定
3.中教審の最終答申を踏まえ改正案提出へ

自由民主(自民党機関誌:2003年2月25日)に掲載された内容である。
これは、中教審の最終答申が提出される1月前に発行されている。

1では、自民党は平成15年度の運動方針として「郷土愛と愛国心を育み、公共心・
 道徳心あふれる日本人を育成し、家庭や地域の教育力を回復させるため、教育基
 本法の改正に取り組む」方針を打ち出している。
 
 『歴史を知り、同時に日本人としての誇りと自信を持つ、夢を持つ、そうした教
 育がないがしろにされてきたと思います。愛国心を教えないのは日本だけです。
 今、改正をやらなければ次の五十年に影響する』

 と訴えた河村健夫議員(当時文部科学副大臣)の熱意も併せて紹介している。


2には、現行法に明確に規定されていない基本理念を盛込む提案がなされている。
 ①国民から信頼される学校教育の確立
 ②「知」の世紀をリードする大学改革の推進
 ③教育の原点である家庭教育力の回復、学校・家庭・地域社会の連携・協力
 ④公共心、伝統や文化を尊重し、郷土や国を愛する心を養い育てる
 ⑤生涯いつでも自由に学ぶことができる社会の実現

3で、教育基本法の見直しと並行して「教育振興基本計画」を策定し、教育改革を
総合的に進める予定としている。

「愛国心」を「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛す
るとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」

と解説することで与党は合意した。その経緯はマスコミ報道に委ねるが、本来なら
ば、日本語を守るべき自民党の堕落振りが、ここに極まった証拠だろう。

なんだ、かんだ、とその都度マスコミや文化人、ジャーナリスト達に叩かれながら
も、それなりの実績を作ってきた自民党に期待を寄せてきた。審議拒否という戦術
を金科玉条の盾にして、法案を審議・改善する権利を放棄する、不可思議な野党に
期待できなかった。

河村議員の訴えを忘れてしまった自民党に、機関誌で表明した教育改革の志はない
のだろう。野に下っても自党の志を貫く気概を持って貰いたい。それが単独政権実
現の夢を叶えるために残された決断だろう。

民主党は、国会に提出する「日本国教育基本法(新法)要綱」をホームページに公
開した。与党が、愛国心の意味は、ああだ、こうだ、と「言葉遊び」に明け暮れて
いる間に、民主党は簡潔な日本語で書いた法案を纏め上げた。

「何でも反対党」から脱皮するチャンスだ。
与党の意向を受けて法案化作業をする役所に、法案に河村議員の志を盛り込むこと
を期待する方が間違っている。それだけに、民主党案が可決されるよう、与党案を
修正する迫力を持って、国会審議の論戦に挑み、与党を押し切って貰いたい。

民主党の新法要綱は、自民党が3年前に掲げた教育基本法改正への理念が生かされ
ている。粘り強い”ガンバリ”を期待する所以だ。小泉劇場の千秋楽を飾る舞台、
民主党が政権政党になる杮落としにして欲しい。

「道祖神に手向けられた花には、日本の政が2大政党で賄われることを切望する人
 達の心が込められています。道祖神さまも、民主党が万年野党から政権党へ発展
 するように見守っています」

ボケ封じ観音さまは、元気印と同じ心境で、今日から始まる国会審議を注視してい
るんだ。


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老枝垂れ桜の生きがい

2006-04-01 15:50:43 | Weblog
桜が満開になる時期と日曜日が重なり、今年の花見は絶好調だ。
昨年は1週間以上も開花が遅れて、佐倉城址公園散策の日取りを決めるのに苦労し
ていた。今では、懐かしい思い出だ。

家から自転車で20分位のところに福星寺(ふくしょうじ)がある。その寺の境内で
”360余年前から咲いている”との由来がある桜が、写真の枝垂れ桜。

権僧郡宥照(ごんのそう・すゆうしょう)が元和(げんな)2年(1616年)に福星
寺を創設した時に、親寺である金光院(こんこういん)本堂の前にあった枝垂れ桜
から株分けした桜である、とも言い伝えられている。

御成街道(おなりかいどう)を四街道(よつかいどう)方面へ向かって北上すると
金光院から福星寺までは、歩いて半刻(はんとき・1時間)ぐらいで行ける。

大坂の役で豊臣一族を討伐しながら、安房の里見氏の動静を探る腹積もりから、家
康は鷹狩りを東金辺でやる意向を土井勝利に伝えた。佐倉城主だった利勝が主君の
鷹狩りをする道路に造成したのが御成街道で、その街道沿いに金光院がある。
そこから東金方向へ10分位歩くと、総勢100余人の鷹狩り一行が休憩・宿泊し
た「お茶屋御殿」の跡がある。

元和元年11月15日東金辺の鷹狩りをするため江戸城を発った家康は、16日金
光院へ立ち寄った。本堂前の枝垂れ桜を観て、家康は”珍しい桜だ”と讃え、しば
しの間桜の木に手をかけていた。それから、金光院の檀家の人達から「お手かけの
桜」と呼ばれるようになったが、今は観る事ができない。
本堂前にある枝垂れ桜は、お手かけの桜を伐採した後に植えたものです、と住職が
話してくれた。

金光院は正応(しょうおう)2年(1289:鎌倉時代)に創建しているが、天文(て
んぶん)20年(1551)に火災で喪失したので、20町歩の山林を原胤清(たねき
よ)から寄進を受け、現在地に移転し再建されている。

山林の伐採と整地に2年、建物の建立に10年と想定すると、現在ある金光院は文
禄(ぶんろく)6年(1563)足利義輝が将軍の安土桃山時代に完成している。
お手かけの桜は、再建された金光院の竣工記念に植樹された可能性は高く、家康が
鷹狩りの途中で観た時は、樹齢53年目を迎えていた。

これからの話も、独断と偏見で進めたい。

人生50年時代に、家康は天下統一を目指し、信長、秀吉と熾烈な戦を繰り広げ、
勝利者となった。家康が生まれたのは天文11年(1542)だから、金光院の枝垂れ
桜に出会ったのは73歳。晩秋も過ぎ冬支度をして春を待っている老木にお手かけ
をした真意を忖度できないだろうか?

徳川譜代の重臣大久保忠隣(ただちか)は、馬場八左衛門の進言、幕府に対する謀
反を密かに企んでいると訴えられて、家康に改易された。家康から信望が厚かった
忠隣を改易することで、本多正信らとの政権争いに決着をつける。

その8ヶ月後、忠隣と縁戚関係にあることを言い掛かりにして、里見一族を伯耆国
(ほうきのくに・鳥取県倉吉市)に国換えした。江戸のお膝元に刺さっていた棘の
始末もした。

徳川長期政権を確立する前に立ち塞さがっている障害が、忠隣と里見一族の存在だ
った。その邪魔者を追い払い、長期安定政権樹立への地固めを成し遂げた。
徳川300年の幕開けには、ふたつの犠牲は不可避だった、と心の葛藤を金光院本
堂の前に佇む老木に告白し、人間として肩にのしかかっていた重荷を降ろしたのだ
ろう。

「戦国の乱世を治めるために理不尽なことも数多くやってきたが、天下泰平の世に
 向かう兆しが見え始めている。あと一押しではないか。この老桜は、来年54歳に
 なっても、その次も、またその次の年も、春になると花を咲かせるのだ」
 

ホトギスが鳴くまで辛抱強く待って、勝機が訪れるのをじぃ~っと窺う家康が、天
下統一の夢を追い続け、一歩手前まで辿り着いた家康の生き様には、血生臭い戦の
臭いが染み付いている。でも、無言で春を待つ晩秋の枝垂れ桜には、それがない。

だから、家康は、金光院本堂前でじぃ~っと春を待つ老桜に”綺麗ごとだけでは天
下は治められない”と本音を告げて、挫けそうになる自分を奮い立たせていたのだ
ろう。

しかし、家康は、金光院でお手かけした老桜に出会った翌年、元和2年4月15日
74歳で他界し、久能山に葬られた。

もう解りましたね。郡宥照は、家康と福星寺との間に潜んでいる不可思議な縁起を
担いで、金光院の親桜から、私を株分けしたのです。

「福星寺のシダレザクラについて」

看板の説明書きを読んでいると、樹齢360有余年の老木は、親桜と縁の深い家康
との絆を嬉々路と語りかけてくる。

私の親桜は、お手かけした家康に、
「私は上総(かずさ)の片隅でひっそりと暮らしています。春になると私の姿を観
 てみんなが喜んでくれるんです。それだけが生甲斐。毎年花を咲かせるのが楽し
 いんです。
 家康公さま、あなたは、去年1月7日に私と逢いましたが、忠隣と里見氏との処理
 対策に頭がいっぱいで、心の余裕がありませんでした。だから、私に眼もくれず
 お茶屋御殿へ急ぎましたネ。
 今年は、大公さまにとってゲンの善い東金での鷹狩りを堪能して、江戸へ帰って
 ください。冬来たりなば春遠からじです」
 
と、激励したんです。

「自分の信念に向かって老体に鞭打ち、懸命に働く家康公を最後まで見届けられた
 こと、家康公がお手かけしてくれたことを誇りにして、私の親桜は、それを語り
 継いできました。だから、福星寺に株分けされた私も、家康公との絆を語り継い
 だ親桜の心意気を受け継ぎ、今も誇らしく語り伝えているのです」
 

私は、満開の花を観て歓喜する金光院の檀家人たちや、お手かけしてくれた親桜と
家康との良縁に支えられ、、福星寺で360有余年生きながらえてきました。
そして、これからも、ずう~と風雪に耐え、春になると家族や故郷の歴史の語リ部
として生き続けるんです。

「元気印さん、シニアの生活には、夢が溢れているんですよ」

淡い桃色の花に包み込まれて、春を謳歌している老枝垂れ桜に精気を貰ったエープ
リル・フールだった。

 



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村岡元長官が流した、悔し涙

2006-04-01 08:53:14 | Weblog
今晩、桜をたのしまれては

東京地裁は、1億円ヤミ献金裁判に対して、無罪の判決を下した。
川口裁判長は、判決理由を朗読してから、村岡被告に向かって語りかけた。

「長い間、ご苦労様でした。(中略)今、ちょうど桜がよく咲いています。これか
 ら先どうなるか分りませんが、せめて今日一晩ぐらいは平穏な気持ちで、桜を楽
 しまれたらいかがでしょうか」(産経新聞より)

法曹界を知っているコメンテイターは、某TV局の番組で”このようなことは極めて
珍しい”と解説していた。

「長い間、ご苦労様でした」
から始まる言葉を掛けられ、ハンケチで眼頭をぬぐった村岡元長官の心中は、

「悪さを働いた奴は、ほかにいる。それが証明され、肩の荷が下りた」

ボケ封じ観音さまも、無罪判決を下した語りに籠めた裁判長の憤怒の念を忖度した。

「この裁判を審議してきた裁判長は、村岡被告が本事件ではトカゲの尻尾切りにさ
 れているとことを語りの方式で公表しています。裁判長としてではなく、一人の
 人間としての語りかけでしょう。そう感じません、元気印さん」

「これから先、どうなるかわかりませんが。意味深な語りかけだと云いたいんでし
 ょう、観音さま。判決がおりて検察は直ちに控訴したからネ。そんなことは、ち
 ゃんと心得ての無罪判決でしょう。毎度お馴染みの政治献金にまつわる闇疑惑は
 もういい加減にして、襟を正しなさい。反省もせずに魔女狩りの魔女探しで事件
 を終わらせる厚顔な政治家達に嫌気がさし、それを訴えた無罪判決なんだ」  

「村岡元長官は記者会見で、平成研究会(橋本派)は、政治資金を管理・運営の決
 断をしているのが、元総理経験者と議員を辞めた長老だと公言していた」

花見酒で顔を赤く染めた名無し羅漢が、話に割り込んでくる。

「1億円の献金を受けた記憶がない。とんでもない話だ。引退した長老は自叙伝も
 どきを出版しているんだぜ。自分に都合の悪いことを覚えているから、都合のい
 い働きを選択して強調する。こんなの、常識だろう」

「献金を受領した面会に同席したもう一人は、彼の国へノコノコ出向いている。商
 工関係者を引き連れてだよ。挙句の果て、日本の指導者が靖国参拝を止めると国
 交を回復する。こんな太く長い釘、5寸釘を打ち込まれたまま帰国した」

「元総理経験者は、帰国してから、靖国参拝に関して中止するよう”なんだかん
 だ”と屁理屈を、あたかも助言するような体を装い、派閥運営に彼の国の意向を
 反映させる。自民党の政治判断におよぼす影響の方が有害で恐ろしい。親中派と
 呼ばれる政治屋に打ち込まれた5寸釘は、そう簡単に抜けない」

ボケ封じ観音さまは、名無し羅漢の話を黙って聴いている。

「剣道を嗜む剣士だったら、靖国神社がなんなのか、を彼の国の指導者とキチント
 した議論を戦わせ理解させられるのに、それもやっていない。だから、彼の国へ
 出かける暇があったら、日歯連から受けた献金の領収書を発行しないように決断
 したのは、誰かをハッキリさせる。それが先だァ~。武士道魂を忘れるなァ~」

「名無し羅漢さま。花見酒を呑み過ぎて、悪酔いしてるんだから」
「なにを~。この野郎。酔いなんか、とっくの昔に醒めてらァ~。貴様は、元気印
 とかなんていって のんびり構えてるが・・・」
「おっと・・・。ああ、寝てしまった」

名無し羅漢さまは、千鳥歩きで床に寝込み、静かになった。
ボケ封じ観音さまも、名無し羅漢の心情を察してか、微笑んでいる。

「まだある。そもそも、靖国を参拝した元総理経験者、心ある有識者から、靖国参
 拝を政治問題化したのは貴方です、と名指しされている張本人が、彼の国の指導
 者と面談した際に、しっかりと5寸釘を打ち込まれているんだよ」

「風見鶏の真骨頂、と言いたいんでしょう」
「そうだァ~。自分の厚顔を覆う分厚い面の皮が、疲労困憊してブヨブヨにたるん
 でいることを忘れおって、この野郎。ウイィ~っと。酔いが回ってきた。観音さ
 ん、元気印、おやすみィ~」

「彼の国で指導者と面談した元総理経験者二人が、自分に打ち込まれた釘をどのよ
 うに抜いたかは、殆ど報道されていません。視聴者が知りたいのは、そのことで
 すから」

憤懣やるかたない、ボケ封じ観音さま。

「多分、自主規制して編集して流しているんでしょう、観音さま。靖国参拝を政治
 問題化した張本人を番組に招いて、凝いもせずに、彼の国で打ち込まれた釘につ
 いて、ご高説を伺っている。マスコミが持っているジャーナリズム精神が泣いて
 いる。村岡被告の流した悔し涙をブッカケてやりたい」

「元気印さん、そんなに興奮しないで。今日は土曜日ですょ。天気も快晴です。愛
 する奥さんと一緒に、染井吉野でも観て、心を落ちつかせ、明日に備えることで
 す」

徳川家康の”お手かけ”といわれた金光院(こんこういん)の枝垂れ桜から株分け
されて、元気で見事な枝振りを毎年楽しませてくれる福星寺(ふくしょうじ)の”
親子枝垂れ桜”を観て来よう。

「小言半兵衛に篭ってしまうと、白髪が増えるだけです。元気印のシニアさん」



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12歳の作文と三つ心

2006-03-28 13:11:53 | Weblog
トリノ・オリンピックとWBCが終わり、荒井静香選手とイチロー選手の話題も表面的
なものから、少しは内面的なものを掘り下げたものに移ってきた。

『スケートと私』と題する作文を探し出した某TV局は、静香選手の心境を紹介して
いた。今の自分に満足していると進歩が止まってしまうから練習しなければ、と自
らを励ます内容だった。

イチロー選手の作文はインターネットにも公開され、TVで何度も取り上げられ紹介
されている。自分の『夢』を綴った作文だ。

「小学6年生の時に書いた作文ですね」
ボケ封じ観音さまも俗世間に詳しい。

「6年生の自分にやりたい目標があって、それを達成するには何をどのようにしたら
 よいのかを、第3者の眼で自分を見詰めているところが」
「お互いの共通点です。そして、逆境に襲われても自分を励まし歩み続けて、中学生
 に進級する前に立てた”志”を成就したことです」

観音さまが、元気印の話の腰を折る時は機嫌がいい。
「もっと、面白いことがありますよ。卓球の愛チャン知ってる?」
「福原愛選手でしょう。シニアの元気印だって、それくらいは常識の範囲だよ。
 面白いことって?」 

「ラケットを握ったのは三つの時なの」
「それで」
「だから、元気印もボケが始まっているんです。ヒントを・・・」
「そうか、イチローが野球の練習を始めたのは三つからだよね。静香も同じ齢で水
 泳を始めている。スケートは5歳からだけど、作文を書いた翌年、小学3年生で
 3回転ジャンプをマスターしているハズ」
「ピンポ~ン。まだボケていませんね。安心しました」
「愛ちゃんの作文も何処かに眠っているといいね。どんなことが書いてあるか興味
 津々」

福原愛選手の作文が見つかれば、それも12歳の時に書いたものが。

「だけど、愛ちゃんの作文を探すの、静香、イチローと同じ年頃になるまで待っ
 て。感動が半減してしまうから、観音さま。そのときは、観音さまの神通力で探
 してチョウダイ」

静香選手は、オリンピック女子フイギュア史上最年長の金メダリストでもある。
選手育成に膨大な費用が掛かるフイギュアスケートを、サラリーマン家庭が支え、ロ
シア人コーチや得意の「レイバック・イナバウアー」が競技得点から除外されるな
ど、などの葛藤を克服してのオリンピック・チャンピオン、世界選手権チャンピオン
でなくたって世界一だ。感動を有難う。

イチロー選手は、世界一になった日本野球チームを影で支え、マリナーズに戻り、
シーズンを迎えている。年間200本安打記録を塗り換えて欲しい、との日米野球
フアンの期待を背負って。野球選手の心意気を魅せてください。

12歳の時に作文で綴ったことは、二人とも3歳の時から始まっている。

江戸時代の商人達が心掛けていた、子育ての知恵と言われている”三つ心、12文
(みっつ・こころ、じゅうに・ふみ)”の話を思い出した。
でも、この話は次の機会にしよう。


 









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情の世界に乾杯!!

2006-03-26 16:31:31 | Weblog
夢を叶えた”王ジャパン”
WSCでの準決勝、決勝は野球の醍醐味を味わいつつ、無意識に日の丸を背中に背負
ってテレビ観戦した。
トリノ・オリンピックでは、日の丸より表彰台の高さに負けた選手が多かったの
で、第1回WBC大会で日本チームが世界一に耀いたときはスカーッとした。

マスコミはメダルが遠い種目に目もくれず、メダルが期待される、と自分勝手に判
断したものに報道が集中する毎日で、予想が外れた無念さをアナウンサーが代弁す
る日々でもあったから、大会が終わっても”もやもや”が続いていた。

それだけに、王ジャパンの世界一は気分爽快だった。

イチロー選手がチームリーダーとしてチームを纏めた功績が報じられている。
王監督とは”チームリーダーの肩書きなんかいらない、そのように行動します”と
約束したとも関係者の言動で明らかになってきた。

王監督が”これまでに打撃について悩んだことはありますか”と彼に聴かれて、
”いつもそうでした”と答えている。
それを聴いたイチローは、王監督が野球人としての自分の生き方を担保して呉れた
と確信を得たように思う。

優勝後の談話で”今度のチームは2~3話すと10以上解ってもらえた。アメリカ
では150話しても半分も解って貰えない”が、シアトル・マリナーズで置かれて
いるイチローの野球環境を適切に表している言葉だ。

野球本国アメリカで年間200本安打記録を塗り替えた外国人イチローの精神的・
肉体的な苦しみが大きくて深いことを知らされた一言でもあった。

だから、日本チームのユニホームを着て戦うことの責任感が誰よりも強かった。
他の選手が彼と同じような感想を優勝後のインタビューで言っているけど、イチロ
ーの”日本人としての真情を吐露する姿勢”から受ける影響が大きい。

王監督がアメリカの野球人から今も尊敬され、敬意を表されている現実を目の当た
りにしたことも、イチローの日本人としての自負心を強めたと思う。
だから、優勝の表彰が始まる前に国旗を右手に掲げ王監督と堅く抱き合った。

この映像には、イチローの王監督に寄せる畏敬の念、アメリカで一人戦ってきた孤
独の戦士の厳しい現実の姿、そして祖国への限りない愛情が象徴されていた。

3月26日の誕生花はさくら草(白)とあった。花言葉は、初恋。

そんな訳で、カットにさくら草を入れましたが、”健康”タイトルのブログ
http://yuuji30.hp.infoseek.co.jp/からダウンロードしたものです。
沢山の花が紹介されている、楽しいブログなので寄ってみてくださいネ。

昨日、ボランティアグループの例会が終わってから久し振りに映画を観た。
THE有頂天ホテル。今が旬の三谷幸喜が脚本・監督している作品。
キャステイングも豪華で、出演俳優が演じる役割の多様さと意外性の面白さは抜群
だった。

映画のストーリーを紹介しないので飛躍した話になるが、しがない歌手・桜チエリ
ーを演じ、映画の主題歌を謳うYOUも味があり、その歌詞が王監督やイチローの姿
に重なり、それを観るものの琴線にふれ打ち鳴らす。歌の題名だけ紹介しよう。

『If My Friends Could See Me Now:今の私を見て欲しい!』
(訳:三谷幸喜)

王監督とイチローが抱き合った映像に映画の主題歌を聴いていた。

すると、ボケ封じ観音様さまの声がする。

『昔から、日本は義理と人情を大切にする国だったのです。
 王ジャパンチームはそれを思い起こしてくれました。情の世界に乾杯!!』
  





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